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2002年6月23日(日)

吉田音楽製作所6月ライブ

於:京都大学吉田寮旧食堂

 

曲目

季色(きしき)

cult mission

もがり船

私たちが所属している京都大学の作曲サークル、吉田音楽製作所の定期公演に出演しました。
art下戸を結成して初めてのライブです。

曲は「cult mission」に新曲「季色」と「もがり船」
を加え、約20分ほどのステージでした。
舞台は音楽ライブ用のステージにつくられているので、客席のなかにスペースをあけてもらい、そこに 舞台装置として用意した和紙に和時計のような模様を書いた魔方陣(?)と足元からのライト2基を設置しました。
”季色 ”の冒頭で、暗がりの観客の間を黒覆面に黒の着物でゆっくり歩いて登場すると、客席の中に緊張感が走り、そのたくさんの視線に凝視されているうちにだんだんこちらの緊張感がとりつかれたような感覚へとかわっていくような感じがして、あとはもう踊るだけでした。

今回の演目は図らずも、3曲ともなにか儀式めいたかんじになりました。でもそれぞれに趣向に違いがあり、季色は占いや神降ろしの儀式、cult missionはエネルギーをどんどん高めていく祭りのようなイメージ、そして”もがり船”はその名のとうり亡くなった人を送る(もがりにはそういう意味があるらしいです)というイメージでつくりました。
また、観客にぐるっと囲まれながら、非常に近い距離でパフォーマンスをすることで独特の雰囲気になったように思います。
お客さんもとっさに敏感に、こちらの意図を読み取ってくれたような気がします。よい観客と会場に助けられたライブでした。