京都・今出川にピーター・ゴライトリーというダンサーがプロデュースする京龍館というダンス・スタジオがあります。
ここは普段はピーターのダンスレッスンやヨガ、民族舞踊などの教室になっていますが、だいたい月に一度、土曜の夜にアマチュア・プロ問わずダンサーやミュージシャンが作品を発表できるイベントを行っています。
たいていのイベントはダンスものか音楽もの、というふうに区別されているものですが 、ここではそれが合体していて、art下戸にはうってつけの発表の機会ということもあって、今回ピーター氏とコンタクトをとって、出演させてもらいました。
演目は6月にやった「季色」、「もがり船」に加え「hello,media machine」、そして新曲の「かの身の成る果て」を発表しました。
「かの身の成る果て」の為に、今回はボール紙とセロファンを使ってステンドグラスのようなオリジナル照明をつくりました。これは真帆が今年の夏にフランスを旅したときに、あちこちの教会のステンドグラスに非常に感動したことにも影響をうけています。薄暗い室内に降り注ぐ青や赤や黄の光が、ほんとになにかを癒してくれるような感じがしたのです。そしてそのなかにすごい残響音と共にパイプオルガンが鳴り響いたときは、もうほんとに異世界にいるようでした。
そりゃあ、あんな空間を作り上げてしまったら、敬虔なキリスト教徒にもなろうというもんですよ。正直いってうらやましかった。
6月のライブでは、照明にもっと気を使ってほしいという指摘をうけたこともあり、がんばって作った照明ですが、ダンスの照明にこういうものを使うというのは以外と新鮮だったようで、ピーターも「ステキー」とほめてくれました。
お客さんも出演者も、やたらと外国人が多く、演目もいろいろなお国柄がにじみでていておもしろいイベントでしたが、見に来てくれた友人S様は「art下戸はなんか日本代表みたいなかんじだった」そうです。
|
|
|