軌跡へ戻る 2003年5月28日(水) DANCE CIRCUS22
於:art theater dB(天王寺フェスティバルゲート)
祈るあそび 1.わくら葉
2.もがり船
3.かの身の成る果て
art下戸を結成して約一年が経ったこの日、DANCE CIRCUSというイベントに出演しました。 このart theater dBというのはNPO法人であるダンス・ボックスという団体がプロデュースしている会場で、そこでの定期イベントのひとつに年4回ほど行われるダンス・サーカスがあります。このイベントはプロ・アマ問わず一日5組のアーティストの競演で、持ち時間は少ないですが、経験を積んでいくにはとてもよい 企画です。 また、スタッフもきちんとしていて機材もいいものが使われており、本格的な舞台での初のライブとなりました。 今回の演目は、タイトルを「祈るあそび」として「わくら葉」「もがり船」「かの身の成る果て」の3曲を用意しました。 「祈る 」という言葉には「忌」がのりうつる、という意味があり、生の世界と忌の世界との関わりをそれぞれ違う視点から捉えていく、というストーリーを試みました。 また今回は初めて映像と踊りを組み合わせることを試みました。 そのため、わくら葉は前回作品としてつくった映像を全部壊し、踊りに合わせて作り直していきました。 また「かの身・・・」では、自作照明をいくつか用意し、その光をカメラで撮影して映像としてつなげていくという方法をとりました。 家にプロジェクターがないため、本番当日までどのように映し出されるか分からず、はらはらしたのですが、映像の前に立つ人物の影が映像の中にくっきりと映し出され、予想以上によい仕上がりになりました。 ただ、広い舞台に暗い照明の中で踊るということは思った以上に難しく、自分の表現能力や技術をもっともっと磨く必要があることを痛感しました。 他の出演者も多様で、それぞれ違った表現をしていて、得るものの多いライブとなりました。