今年も寮食ライブに出演しました。

今回はパフォーマンスの助っ人を小野宗範氏・谷口大輔氏にお願いし、音楽・映像・３人のパフォーマンスを絡めた30分近くの大作？にチャレンジしました。

１曲目では小野・谷口氏 の動きと波の映像、そして深泥ケ池で撮影したパフォーマンスの映像を重ねることにより映像の世界とライブ会場を一体化させるような構成にし、２曲目の後半で映像から観客の目の前でのパフォーマンスへと視点を切り替え、３曲目の観客の間を縫ってゆっくりと退場するパフォーマンスにつなげていきました。
今までのライブでも仮面を用いたことは多々ありましたが、今回のライブでは特に「仮面」を鍵とした展開を試みました。

助っ人のお二人はおそらくこれが始めてのパフォーマンスであったと思われますが、こちらの不慣れな振り付けにも真剣に応えてくれ、当日も汗のしたたるような蒸し暑さの中、ベールにマスクという暑苦しいいでたちで演りとおしてくれて、本当に感謝です。


今回もかなりいろいろと新たなチャレンジをしてみたのですが、凝ったことをしようとすればする程、頭の中で思い描いたことをその通り実現することの難しさに直面することになり、終った後のお客さんの感想もいろいろなものがありました。
具体的なストーリーを持たないために、全体に自然な流れを作っていくというのがとても難しいのですが、やはり演出、構成の力をもっとつける必要があるな、と感じました。