ご挨拶
音楽を担当して居りますジエイムス先斗(ぽんと)で御座います。

私は論理(logic)を重んじるので、正かな遣ひで文字を書きます。

勿論、面倒臭き事この上無いとは判つてゐるのですけれども、このはうが論理的なのだから仕方無いと考えてゐます。

決して、読んで下さる方をいちびつてゐる訳では有りません。

突然で、意外に思はれるかも知れませんが、音楽を創作するには論理的な力がかなり必要なのです。

と云ふのも、曲想やイメジだけで創る事はもとより出来ず、実際には時間軸に沿ひながら、音を配置したり、長さを決めたりするからです。

少なくとも私にとつては、音楽が文章と同じ位論理的なものであり−此れが重要なのですが−音楽も文章を書くのも、他の事と較べて、猶ほの事難しいものなのです。

とは云へ、現代人である私にとつて、慣れない所業でも有ります。間違ひも御座います。

さらに正かな遣ひには例外もいくつか御座います。掲示板等で、遠慮なく指摘して頂ければ幸ひです。

文化はなにも芸術やマス・コンミユニケイシヨンに限つた事では有りません。

ふとした処に在る、生活の総体です。私達は今既にここで「文化」にかかはつてゐます。

何とこの國の文化は五月蝿く、みだれなくなってしまつたことでせう。

このやうな時代に、私は美にかかはる活動に依つて、ひとつ抜け縄を用意したいと思つてゐるのです。