New-MW使ってみました!

用途はラジコンモーターのコミュテーターです。

研磨前は以下のような感じです。



ちょっと写真写り悪いですけど、このように電極の切り替わり部分が通電により消耗・磨耗してしまうため真円が保てなくなり、高回転でブラシのジャンプが起こり、パワーダウンするのです。

コレを解消して新品時のパワーを取り戻すため、小さな旋盤を使用して、コミュテータの研磨を行います。

今回は、切削剤としてGRPのNew-MWを使ってみました。

仕上がりは以下のとおりです。



仕上がりは良好です。
驚くほどキレイというわけでもありませんが、概ね良好です。

これは、モーターのコミュテータの焼け具合や、残存径によって仕上がりが左右されるためで、常にこの状態がキープできれば、最高と言えるでしょう。

少なくとも、現状では他の切削剤に切り替えたところで、これ以上の仕上がりは望めないと思います。

水性ということで、旋盤本体の錆びが心配されましたが、New-MWには防錆効果があるということで、いまのところ錆びは発生していません。

しかし、銅の削りカスに緑青が発生しています。

また、どちらかというと私は低回転で研磨を行いますが、高回転で行う人も居るので、粘度がもう少し欲しいですね。

あと、生分解性があるとのことで、防腐剤の配合も必要かもしれません。

今回は規定より大目の20〜30%の添加で、薄めるための水には精製水を使用しました。

仲間内でテストを続ける予定です。



また、GRPが効力を発揮し続けているドライブシャフト部は、久しぶりのメンテナンスにもかかわらず、磨耗の進行はほとんどありませんでした。


上側のピンが磨耗していますけど、これは以前のグリスのときに磨耗したままだからです。
GRPグリスに切り替えてからは写真でも確認できますが、表面が鏡面状に変化して、磨耗がほとんど進行していません。

反対側は等速ジョイントになっていますが、こちらの磨耗もほとんど止まったままです。



えっと、銀色の部分がありますけど、ここも鏡面状です。
これは新品のときからGRPグリスを使っているので、磨耗は極少です。

私は1日にバッテリー20パックほど走行しますが(1パック約6分です)、グリスを塗りたての状態でも1日走行すれば、写真の面は全て銀色に磨耗してしまいます。

しかし、写真のものはまだ穴の周辺に黒い部分が残っています。
私はこの磨耗状態のパーツを始めてみました。(なにせ1日で全て銀色ですから^^;;)

しかも、これは3日以上走行したもの。つまり60パック以上走行しているのです。

これらの等速ジョイントは非常に高価(左右1ペアで約4000円程度)なのでとても助かっています。

現在、モーターもバッテリーも高出力化が進行して約6分の走行でモーターはメンテナンスが必要となっています。

つまりバッテリー一本走行させるたびに旋盤で研磨を行いますので、一日に20回程度は研磨を行うことになりますね。

しかし、先日分けていただいた100mlでも十分な量です。
しばらく無くなる事は無いと思いますが、もし使い切りましたら、次回も是非New-MWを使わせていただきたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。

また、変わったことや要望がありましたら相談させて頂きます。
ありがとうございました。