ティーブレイク 1
ワークショップの楽しみの一つに、ティーブレイクがあります。
やさしい味わいのハーブティーから、珍しい中国茶やアジアのお茶まで
毎回、こちらで御用意するもの+差し入れでいただくお茶
それに、ハーブを使ったお菓子で、ハーブや香りの話題と共に
和やかな一時を過ごさせていただいております。
【夜明けのティザーヌマロウティー・ローズマリーのフォッカッチャ・ベリーマフィン】
【テュイール・ハートの形の焼き菓子】
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さて、ここからは、当HP開設以前に配信しておりましたお茶に関するお話
『茶友通信』より抜粋いたしましたお話の中で、冬ならではのお茶について
ご紹介させていただきます。今をさること数年前のものですので、多少内容に
不備がございますが、御了承のほど御覧くださいませ。
* スー・テー・ツァイ *
今年(1997年)の日蝕を、皆様は、いずれの場所で御覧になりましたでしょうか?
日本では皆既日食には残念ながらならなかったのですが、モンゴルでは、
皆既日食とヘールボップ彗星が同時に見えるとのことで、テレビで放映されていましたね。
結局、天候が優れず、彗星は見えなかったのですが。
さて、今回は、晩秋から初冬へかけての天体観測のお供にオススメの、
モンゴルのミルクティーにスポットをあててみました。
スー・テー・ツァイは、「乳茶」の内蒙古自治区のモンゴル族での名称で、
漢族は同じ物をナイツァと呼んでいます。さらに、似たような作り方をするものでは、
チベットのスッチャ、中国内陸部のスウチェンツァ、カザフ族のシュイトツァイなどが、あげられます。
これらは、茶の中に入れる素材で、違いがでてきます。
では、「乳茶」の作り方をみてみましょう。
1 磚茶(テンチャ・別名石の茶と呼ばれるひじょうに固い固形茶。湖南省産の黒磚茶、
湖北省産の青磚茶が使われる)を、鉈、斧、ナイフ等で削り、金槌で細かく叩き潰す。
2 茶葉を手の平でもんでから、鉄鍋で十分煮立て、濃厚な茶液を作る。
3 その茶液を、攪拌器(モドンガンという底広がりの木桶)に入れ煮沸した牛乳(他に、
馬・羊・ヤクの乳)と塩を加え、よくかき混ぜる。飲むときに湯を足して温めなおす。
食事代わりにする時は、炒った粟粒、バターオイル、肉等を加え、スープのようにする。
スッチャ (ヤクの乳から作ったギー、小麦を炒った粉をいれる)
スウチェンツァ (バターを多めに銀器か石器で溶かし、茶の粉をいれてかき混ぜ、
少しずつ湯をいれてドロドロにし、杯に移してから湯を注いで出す)
シュイトツァイ (シンプルに作って、穀類等はいれない)
いかがでしょう?
いわゆるミルクティーとはずいぶん違ったイメージですね。
乾いた草原の空気の中で飲むのには、これくらいこってりしたものの方がよいのでしょうね。
次に、お手軽なホームメード、スー・テー・ツァイの作り方です。
1 鍋に熱湯100tと牛乳60tをいれて沸かし、半発酵茶または緑茶3グラムをいれ、弱火にし1分間煮込む。
2 茶葉を漉し、塩少々を加える。
3 空気を含ませるように上から器に注ぎ、バター2グラムを落とす。
紅茶で作るときは、あっさりと、塩ひとつまみを、煮出し式ミルクティーにいれるだけで、よいでしょう。
星の光が冴えわたっている季節、お茶を抱えて夜空を眺めてみませんか?
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