修復家の役割 --- 修復家の役割は現在及び将来の世代のために文化財を保存することである。
オリジナル、可逆性は最も大切にしなければいけない倫理、理念です。当工房ではこの倫理に基づき、修復処置を必要最小限にとどめます。
それは修復という職業の創世記や発展期において取り返しのできない変化や損傷(大なり小なり)を知っているからです。
それでもどこまで修復するか?
当工房では、
お客様と前記の事をふまえ---納得するまで話し合った上で、美学的に適切であれば修復プランをたて修復処置を行います。
注 ※)現代美術においては様々な素材が使われており、これらの作品は問題が山積みです。いわゆるミクストメディア等ですが、
場合によっては、予定していた修復プランを変更、あるいは中止、または、現段階では修復不可と判断せざるを得ない事もございます。
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