新川の千本桜&日の出(2004.1.1撮影)

正しい剪定は桜を病害虫から守る

今が剪定時期 一般的に桜は、「さくら切る馬鹿」といわれ、剪定に弱いとのことから、放任されがちです。しかし、風で折れた枝や、穿孔性害虫によって傷められた傷口からは、腐朽菌が侵入し、枝を枯らし、そのまま放置すると、やがては幹全体に被害が広がったりします。また、樹幹の中で込み入った枝や、胴ぶき枝などは、風通しが悪く、胞子によって感染する病気や、ハダニ、カイガラムシなど、虫の格好の住処となります。こういったことから、病枝の除去、病害虫の発生を防ぐための剪定を行う必要があります。正しい剪定は樹木を病害虫から守る意味があります。
 剪定のポイントは、枯れている部分の早期の除去、病枝を残さず切り取ることです。また、樹形を乱す不定枝は、ブツ切にするのではなく、全て枝のある部分から、一方を残す「切返し」という剪定を行い、
切り口には新たな腐朽菌の侵入を防ぐため、必ずペースト状の殺菌剤を塗りましょう。
 整枝剪定は落葉期の12月頃から3月にかけておこなって下さい。ただし、枯れ枝の見極めができない場合は、梅雨明けぐらいに行うと良いでしょう。8月号も参考にして剪定しましょう。(写真は手入れされた桜:10月24日撮影)
 

 八千代市では、商工会議所のやる気熟9期生らのエコマネーの流通が開始されて半年程度ですが、全国的には2000年がひとつのブームで、「第1の波」とするなら、現在は「第2の波」と位置づけられます。第2の波とは、協働型のまちづくりを見ざし、エコマネー・エコポイント・コミュニティービジネス・コミュニティーネットワークの4つの手段を地域の方々が知恵を働かせ、組み合わせていくことが必要となります。
 その中で、商工業、福祉、イベント、学習支援、企業支援、子育て支援、生活支援、環境保全などを相互交流で繋ぎ、その交流のうねりを協働社会に繋げていくことが、これからのエコマネー等の役割ではないだろうか。第1段階目はエコマネーをも手段とした交流の促進、新しいコミュティーづくりに力点があった訳ですが、2段階目はその課題を解決していくことで「第2の波」へ進むことになります。第3段階目は協働の実行になります。(エコミュニティー・ネットワーク代表の加藤敏春先生より)
=エコマネーが目指すコミュニティーとは=
 一言でいえば、コミュニティーのメンバー間における「信頼」の想像です。社会を活性化させるため、よく競争の必要性が強調されますが、人間の社会では、競争が開始されると協力を求める動機が生まれます。社会を構成する以上、競争と協力とは裏腹の関係にあり、競争だけの関係だけで社会を構築することは出来ません。「信頼」は二十一世紀の社会を創る上で必要不可欠なものなもです。これからの情報社会においては、この信頼なくてはNPO、まちづくりなどの活動はうまく展開できません。
 私たちの現実を見てみますと、ライフスタイルや価値観が多様化し、隣近所の親しいお付き合いはめっきり減りました。私たちの不安の根本的原因はメンバー間の協力を促進する信頼のネット
ワークが形成されていないからと言えるでしょう。
 エコマネーはさまざまなコミュニティー活動を促進するため生活者一人ひとりに使われるものです。
(写真は11月28日に実施したエコマネーによる「草刈カマ研ぎ方講習模様。写真提供山室氏)

「さくら」折々<シリーズT(桜の種類)H寒桜(新川千本桜のポイント個所)<平成15年植栽の桜)>

 今回もポイント個所に植栽された桜を紹介します。富士見橋ふもとのそれぞれ2本(計4本)の桜は「寒桜」という品種です。
 寒桜はカンヒザクラとヤマザクラの種間雑種と考えられる栽培品種。
秋から咲き続ける“冬桜”などを除くと、栽培品種の中では最も早くから開花する。東京では1月に咲き始めることもあるので春を予感させる樹として人気がある。江戸後期から関東以南の暖地で広く栽培されている。松山市の「薄寒桜」や熱海市の「熱海桜」なども“寒桜”に分類される。カンヒザクラと異なり花弁は淡紅色で平開する。(新川千本桜の会パンフより)
花の写真は「
季節の花 300 」より借用しました。利用条件よりリンクをはりました。左の写真は新川千本桜で富士見橋ふもとのポイント桜で平成16年12月5日撮影のもの)