英国こぼれ話1


1.芋、いも、イモ!

日本ではお米が主食だが、イギリスではジャガイモなのは周知の事実。
ローストものにはローストポテト!
グリルものにはローストポテトかマッシュポテト!
フライものにはチップス(フライドポテトのこと、イギリスでは“チップス”という。)!
ハンバーガーにはチップス!
飲んだ後もチップス!
何にもないときなら、ベイクドポテト!
小腹が空いたらクリスプス(ポテチ)!!!
これでもかコンチクショー!!!



2.ビーーーーーール!

今日は友人たちとパブで飲み会!るんるんるん!楽しみだな〜!
パブへ到着。近所のオヤジやカップル、スーツ姿の金髪碧眼のハンサムくんたちでいっぱい!うは!
友人に「何飲む?」と聞かれ、「ビアー(ビール)」と答える。
すると次の質問
どの種類?
えっ?ビールはビールじゃないんかい?

そうなんだ。あっちではいろいろ種類があって、簡単に分けると黒ビール、エール(茶色のビール)、ラーガ(日本でポピュラーなヤツ。「ラガー」といいたいところだが、必ず聞き返される)となる。

一人が人数分の飲み物をカウンターに買いに行く。
この買いに行く係は順番制となる (これを「ラウンド」という、割り勘はあまりしない)。
したがって4人で行けば、たいてい4杯は飲むことになるわけだ。
飲み物が来た!
あれ?おつまみは?
皆はおしゃべりしなからちびちびと飲み、しかしなぜかどんどんグラスを空にする。何にも食べないで!
しかも椅子もほとんど満席。立っている人の方が多いぐらい。
座りたいよーおつまみたべたいよー!
うげービールっ腹になっちゃった!酔っ払った〜!


3.紅茶の威力

awineは胃腸がさほど強くない。
おかげで朝にコーヒーの一杯でも飲めば、非常に腸の動きが活発になる。
しかし刺激物のコーヒーは、時々awineの胃には強過ぎることもあった。

しかし、イギリスへ渡って自分がコーヒーを飲む必要がないことが分かった。
何故ならばイギリスには強力な助っ人、
紅茶が存在する事に気がついたからだ!
イギリスのティーバッグは非常に非常に濃いようで、効き目といったらコーヒー以上であった。
おかげで、便秘の心配など全く必要無かった。
さらに、日本に一時帰国した時に気付いたことは、それは日本の紅茶では代用できない、という事実であった。
イギリスではミルクティーが一般的であるが、ミルクをもってしてもその威力を消す事は出来ない。
ぜひお試しあれ!



4.黒い空気

あまりお上品なことではないので、ここに挙げるのも本当ははばかるべきことがらではあるが、今後英国行をお考えの方たちのために、あえて載せることにしよう!

ロンドンにいてお鼻掃除をすると、必ずティッシュが真っ黒になってしまう。
ロンドンの空気とはこんなに汚れているのか?
いやそれとも何か原因不明の病気なのか?
私だけなのか?
相談したいが、どう人に切り出せばいいんだ?
と切実な悩みの数々に、当初awineは大変心を痛めていた。

しかしある日謎は解明された。

犯人は“Tube”(地下鉄)の鉄粉!

詳細は忘れてしまったが、これから英国へいかれる方!
このような黒いご経験をされてもご心配なく!
誰もが被害をこうむる宿命なのである。



5.地下鉄

イギリスの“tube”には何度泣かされた事だろう。
定刻通りに家を出るのに、学校や職場に遅刻する事数知れず…。

一番泣かされるのは駅の電光掲示板の表示。
私がよく使っていたノーザンラインは特に悪名高いラインであったが、さらに、経由経路が二つ(Bank経由とCharing Cross経由)に分かれる。
2分後にCharing Cross経由の列車が来ると、電光掲示板に表示されてから、待てども暮らせども電車は来やしない。
ふと、掲示板を見てみると5分に増えている。
しかし、それから再び待てど暮らせど列車はやっぱり来やしない。
もう1度掲示板を見てみると今度は行き先と経由先だけ述べて、
あと何分か、という部分がまっさら

待ちに待ってようやくやってきた列車に飛び乗ると、Charing Cross経由の筈の電車が Bank経由であったりする!
現地の人に聞いてみると、電光掲示板は信じちゃいけないそうだ。
列車の先頭についている行き先と経由をしるした小看板が一番確実だとのこと。

最初の頃はアナウンスの英語が聞き取れなくて、電車の先頭を見ることにひたすら努めていた。
すると周囲のネイティブもまた、同じことしてるしてる!

うっかり見逃したときは運を天に任すよりほかはないのである…。
特に初心者は…。



6.電車の値段

ロンドンでは片道切符の値段が平日9:30以前と以降では値段が異なる(BRのみかな)。
便利でお買得な“One Day Travel Card”(一日乗車券乗り放題)も、 9:30以降しか購入できない(休日は終日OK!)。

ある朝、最寄り駅9:00発の電車に乗らねばならず、くやしい思いをしていた時に、電車の中で当時の彼氏にぶちまけてみた。
「どうして9:30の前後で値段を変えたり、一日乗車券を買えないようにいじわるするんだろう!」
すると、彼氏いわく、
「それは勿論、電車の混雑を分散化するためさ。
9:30前の電車は混むからね。ほら、こんなふうに。
と、指し示した9:00直後の急行電車の車内の人影はまばらだった・・・



7.暗いぞ!

初めにことわっておくが、このタイトルは「イギリス人は暗い人種である」ということではない。

じゃあ何か?
ずばり部屋の照明が暗いのだ!
部屋の明かりは天井に付いているやつでなく、ろうそくかスタンドのみ。
明るい部屋で過ごすのに慣れていたawineは、最初色んなものがよく見えなくて、まるで靴下の上から痒いところを掻いているような、どこか中途半端な感じがぬぐえなかった。
だけどすぐ考え方は変わった。
この適応能力の早さがawineの自慢だ!

この薄暗い照明、なかなかロマンチックな雰囲気をかもし出すのである。

さらに、お菓子などポロポロこぼしていても、
ごまかしがきくのである。



8.締め出し

awineのにが〜い経験の中で皆様にぜひお伝えしたい事がある。
特に英国行きを考えていらっしゃる方には、ぜひ知っておいていただきたい事柄である。

それはイギリスの家は、ほとんどがオートロック式である、ということである。
そういうといかにもハイテクだが、なんてことはない、ただドアがしまると錠が下りてしまうといういたってシンプルな仕組み。
これがなかなかあなどれない。
カギを忘れて出かけてしまった日には、まさにインロック状態になってしまうのである。

ある冬の寒い日の夜に、当時の彼氏と暖かい部屋でぬくぬくテレビを見ていたら、
友人が私の為に届け物をしてくれた。
当時私は4ベッドルームのフラットを4人でシェアしており、私は2階の一室を借りていた。

部屋に彼氏を置いて、玄関まで軽い気持ちで降り、玄関を開けっぱなしで車で立ち寄ってくれたそこで友人としばらくしゃべっていた。
するとその時突風が

当然のごとくドアはパッタン
軽い気持ちで外にいた私は当然鍵など持っておらず、閉まってしまったドアを背中に、しかしこんな間抜けなことを友人にいうわけにもいかず、何気ないふりをして、しばらくしゃべっていた…。

友人が去った後、
しばらく途方に暮れる。

自分の部屋は2階。
しかも裏庭に面した部屋なので、通りからは見えない。
はしごでよじ登りたいがはしごなど当然なし。
しかも集合住宅の真中の建物なだけに、大声を出すわけにもいかないし、塀を越えて裏庭を通じることなど不可能。
裏道からためしに窓めがけて小石を投げてみたが、届く距離でなし…。

彼氏は何にも知らず、のんきにテレビを見ているようだ。


当時携帯もなく、家の中に入るのに多大な苦労を要したのは言うまでも無い…。


教訓:イギリスでは一瞬足りとも自分の部屋の鍵を放してはならない!



P.S.ここだけの話だがawineはこの「インロック」のケースは1度や2度ではない。
なんど寒い夜空のもとで夜を過ごしたことだろう…



9.文房具

日本から持って行く必需品リストの中に、awineは「文房具」をいれておきたい。
イギリスのノートもシャープペンシルも、ペンも消しゴムもとにかくよく言えばシンプル、正確にいえばダッサイのである。
もちろんお洒落なものもないわけではないが、種類も少なく、そして高い!
種類も性能も値段も、日本の文房具とは月とすっぽんなのだ!
現地の子どもに、日本製のキャラクターいりのシャープなどあげようものなら大喜びだとか。

さて、awineが通っていた語学学校の他国の生徒や先生たちは、昔懐かしい消しゴム付きの鉛筆の丸々になった芯先で何やら書いていた。もしくは、日本でなら10本100円で手に入りそうな太字のボールペンを使っている。

人の真似をしたいawineは、早速彼らの真似をしてみた。
そして凄い事に気がついた!

英語って、先の太いもののほうが書きやすい!
太いものの方が英語が上手に書けているような!
そんな錯覚に陥るのである!

しかし、日本語はそういうわけにはいかない。
日本の友人たちに手紙を書くことを考えると、やはり性能のよい文房具が求められる。

やはり両刀使いでいくのがbestだろう。



10.Capptino!

ある日、awineはカフェテリアにいた。

当時はまだawineの英語もたどたどしく(今もたいして変わんないけど)、ちょっとどきどきしながらあの、憧れの「カプチーノ」を注文しようとしていた。
そして忙しそうにしている店員さんの"Next Please!"
意を決したawine。得意の日本語訛りの英語で。
「カプチーノ、プリーズ!」
(完璧!)awineは思った。

しかしながら出てきたのはなんと、
カップ一杯の紅茶であった。

どうやら「カップ・オブ・ティー」と聞き間違えられたらしい。
「チ」の発音が甘く、「ティ」と聞こえたのだろう。
また語尾の「ノ」の発音も甘く、聞こえなかったのだろう。

おそるべし!"Capptino!"


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