出産こぼれ話 (2005. 7. 1) :::


それは突然やってきた。

予定日の23日よりも3週間以上早い7月1日の未明、awineはパンッという音を聞いた気がした。ムスコがまた腹を蹴ってきたらしい。

腹痛で目が覚めた。これまで幾度となく経験してきた下痢の痛み(awineはお腹がヨワイ)ぽかったのでベッドの中でしばらく様子を見ていた。痛みが徐々に強まってくるのが分かって、よっしゃ今だ、と思ってトイレに駆け込む。

おしるしだっ!
これで、あ、来た!と直感した。

動くとポタポタ液体が落ちるのが分かった。羊水だ!
さっきの「パンッ」は破水だったんだ
とここで分かった。

寝床にもどって旦那を起こし、
かかりつけの産院に電話。
突然のことだったのでawineの頭の中はパニック。
冷静を装ったつもりだが、横でawineの電話口の様子を聞いていた旦那はawineがパニクっていたのが分かったらしい。

8割方(10割でないところがawineらしい)準備していた入院グッズを残りの分もあわてて用意し、寝巻き姿のまま(Tシャツと短パンだけど: どっちも旦那のやつ)腰にバスタオルを巻いて(羊水対策)車に乗り込む。痛みが定期的でだんだん増してきている。家を出たのが朝の5時を少し過ぎたところだった。

これが陣痛か〜。
産院へ向かう車の中でそう思った。
ネットの体験記にもあったけど、この段階の陣痛って
痛いには痛いけど耐えられないほどじゃない。
旦那と話す余裕もあったし。

産院までは約45分の道のり。比較的スムーズに進んでいたもののやはり長い。
ますます痛みがひどくなってきた。最後のほうはもはや会話もままならなくなってきた。
痛みの間隔は5〜7分にまで縮んでいた。

朝6時、産院に到着。
分娩室で問診を受けるが、この時点では痛みの波のときは受け答え不可能。
イテテテテテ...、か、看護婦さん、ちょっと待って、
とかなんとか言いながら間欠期を見計らって質問に答える。
子宮口はすでに8cmも開いていた。

その後陣痛室に移される。
そこで実母と旦那に見守られつつ陣痛をやり過ごす。
このころの痛みというのはお腹ではなく、腰全体が痛むという感じ。
イタイどころか、もう気を失いそう。呼吸もまともにできねえ!
ネットの誰もが言っていたが、この「いきみ逃し」がマジでツライ。
腰やお腹がメキメキといって中のものが出てきそうになるんだけど
ここではまだ出しちゃいけない。
出そうなものを出ないようにしつつ激痛をやり過ごさなくてはいけない。

もう出るーっ!
と叫んだら(?)分娩室に移動させてもらえた。

どこかのサイトに書いてあった。「いきみ逃がし」より分娩台に上がってからの方が楽だ、って。やっと(ほんの1時間しか過ぎてなかったけど)分娩台に上がれる、これでさっきよりは楽になれる。あとちょっとだ。ちょっと嬉しかった。



うそつき〜っ!

誰だよ、分娩台に上がってからの方が楽っつったのわ!
いきめどいきめどちっともおぎゃーなんて聞こえてこねー!
最初の数回はしっかり力んでいたけど、あかん、だんだん疲れてくる。
出産て体力勝負って本当だ!
間欠期にはウトウトしかけること数回。
助産婦さんがイロイロ声をかけてくれる。
今が1番辛いときだね。
ここを乗り越えると少し楽になるよ。
頭が見えてきたよ。
etc...

ふんが〜っ!
ちくしょー、旦那に立ち会ってもらうんだった。
awineがこんなに苦しんでるんだぞー、どーだ参ったか
って見せたい!なんて八つ当たりみたいなこと考えながら
次から次にやってくる痛みの波に合わせていきむ。

途中で酸素マスクもつけられた。
習った呼吸法も意識してやってみてるけどあんまり上手くできていないみたい。
ひぃひぃ...何でもいいから早く終わってくれぃ!


どれくらい時間が過ぎただろう。
足の向こうでおぎゃーって聞こえた気がした。
手をレバーからはずして。
いきむの終わり。あとはお腹の力で赤ちゃんを押し出してって言われる。
頭が出てきたらしい。

分娩台に上がってから1時間半後。午前8時41分。
おぎゃーおぎゃー、イヤ
実際は、ほんぎゃーほんぎゃーという産声がっ!
う、生まれたぁぁ〜!
やっと出てきてくれたぁ〜!
2830g。元気な男のこ。


36週と6日目の朝。病院に入ってから約3時間弱。
こうしてawineは妊婦生活を無事終えました。
あーくたびれた。

ふたり目は...
当分ないな...
あんなしんどい思いはごめんですー。


ps :::
助産婦さんがawineの腹の中にあった胎盤を見せてくれた。
なんつーか、グロかった。薄い膜のなかに青紫黒い物体が...結構大きいのね。
後産はそんなに痛くなかった。
なにより嬉しかったのは、アソコをパチン、パチンされなくてすんだこと。
ムスコよアリガトウ!愛しているぞ!

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