登山口の駐車場は、30台ほど止まれるスペースがあった。写真は翌日下山した後の駐車場風景であるがであるが、11時半の出発時にはほぼ満杯であった。 下大倉沢を渡る。天候が悪いときには徒渉に苦労するらしい。 林道を少し歩くと登山口の案内が出ている。 右手に折れ下台倉山を目指す。 【写真】下台倉山への登り やせ尾根をひたすら登る。 尾根の途中からは、燧ヶ岳が見渡せた。 途中で昼食を食べていると小さなザックで下山してくる若者がいた。 朝4時に出発し山頂と玉子石を巡り早くも下りてきたらしい。荷物が少なくし、かつ健脚であれば十分日帰りが可能であるようだ。下台倉山には13時50分着。 そこから台倉山までは、なだらかな道が続く。台倉山14時50分着。 台倉清水は登山道より10mほど下ったところにある。 水量のそう多くない沢であった。 水場の近くはキャンプ禁止であるが、いくらかのスペースがありテントを張っている登山者もいた。 次の水場である白沢清水は、たまり水のように見え汲む気が起こらない。水の補給は台倉清水で済ませて置いた方がよい。 白沢清水15時55分着。 下台倉山からはずっと長いなだらかな道が続いてきたが、池の岳への最後の登りは急だ。しかし、登り切ったときに突然目の前の視界が開け、姫の池が目に飛び込む時が感激の一瞬である。池の岳着17時30分。 テン場まではそこから20分ほどだ。 平らな場所は既に一杯だったため、少し上まで上がり急いでテントを張る。張り終えると同時に強い雨が降ってきた。 晩飯はテントから顔を出し作っていたのであるが、フライが熱い鍋とふれ少し穴を空けてしまった。 テン場の上には雪渓が残っており、水は申し分なく豊富に流れていた。 夜は雨も上がり、雲が切れるときには見える星は、手が届きそうに感じられた。