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■大山 2001年11月23日曇り晴れ
【夏道コースから元谷コース周回】
 米子に出かける機会があり、山陰地方の独立峰大山に登ることにした。
地元では別名「伯耆富士」と呼ばれ、米子から秀麗な姿が望める。
前日は米子のホテルに泊まっていたため、朝バスで登山口である大山寺に向かった。
一日目

  

 朝一番のバスの乗客は、ほとんど登山者であった。
終着の大山寺で下車し、今日の宿泊場所である不老園山房に荷物を預けて、夏道登山道入り口に向かった。
 
本日は晴れ。麓からも大山が見通せる。



 夏山登山道入り口の標識

登山口からは、歩きやすい道が続いている。

行者コース分岐近くから、雪が現れてきた。



              六合目避難小屋

六合目避難小屋からは大仙の北壁が望め、ちょうど良い休憩場所となっている。足元は氷状態のためアイゼンが必要となる。アイゼンを持ってきていない登山者はここから引き返していった。

 その先は登るにつれて展望が開け、日本海も見えてきた。
8合目に着くと植生保護のためも木道が敷かれている。

←山陰の山々が美しい。


 
木道を歩いて30分ほどで、頂上小屋に着く。
弥山山頂からは、剣ケ峰とその先の大山最高峰がすぐ近くに見える。
剣ケ峰は崩落が激しいため通行禁止となっていたが、自分が山頂にいた30分ほどの間にも、2名の人が歩いて行った。

きわめて危険とのことなので安易な行動は避けて下さい






 ゆっくり昼食を取ったあと、帰りは石室経由の木道を通って下ることにした。





六合目付近は相変わらず凍っていた。
このあたりまでは観光客も上がって来るようで、登ったはいいが降りるに降りられない方もいた。お尻を付けて降りていた人にストックを貸してあげ、雪の無くなるところまで先に下りて待っていたのだが、なかなか観光客が下りてこなかったので往生した。

帰りは、行者コースに下り元谷小屋、大神山神社、大山寺を経て宿に戻った。

大山寺の参道は明るくにぎやかであった。

(文書は淡々と記載しましたが、白銀から望む日本海の景色は素晴らしく、大変満足できた山行でした。)


以上
 


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ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

■(9時スタート、14時50分着)
(1)夏道登山道入り口→10:00 6合目避難小屋→11:50弥山山頂
(2)12:30山頂発→行者コース分岐→14:50大山寺登山口

<コース>
「日本百名山を登る下巻(昭文社)2001年5月版」では、行者コースは崩落のため通行禁止と記載されていたが、今回の山行では全く問題なかった。
(大山は岩の崩落が激しいようなので、山行の際には事前に状況を確認しておいたほうが良い。)