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■大山三峰山(丹沢前衛の山) 2003年3月16日晴れ
【煤ヶ谷より周回】

 やっと春らしい気候となってきた。今日は娘が友達と映画を見に行くとのことで、夫婦で丹沢に出かけることにした。
前から一度行ってみたかった大山三峰山(ハイキングコースとして紹介されているが、実は要注意コース)に行くことにした。

 自宅を9時半に出発。10時半に煤ヶ谷バス停に到着する。
谷太郎林道を戻ってくれば周回コースを辿れるので、どこかに車を駐車しておかねばならない。道を挟んで清川村役場の反対側には、10台ほどの駐車場があった。「誰でも停められるのかな?」と思いつつもっと近い場所を探す。

ありました、ありました。正住禅寺下のトイレの先の路肩に2台ほど駐車できるスペース有り。
購入以来12年目のとなったボロ自動車をそこに乗り捨て、10時40分登山口を出発する。




 しばらくは良く踏みしめられた、歩きやすい山道が続く。
1時間ほど歩くと物見峠と三峰山方面との分岐が現われ、三峰山方面を目指す。
 そこにはこんな看板が立っていた。

このあたりから、最近運動不足の連れ合いの足取りがおかしい。5歩進んでは休み10歩進んでは休んでいる。
「今日は途中で下山かな。」と思いながら歩いていると、稜線に出て物見峠からの道に合流した。
 ココで小休止とおにぎりを二人で食べる。
朝食のカロリー不足だったのか、連れ合いも元気を取り戻す。

 稜線は、時たま見通せる景色を楽しみながら楽しく歩ける。
右手には丹沢山が、左手には清川の町並みが見渡せる。
 山頂が近くなるにつれ、雪と急斜面が現われてきた。
このあたりで家族連れと出会う。
幼稚園ぐらいの男の子を連れたご夫婦で微笑ましい。
上の様子を聞くと、凍っている所は無いとのことなので、一安心する(今日はアイゼンは持ってきていない)。
最後の登りはかなりきつかった。


山頂はそんなに広くは無いが、腰掛けが用意されていた。
ここまで危険なところには、手助けの鎖があり、急なところにも梯子が掛けてあるので、困ることは無かった。
稜線上も多少狭いところもあるが、足がすくむような場所は無かった。
 今日の天候は夕方からくずれる予想。
小休止で山頂を後にし、不動尻に向けての下山道に向かう。
稜線上いくつかの鎖場が続くが、しっかりと整備されていて心配は無い。
不動尻までの登山道は急斜面が続く。
杉林の中をつづら折に降りつづけると、谷太郎川の源流が現れてくる。
 ここからは沢に沿って不動尻青少年キャンプ場(閉鎖中)を目指す。
 平坦になってくるところで、大山からの下山道と出会い舗装された林道が見えてくる。
(実はこの辺は我が家の隠れたバーベキュースポットである。駐車場に車を停めて徒歩でカートを使い食材と道具一式を運びあげているのだ。)

 またまた久々の山行であったが無事下山でき一安心。
コーヒーを湧かしあんパンをほおばる。
普段は食べないが、山歩きの後の甘いものは本当に美味しい。
ここで予定通り雨が降ってきたので、カッパを着込む。
 
 バスで来ている人は、普通は広沢寺温泉を目指して林道を進むのであるが、今日は煤ヶ谷に車を留めているため、更に谷太郎川左岸を進み谷太郎林道を目指す。もう一つの理由は、途中の暗くて長い山ノ神トンネンルが怖いからだ。
(他にもそう思う人いないかなあ・・・・・)

 不動尻から谷太郎林道に向かう道は、とってもお勧めです。
何回か川を渡るため、増水時には注意しなくてはなりませんが、約30分変化に富んだ自然が味わえますよ。
起伏は少なく、林道の終点まで来てスニーカーでも楽しめます。
(今度そうしよ)。

 40分ほど緩やかな下り坂の林道を歩いて車に到着。
結構充実した山歩きでした。
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ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

■(10時40分スタート、17時着)
 煤ヶ谷登山口→11:40物見峠分岐→13:45山頂
 13:55山頂発→15:15不動尻キャンプ場着→17:00煤ヶ谷着
 
 丹沢の登山道にしては珍しく、随分と変化のあるコース。
 今度また来よっと。

 危なくは無いと思いますが、手足を使う箇所も多く気軽なハイキングというわ  けには行きません。

 日曜日でしたが、出会った人は9人と静かな山行でした。
 
<メモ>
 いつも別所温泉のセブンイレブンで昼飯を調達しています。