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■雲取山  2003年04月29、30晴れのち雨
【日原林道より大ダワ林道、二軒小屋尾根で周回】

  例によって柴やん、徳さんとゴールデンウィークに登る山を思案した。
今回は車とキャンプ山行を前提に場所を選ぶ。
 徳さんの数あるレパートリーの中から、日原林道経由雲取山周回山行に決定した。
 
一日目

 朝8時半に青梅線の東青梅駅に集合し、徳さんの車で奥多摩に向かい日原林道を進む。現在はゲートは開放されており、大ダワ林道入り口まで車で乗り入れることが出来る。
 長沢谷に下り、沢を渡ったところにテントを設営した。直ぐにビールを沢で冷やす。
本日は大ダワ経由で雲取山に登り、富田新道を下山し戻ってくる予定である。

 大ダワ林道は、大雲
取谷沿いに登る比較的なだらかな登山道であるが、何故か「林道」と名付けられている。

所々崩壊している箇所があったが、ちょうど整備の工事もなされていた。



沢までの高度差が時に非常に大きくなり、景色を楽しむとともに、足元の注意を要する場所も多かった。





 大ダワから先は、良く歩かれた広い登山道が続く。
雲取山荘は、200人ほどが宿泊できる大きな山荘だ。
小屋の前に水が引かれ水道口まで設置されている。


 雲取山山頂からは、晴れてはいたが、モヤってあまり遠くまでの展望は得られなかった。山頂下にある雲取山避難小屋は、綺麗に整備されていた。







 下山は小雲取山より、富田新道を下る。途中から勾配が急となり、九十九折りが続き、倒木で登山道が一部分かりにくくなっていた。登山道を外れ、尾根を下っている登山者も見かけられた。うんざりした頃、吊り橋が見えてきて、唐松谷林道とぶつかる。

 雲取山は日帰り登山は無理だろうと思っていたが、日原林道を使えば十分可能だ。今回はゲートが開いていたが、ゲートが閉まり車で入れない場合には、長い林道歩きとなるので注意されたい。

 テントに戻り、冷えたビールを飲み、贅沢なスキヤキを楽しんで眠りにつく。
夜中、外が騒がしいので、明かりを照らしてみると、野生の猿がテントの直ぐ近くに沢山いた。ライトに驚き直ぐに逃げていった。彼等のエリアに侵入しているのはこちらなので、あまり刺激しないようにした方が良さそうだ。
 その後テントの布に頭を付けて寝ていたのであるが、テント越しに頭を触られ目を覚ます。近くで枯れ葉を踏むガサガサとした音が続いたが、放っておくこととした。


二日目
 左が大ダワ林道、真っ直ぐが二軒小屋尾根

二日目は、テントを撤収後、登山道とはなっていない二軒小屋尾根を芋木ノドッケまで登り詰めることとした。二軒小屋尾根は大ダワ林道の途中から尾根沿いに北に向かって進む。入り口は「行き止り」の看板が立ち登山道とはなっていないものの、歩く人はいるようで、途中赤いテープで印が付けられていた。
                                    初めはこんな感じの尾根が続く




危険な場所はないが、最後の急登はしんどかった。

 芋木ノドッケで登山道に出て一安心したところで、雨足が強まってきた。

雨具を着込み、大ダワ林道経由で下山する。疲れがたまってきていたのか、随分と長く感じられた。
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ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

■一日目(9時40分スタート、16時30分頃キャンプ地着)
  大ダワ林道登山口→11:45大ダワ(昼食)12:15→12:55雲取山山頂→  15:40富田新道登山口→16:30テン場着

■二日目(6時45分スタート、11時40分着)
  大ダワ林道登山口→9:15芋木ノドッケ→11:40テン場着

<注意>
1、日原林道のゲート状況は、いつも開いているとは限りませんので、出発前に
  確認された方が良いと思います。
2、二軒小屋尾根は、一般の登山コースではありませんので、利用する場合に
  は各人の責任でお願いします。
3、富田新道の下山中も猿が走り抜けるのを見かけました。テント泊中も猿が寄
  ってきました。雲取山周辺にはかなりの数の野生の猿がいると思いますが、
  その習性はよく分かりません。この辺も各人でご判断下さい。