朝8時半に青梅線の東青梅駅に集合し、徳さんの車で奥多摩に向かい日原林道を進む。現在はゲートは開放されており、大ダワ林道入り口まで車で乗り入れることが出来る。
長沢谷に下り、沢を渡ったところにテントを設営した。直ぐにビールを沢で冷やす。
本日は大ダワ経由で雲取山に登り、富田新道を下山し戻ってくる予定である。
大ダワ林道は、大雲取谷沿いに登る比較的なだらかな登山道であるが、何故か「林道」と名付けられている。
所々崩壊している箇所があったが、ちょうど整備の工事もなされていた。
沢までの高度差が時に非常に大きくなり、景色を楽しむとともに、足元の注意を要する場所も多かった。
大ダワから先は、良く歩かれた広い登山道が続く。
雲取山荘は、200人ほどが宿泊できる大きな山荘だ。
小屋の前に水が引かれ水道口まで設置されている。
雲取山山頂からは、晴れてはいたが、モヤってあまり遠くまでの展望は得られなかった。山頂下にある雲取山避難小屋は、綺麗に整備されていた。
下山は小雲取山より、富田新道を下る。途中から勾配が急となり、九十九折りが続き、倒木で登山道が一部分かりにくくなっていた。登山道を外れ、尾根を下っている登山者も見かけられた。うんざりした頃、吊り橋が見えてきて、唐松谷林道とぶつかる。
雲取山は日帰り登山は無理だろうと思っていたが、日原林道を使えば十分可能だ。今回はゲートが開いていたが、ゲートが閉まり車で入れない場合には、長い林道歩きとなるので注意されたい。
テントに戻り、冷えたビールを飲み、贅沢なスキヤキを楽しんで眠りにつく。
夜中、外が騒がしいので、明かりを照らしてみると、野生の猿がテントの直ぐ近くに沢山いた。ライトに驚き直ぐに逃げていった。彼等のエリアに侵入しているのはこちらなので、あまり刺激しないようにした方が良さそうだ。
その後テントの布に頭を付けて寝ていたのであるが、テント越しに頭を触られ目を覚ます。近くで枯れ葉を踏むガサガサとした音が続いたが、放っておくこととした。
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