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■高松山 2004年10月11日 曇り
【農道終点より往復】

 西丹沢の畦が丸、加入道山、大室山を周回するつもりで出掛けたのだが、台風の影響もあり、どの沢も水嵩が増していた。随所で徒渉出来ず、改めて丹であることを思い知らされた。どこにも登らず帰るのもしゃくなので、帰り道に前から気になっていた高松山に登ってきた。ここでも台風22号の傷跡が随所に見られた。

 

 朝5時に家を出発。6時半には西丹沢自然教室駐車場に着く。
1台の車だけが、先に止まっていた。
 駐車場のすぐ横が、畦ヶ丸への登山道コースとなっている。立派な吊り橋を渡る。
 10分ほどで大きな堰堤の上にでる。
水嵩が多く、幾筋もの流れが出来ていた。双眼鏡でのぞくと、奥に赤いテープのマークが見えるが、靴を濡らさずには渡れない。この先いくつも沢を徒渉することを考えると、本日は断念することとした。
(また、リベンジしなくてはならないコースが増えてしまった。)
 車に戻り用木沢出合いから、加入道山を目指すことにした。
こちらも白石沢沿いを登っていくコース。
以前、雪の中途中まで行ったことのあるコースだ。ここも何回か沢を横切らなくてはならない。
公園の遊歩道のようなところもある。
案の定、二つ目の橋が台風で流されていた。
こちらも早々に断念する。
このまま家に帰るのもしゃくだなあと思い、地図には載っている「西丹沢県民の森」に行ってみることにした。
玄倉からユーシンロッジに向かう林道から、左に折れて同所を目指す。(林道入口には進入禁止と表示されている。)
途中土砂が流れ出したり、木々が車と接するくらい垂れ下がったりしているが、最後まで舗装道が続く。
 西丹沢県民の森には、若干の駐車スペースとトイレと看板があった。中のコースは石畳となっている。登山道と違い、人造物があるところに人っ子1人居ないのは気持ちが悪い。
ここから石棚山まで約二時間、どうしようかなと思いつつ、あまり魅力も感じないので登るのは止めることにした。
 帰り道、前から気になっていた高松山に立ち寄ってみることにした。
 高松山登山道に通じる農道は、ミカン畑の間を縫う狭い狭い道であった。
すれ違いようのスペースが確保されているので、かろうじてどうにかなる。
農道終点の手前のすれ違い用スペースに車を止める。
 登山道で展望の利く箇所は一カ所だけで、かなり単調な道だ。最初は竹林が、次いで杉がいたるところで、道をふさいでいた。一昨日の台風22号でなぎ倒されたらしい。
 頂上は、気持ちよく開けている。ガスっているため展望があるのかないのか判らない。
 父に連れられた小学生が登ってきて「やった。頂上だー」と大喜びしていた。

昼飯のおでんを食べながら、「あの喜びが大切なんだよなあ・・・」と少し反省する。
登山道に落ちた杉の葉は、カラフルでした。


ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

■(10時30分スタート、14時00分着)
(1)農道終点→11:30ビリ堂→12:00山頂
(2)13:00山頂→14:00農道終点

<アドバイス>
1、尺里からの一般道もなかなか風情があります。車で行って高松山に登るだけではなく、田代から山北駅までゆっくりと一日かけて歩く方が堪能できるかもしれない。

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