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■剣山 2004年11月26日 晴れ(強風)
【見の越駐車場より周回】

 四国に出張する機会があり、レンタカーを借りて剣山を目指す。
トップシーズン以外はバスもなく、アクセスが難しい山だ。
前日に、レンタカー屋で道路の閉鎖状況を確認してもらう。今年は台風の影響で、土砂崩れのため道路がいたるところで寸断工事となっているらしい。
工事に合わせ30分から50分待ちの所があちこちにあった。
 
 今回は忘れ物だらけ。地図もデジカメも家に忘れてしまった。
見の越駐車場横の売店で、観光客用ルートマップをもらい、山頂を目指すことにした。「標識は完備しており、見の越、西島(リフト降り場)、山頂を見逃さなければ迷うことはないよ。」との言葉を信じる。

 剣山リフトの下を通り、西島駅まで登る。
そこから山頂までは、いくつかのコースに別れるが、大剣神社コースを選ぶ。
かなり強い風が吹き荒れているため、ウィンドブレーカー代わりに雨具を着込む。
平日にため誰とも会わなかったが、山頂ヒュッテ近くで初めて2人連れの方を見かけた。
山頂は一面の笹原の中に木道が設置されている。
山頂を示す標識はいくつか有り、一本には「阿波銀行山の会」と書いてあった。
ジロウギュウまではゆるやかな稜線が続いているが、強風で体が飛ばされそうだったため、そそくさと下山にかかる。

 登山道には要所要所に案内地図が設置されていた。
「剣山本宮奥まいり@〜S」の案内図も載っている。
少し回り道となるが、Q不動の岩屋Rおくさり に立ち寄ってみた。
この辺りは修行の場所らしい。「おくさり」に鎖は無いのかと思ったら、岩と岩の間30pほどの所に鎖が垂れ下がっていた。途中か曲がっていたので、どのくらいの長さかはわからなかった。
刀掛の松に向かう間に、Pつるの舞い というところがある。
どんなとこやらと思い立ち寄ってみると、断崖の真上の大きな岩に縄をかけ祭っていた。その先をのぞくものの、垂直に切り立った崖のようで、足をすくませ直ぐに引き返す。刀掛の松に着くと、また案内地図があった。先ほどのつるの舞いの先にもコースが伸びている。一体どうやってどのルートを降りるのか見当もつかない。
行者の修行恐るべしである。
西島駅から見の越までは、少し遠回りになるが遊歩道コースを降りた。
雰囲気はこちらの方が良かった。

ワンポイントアドバイス

<参考コースタイム>

■(10時30分スタート、14時00分着)
(1)8:10徳島市内スタート(車)→10:30見の越駐車場→12:25山頂
(2)山頂→14:00見の越駐車場→17:00徳島空港(車)

<アドバイス>
1、剣山に通じるルートはあちこちで工事があるようです。
  道路が狭いため、工事中は通行できず、30分から50分位待たされます。
  徳島からは、192号線から神山町に向かい438号線で剣山に行きました。
  途中で30分待ちの所がありましたが、幸いそこは迂回ルートがあったため、
  待たずに済みました。といっても、ナビがなかったら山の中を彷徨ってしまう
  ような迂回ルートでした。
  帰りも同じルートで帰ろうと思ったら、剣山を下りて即通行止め。
  仕方なく反対側に貞光町を目指し438号線を下ることにしました。こちらの
  ルートは前日情報では2カ所で交通規制中とのことでしたが、なぜかスムー
  ズに通れてしまいました。
2、剣山から貞光町に向かう道すがらに温泉(400円)がありました。
  露天風呂ではなかったですが、湯船からは貞光川が見え、風で舞い散る銀
  杏の葉は金粉のようでした。

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