Barnack-Bodies

Barnack-Bodiesについて

 ライツ社の技師オスカー・バルナック氏が映画の35mmフィルムを流用し1913年にウル・ライカを試作しました。ウル・ライカは今までの大型カメラと違い、コートのポケットに入る小型カメラです。そしてライツ社が本格的に小型カメラに力を注ぎ1925年にl型を発表しました。その後レンズ交換の出来るタイプ、距離計を搭載したタイプ、シンクロ接点が搭載されたタイプなどが発売されました。バルナックカメラの最終型lllgが1957年に発売されましたが、性能的にはM3に近く、他のバルナック型よりも少し背が高いカメラです。

Barnack-Bodiesへの思い
 私がライカを手に入れようとしたとき、M3は高いが、lllfなら買えると考えていました。ただ一つの不安要素が・・・壊れたらどうするか? というのが頭から離れず、買うことが出来ませんでした。 結局手に入れたのはそのずっと後・・・ M型を数台手に入れた後でした。Lマウントレンズも何本か手に入れており、M型よりも小さくコンパクトカメラ代わりにlllcを買ってしまったのです。 あ〜、写真機道楽・・・。 でもこの話には落ちがあり、lllcを手に入れる数ヶ月前にK-repairさんで整備済みのlllcがなんと3万円であったのです。なぜ買わなかったのか?それはハッセルのフルセットを買ったしまったからなのです。今でも思いっきり後悔しています。(涙)結局lllcをK-repairさんで手に入れ、ピカピカに磨き上げました。お〜、この素晴らしいスタイル!メカ好きにはたまらない操作性・・・毎日なで回しました^^ 物としてはM型よりもバルナック型の方が満足感があります。これが家1件が買えたというライカか・・・・(笑)

豆知識
 ライカの塗りが高いのは、みなさんご存じのとおりですね。ところがライカは元々塗りから始まっています。それがメッキ技術の発達により、美しいシルバーメッキが主流になってしまいました。Dlllまでが黒が主流で、Dlllaからがシルバーメッキが主流となりました。バルナック型がM型よりも優れている点、視度調整が出来るのです。(何時のモデルから出来るかは知りません^^;;)これを操作するたびに、なぜM型は出来ないの?と思う私です。現在はアルミダイキャストボディでシャッタースピード1/1000まである、lllcが一番安価に買えると思います。但し、セルフタイマーとシンクロ接点は搭載されていません。

購入時の注意点
 ここでは、バルナック型のチェックする点を記述します。
  1 ファインダーはクリアーか?
  2 2重像は綺麗に見えるか??
  3 スローシャッターは正確か?
  4 シャッター幕にピンホールはないか?
  5 巻き上げはスムーズか?
いずれにしろ、保証のしっかりとした信頼できるお店での購入をお勧めします。
    
Barnack-Bodiesのお作法
  1 シャッター速度は、シャッターチャージをしてから行いましょう。
  2 カメラの調子が気になったら、OHしましょう。完調なライカほど気持ち良い物はありません^^
  3 バルナック型も1台は手に入れましょう。M型とはまた違った味があります。(笑)