M-Bodies

エルマーさん、寄贈(当然写真だけ^^;;) エルマーさんのコメント
このM3オリーブはライカコレクターである義父
の所有物です。ウィーンのライカシ
ョップで購入
しましたが、いざ届いてみると、巻き上げが重く、
シャッター音もM3DS
とは思えないほど大きかっ
たので、送り返して修理を依頼しました。それを
先日、ウ
ィーン出張だった同僚が持ち帰ってく
れたのでパチリ。このボディには同じ
くBUNDE
SEIGENTUMと刻印の入ったエルマー50mmも
付いていたのですが、それはウィー
ン送りとな
らなかったため、私が所有しているDRズミクロ
ンを付けました。義父はま
だフィルムを通してい
ないようです(^.^;)。


M-Bodiesについて

 普通”Leica”といえば、M型を想像される方が多いでしょう。1954年世界を震撼させたもの凄いカメラが発売!そう”ライカM3”です。現在のカメラ大国日本が、ライカのバルナックカメラやコンタックスを見本にカメラを開発し、やっと追いついたと思い始めた頃でした・・・ 日本、いや世界のカメラメーカーは奈落の底に落とされてしまいました・・・ RF機ではライカに勝てない・・・ それからは、各カメラメーカーはRF機をあきらめ、一眼レフカメラへの切り変えてを余儀なくされました。このとき圧勝したライツ社は、この勝ちが我がの首を絞めることになるとは夢にも思わなかったでしょう・・・

M-Bodiesへの思い
 ライカM3は、最高のカメラ!カメラ好きならば、一度は聞いたセリフでしょう。私が若かりしころ、レンズは大口径が優秀であり、それもレンズ径が大きければ大きいほど写りも良い!と信じ切っていました。 だからフィルター径39mmのズミクロンなど”おもちゃ”にしか見えなかったのです。それも開放値がf2・・・暗い!すでに一眼レフの標準がf1.4の時代であったからなのです。まあ、ライカは高くて買えないと言う話もあったのですが(笑) それにおやじの趣味みたいだったしね〜。私とライカの出会いと言えるかわかりませんが、大学生の時梅田のカメラ店で”ファインダー不良”のM3がなんと5万円であったのです。今の私であれば、”見せて^^”と軽く言えるのですが、そのときはまだ”うぶ”だったので、ショーケースを眺めるだけで終わってしまったのです^^;;それから数年間はライカとは遭遇する機会はなかったのです。次に私の長女が生まれた時の記念(完全な口実ですね^^;;)として、M6+ズミクロン50を買おうとました。意を決して予約し、入荷を待っている間に、運悪く価格が急騰してしまいました・・・(涙)。M6+ズミクロン50が30万で、発売されたばかりのコンタックスG1+28mm+45mm+90mm+データバックも30万だったのです。これは悩みました・・・悩んだあげく、私はなんとG1セットを選択してしまったのでです・・・。 ライカを買ったら、次のレンズが買えないと言う理由で・・・ 今考えれば、馬鹿なことをしてしまったと後悔しました。子供の誕生記念ということを口実にした物だから、売ることがない・・・・ G1は、今や防湿庫の肥やしと化しています・・・ 因みに長男の誕生記念には製造中止が発表されたキヤノンNew F−1の豪華セットを買ってしまいました。 あ〜、写真機道楽・・・。 しかしあのときにM6を買っていたら、クラシックレンズには出会わなかったと思います。このクラシックレンズとの出会いが良いか悪いかは、判断の分かれるところだとおもいますが、私は結果的にはM6を買わなくて良かったと思っています。それは結果的に私の最初のライカがM6ではなく、M3となったからです。それにライカのおかげで、友人が増えたしね^^ ライカは友を呼ぶカメラでもあると私は断言します。

豆知識
 みなさんは、M3の意味をご存じでしょうか?
 普通であれば数字は1、2、3・・・と始まります。でもM型の場合、M3、M2、M1そしてM4、M5、M4−2、M4−P、M6、M6TTLと変わった進化をしています。これはM3の”3”が”3番目”という意味ではなく、”3つのM”だからです。
  More Rapid        より早く
  More Convenient    より便利で
  More Reliable       より確実に
 今までのバルナック型の欠点とされていたことを一挙に解決した画期的なカメラです。M3以降はコスト削減とマイナーチェンジは行われている物の、基本的にはM3で完成された形であると考えます。人によってはM4が完成形と言われる方もおられますが・・
今なお古さを感じさせないM3!1954年のフォトキナ発表時の人々の驚きはどのような物だったのでしょうか?。

購入時の注意点
 ここでは、ライカM型のチェックする点を記述します。
  1 ファインダーはクリアーか?
  2 ファインダーにバルサム切れがないか?
  3 スローシャッターは正確か?
  4 高速シャッターは開いているか?
  5 巻き上げはスムーズか?
いずれにしろ、保証のしっかりとした信頼できるお店での購入をお勧めします。
    
M-Bodiesのお作法
  1 カメラは飾っておく物ではありません。使って”なんぼ”の世界です。ガンガン行きましょう^^
  2 カメラの調子が気になったら、OHしましょう。完調なライカほど気持ち良い物はありません^^
  3 レア物には手を出さないことです。贋作がごろごろしていますので^^;;
  4 ボディは3台までにしましょう・・・ この忠告は自分への戒めでもあります。(笑)