君と僕が親密になるほど
僕の中に大きく穴が広がっていく
暗くそこが見えない
光が届きそうもない
君が知らない
君には教えない
僕はその穴に無理やり蓋をして
君に接する
いつもと変わりなく
君は僕にとって
一番近い人
だけど
僕はその穴から
君を見ている
本心は話せず
穴の奥に押し込め
僕は後いくつ
自分を失えば
君はそばにいてくれるのだろうか