ぼくは、好きな髪型というとすぐにシニヨンを出す

それにはきちんとした理由があって

今に至るんだけど


きっかけはオマケなのかもしれないと今のぼくは思う




「シニヨンって言うんだよ」


友達になったその子はぼくにそう言った


「似合ってるよ」


ぼくはそう言うのが精一杯だった

似合うのはその子だけだと盲目的に思っていた

それは変わらないとずっと信じてた



キスしていたときも

お互いのシャツを脱がせたときも

苦しく喘いだ時も




今ではどうでもいい事かもしれないし

まだ引きずってるのかと言われたら違うって即答する

だから誤解しないで欲しい

ぼくはシニヨンで君を選んだわけじゃないから






最近してる君のその髪形シニヨンって言うんだっけ?
やっぱり君は似合うけど もう僕はね気にもしないのさ

だって ついに現れた 彼女こそが似合うのさ
                    (TRICERATOPS/彼女のシニヨン)

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