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2008/07/15

大阪報告その5/パッチとはなにか

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パッチの語源は朝鮮語(韓国語)のバチ(袴)で、
文化出版局の服飾辞典によれば、
朝鮮民族の身につけたバチは、
下着として内側にはくズボンではなく、表着としてはくズボンだった。

バチは、男女ともに着用したのだが、
女性は上にチマ(巻きスカートのようなもの)をはくのが決まりだった。
「必死のパッチ」が男女ともに用いられるかどうかを
聞いてくるのを忘れたが、
語源から推察すると、
もともとは女性があわてる様子
(パッチを隠すのを忘れるほど/なりふりかまわず、規則無視で、の意味か)
をいったものなんじゃないだろうか。

新潟県南部出身の私はパッチという言葉を知らなかった。
周囲の人間が使っているのも聞いたことはなかった。
上京して、本で読んだかして知ったような気がする。
30年近く住んでいる東京でもほとんど聞いたことがないので、
大阪で「東京ではパッチっていわないんですか?」
と聞かれて「いわない」と答えてしまったのだが、

同服飾辞典によると、
大阪では素材にかかわらず丈の長い股引きをパッチ、
短いのを股引きと呼び、
江戸では木綿の股引きを股引き、
絹でできた股引きをパッチと呼んだと書いてある。

北海道で漁師をしていた父親を持つ人から聞いた話。
漁に出るとき、父はズボンやら股引きやらたくさんはいた。
そのうちのいちばん下に身につける薄い股引きを
父はパッチと呼んでいた、というのだ。
このあたりは「絹製の股引きのほうをパッチ」説を裏付ける証言だ。