No.9 発行2000/11/20


川田吉子

 皇太子殿下も来られたという八桙神社(やほこじんじゃ)から始まった、阿南方面の古代遺跡探訪「稲羽の白兎をいく」に総勢14名が参加した。
 11月19日(日) 天気快晴
 蒲生田岬の突端から見はるかす景観に一同「スゴイ!」の喚声をあげた。伊島から連なる岩礁「橋杭の瀬」に打ち寄せる白い波の華は、白兎が飛び跳ねてくるかのごとく、その壮観な展望は圧巻であった。
 舞子島の古墳や福井駅裏の金比羅神社など数々の遺跡を巡った最後に福井町の大宮神社を参拝した。森宮司さんのお話に胸打たれつつ傾聴する中、しばしオカリナ奏上させていただいた。
 日本中から色々様々な人が、阿波を求め、阿波入りされるようになった。
 阿波の原点である倭心(ヤマト心)は、他人に迷惑をかけることなく生活を謹み粗衣粗食で接待・祭祀を続け、阿波を守ってきたことです。
 努力忘れることのなきよう、祈りつつ。




猪ノ鼻考

広瀬泰治

 5年ぐらい前から歴史に興味を持ち始めました。
 最初は、蘭に興味があり県外まで出かけていました。段々と廻っていると阿波の神社と県外の神社に様式の違いがあるように感じ始め、また、徳島県の地名、神山・鬼籠野(おろの)等の地名も関心を持ちました。
 丁度、そのころ徳島新聞に「久米一族の研究」という本が発行されたと掲載されていたので、堀川先生の所に電話してわけてもらいました。それから、ますます興味が湧いてきて現在に至っております。
 また、「阿波と古事記」という本に、
「阿波はもと「イの国」と呼ばれていて、その「イの国」伝承が消えてしまったことが、日本の歴史がわからなくなってしまった原因である。意図的に隠したのか、それとも単に消えてしまったのか、今のところはわかりませんが、現在の徳島県民の中には、阿波が「イの国」であったという意識がほとんどありません。しかし、古事記や日本書紀などの文献を読めば、四国は古く「伊予の二名島」と呼ばれたと書かれています。そして、徳島県の中心部、神山・木屋平に「猪の頭」という地名が3カ所あり、「猪ノ鼻」の地名が、池田町・宍喰町・香川県琴南町にあると書かれ、「猪ノ鼻」の鼻とは、端の意で「イの国」の端を表し、地名が「イの国」を示している。」
と書かれていました。
 以上の事から阿波が「イの国」であったということが確かに理解できます。それで「祖谷」を(ソヤ)と読まず(イヤ)と読むことが納得できます。一般の書物に書かれている「(イ)は(ユ)からなまったもので、湯がでる谷の意から祖谷になった。」という古い解釈は、まったくナンセンスな考え方であると思います。以上の地名以外にもイのつく地名が阿波にたくさんあるのは、みなさんご存じのとおりです。
 平成11年8月ごろ淡路島へ釣りに行こうと思いドライブマップを見ていると「猪鼻」という活字が目に飛び込んできました。
 「へぇ〜淡路島にも猪鼻がある。」とびっくりして、堀川先生の所に報告すると先生の発行する古代阿波通信NO.67号(H.11.11)に発表してくれました。
 今年に入って、三村さんから「大麻町から北灘に抜ける道に「猪ノ鼻」がある」との情報が入りました。「競輪選手が、練習に猪ノ鼻越えをするといって大麻方面から北灘に山越えするらしい?」という。早速、探しに行ったり、知り合いにたずねたりいろいろ努力しています。職場に来る銀行員が「家のじいさんがイノ鼻と言っている」との情報が入りましたが、現在の所はっきりとした確認がとれていません。佐藤さんや三村さんも探しに大麻町の堀江公民館・北灘公民館、あるいは、葛城神社の能田宮司さんや地元の古老をたずね歩いたが、やはり空振りだったらしい。しかし、鳴門の櫛木周辺には、「井ノ尻」「牛の鼻」等の地名があり、「猪ノ鼻」地名があってもおかしくはない土地です。
 地元のどこかに通称としてよばれる「猪ノ鼻」があると思い探しています。知っている人は教えてください。また、その他、変わった地名があれば連絡をください。




11月19日(日)に 稲羽白兎をいく 開催しました。
阿南夢ホ−ル(阿南市富岡町西池田 阿南文化会館)集合
 日程 阿南夢ホ−ル       10時    出発
    八桙神社(式内社)参拝  10時15分 着
    阿南市長生町       10時45分 出発
    金比羅神社 阿南市福井町 11時15分 出発
          阿南市福井町 中連(縄文)遺跡
          阿南市椿町  高岸神社
    横尾八幡神社       11時35分
    船瀬遺跡   椿町蒲生田 11時45分
    舞子島古墳  遠望
    蒲生田岬   昼食    12時〜1時20分
    賀立神社   椿町蒲生田 1時30分 出発
    佐田神社   椿町椿泊  2時30分 出発
    銅鐸出土地  椿町曲   3時10分 着
    大宮八幡神社 福井町大宮 3時30分 着
    阿南夢ホ−ル       午後5時 解散
 現地に着くと、すぐ調査が始まり、時間の余裕がありませんでした。予定通りの日程が消化出来るよう、調査行動は、後日、個人的に行き、詳しく調査し新発見があれば報告してください。



◆◆◆ お 知 ら せ ◆◆◆

1月17日(水) 阿南古事記研究会  富岡公民館 図書室
通常毎第1水曜 午後7時30分〜9時30分
1月10日(水) 徳島古事記研究会   昭和町公民館 2F
毎第2水曜 午後7時30分〜9時30分