四国にやってきて7回目の誕生日がやって
きました。もうそろそろ,こちらにも慣れてきても
いい頃ですが・・・
 また一年生きていることに感謝しています。

2月9日生まれ 徳島市 地福寺 新居弘悠


誕生日が来ると  新居 弘悠

 今月は阿波風の表紙を飾らせていただきました。ありがとうございました。
 誕生日もあまりうれしくない歳になってきた(笑)以前はそんなことを考えていました。
 ところが去年から誕生日には違った思いがあります。父親の歳を越えてしまいました。
 私の父は私が子供の頃なくなりました。
 人から
「お父さん早く亡くなったんですね」
といわれても
「そうかな。そんなに早かったのかな」
と思いあまり実感はありませんでした。
 しかし,自分がその歳に近づくと
「もうそろそろ寿命かな?」
などと考えてしまいました。
 一昨年,父親の生きた年数を超え,去年,父親が迎えたことのない誕生日を迎えると,いろいろな思いが浮かんできました。
 父はまだ小さかった私と妹。
 そして母を残して自分が先に行くときに
どんな思いを持ったんだろう。
 また,自分の人生は父と比べてどうなんだろう?
 そう考えると,誕生日は人生のいい区切り。
 生きていることに感謝したいと思います。