天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 31
主(Nusi) について 三村 隆範
「ごく小さな事に忠実な者は,大きな事にも忠実である。ごく小さな事に不忠実な者は,大きな事にも不忠実である」【ルカ福音書16-10】とキリストが話したことを聖書は伝えている。
また「目を覚ましていなさい」とも言っている。
そして「求めよ,そうすれば与えられる。探せよ。そうすれば,見つかる。門をたたきなさい。そうすれば,開かれる」【マタイ7-7】と言う。
生物は生きているが,人間は,生きているだけではない。善悪を選ぶ意識がある。しかし,人間は,「父よ,彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです。」【ルカ23-34】とキリストが終わりに言ったように,人間は,意識に振り回されて,なぜそうしているのか,はっきりわからずに生きているのです。
キリストは,その意識が小さな事にでも忠実に目覚め,求め,探し続けているなら必ず開かれると言うのです。
人間はともすると怠けてしまい,ネガティブ(マイナス・後ろ向き)思考に陥ってしまうものです。キリストは,たとえ不正なことであってもポジティブ(プラス・前向き)に生きろというのです。【ルカ福音書16】
すべての中に神がいて,すべてのものを導いているのです。その中にあって人間は自由を得ているのですから,ポジティブ(プラス・前向き)に生きようと,ネガティブ(マイナス・後ろ向き)に生きようと,それぞれその一人一人が自由に選んで生きていけるのです。常識ある人間ならすぐポジティブ(プラス・前向き)に生きることができるのです。自分が好きこのんでネガティブ(マイナス・後ろ向き)を選ぶことはないのです。すべてのことはポジティブ(プラス・前向き)に過ぎているのですから,常にポジティブ(プラス・前向き)に意識を切り替えるのです。それはすぐ出来ることです。しかし,過去,自分のレコードに傷つけた溝に沿って進んでしまうクセは,自分が意識していないと修正できないのです。
事あるごとに意識しているなら,そこに主がいて,常にあなたを導いていますから,すぐポジティブ(プラス・前向き)に暮らすことが出来るのです。
|