三木家古文書について(その11)
三木 信夫 <南朝安堵状>(1352年)
(訳) これは,南朝方の為仲が,主君の命を奉じて三木村の本領を安堵したもので,三木氏村宛の文書である。 <南朝宛行状>(1360年)
(訳) 時有の主君(袖花押の主)の命により,恩賞として現在の山川町にある高越寺庄内西庄を三木氏村に与えたもの。 |
Kさんの○ン○は木の○ン○!
祖母が語った阿波の民話(その2) 天羽 達郎 ある時商人のKさんが帰り道いつもの山の峠を夜通りかかると,若いきれいな娘はんが出てきました。そして「遊ばんか,遊ばんか」といい,つくまんであそこを見せて誘いをかけてきました。そこは狸が出てきてよく人を化かす所だと聞いていたので,これは狸に違いないと思い,誘いに乗った振りをして,股の間に樫の棒を挟み,いたす構えをして思いっきり棒を突っ込んだら,ぎゃあと言う叫び声をあげて逃げていった。「その娘はんはやっぱり2匹の狸が化けておったんで,1匹は顔の方に化けもう1匹は逆さまにぶら下がって口を開けて待っていたんやってなあ――」。その後Kさんが同じ場所を通るといつも「Kさんの○ン○は木の○ン○! Kさんの○ン○は木の○ン○!」と何処からともなく狸が囃すのが「聞こえてくるんやと」。そう言いながら祖母はいつも面白そうにほっほっほっと笑いながら話してくれました。しかもKさんは実在の人物で本当にあった話だということでした。 |
暑い熱い厚い阿波と古事記
大西 時子 正真正銘の夏空です。気ぜわしく日々が過ぎて行きます。取りあえず今日のことを精一杯。 |