運動会           本多 幸代

 五月晴れの少し汗ばむ中,あやかの運動会でした。
 中学生になると,見学に来るのが恥ずかしそうでしたが,見学に行って来ました。
 小学生のときは可愛らしい仕草でしたが,急にたくましさを感じました。でも,フォークダンスの競技で恥ずかしそうに男子と手をつないでいるのが,とっても可愛かったです。
 2年3年の先輩達を見ていると,たくましく動いている姿に心強く思いました。来年はあやかもどんな成長をしているかと,楽しみにしています。
 成績は準優勝だったそうです。
 よくがんばりましたね。

 5月3日に友達と二人で剣山へ行きました。
 あいにくお天気は曇りでしたが,山登りとしては,暑くもなく楽でした。
 いつものコースを登って,鳥の声を聞きながら,ゆっくり時間をかけて登りました。
 頂上でカップメンを食べている人がいて,私もカップメンが欲しくなりました。
 次回はカップメンを持って……。
 帰りは途中で仮眠をとったり,道の駅へ寄ったりして,楽しい気分で帰って来ました。

天の岩戸が開くとき 人は神に帰る 58
暮らしの中の 点と線… 三村 隆範

 四国の最東端,蒲生田岬…。白灯台の下に立つと眼下に青い青い太平洋がどこまでも広がる。
「蒲生田岬の船瀬温泉は,風光明媚で,いい湯だが…,岬までが,遠い遠い。」という人がいる。
 人間は,目的を達成するために生きているが,そこに到達するまでが大変だ。と思いはじめると始めることに二の足を踏むようになる。ほとんどの人は,目先のことに目を向けて,最終的に自分が何をしたいかわかっていない場合が多い。目的を「到達点(あがり)」と見ているからだ。
 「生きているって,何だ…」もっと自分の人生をよく考えてみたい。「生きている」って「点」じゃない,「線」じゃない,「面」じゃない,「点」の連続かもしれないが,それは「すべて」だ。
 目先の「点(目標)」に囚われ,「生きる」目的すべてを見失ってしまえば,自分が何をしているか判らなくなり,何も手がつかないようになる。
 目標を達成する事も大事だが,まず,先に目的に到達している事が大切だ。先に目的に到達していて,後から目標に到達することだ。
 いいかえるならば,温泉に着く事は目標であり,目的は,その道中を楽しむ事だ。温泉に向う道々が楽しめるようになると,遠ければ遠い程楽しみが増えるというわけだ。温泉に浸かることだけを楽しみ,道中を楽しめないというのでは,出かけるのがおっくうになるだろう。
 先に楽しむことを目的としていると岬に向う途中も楽しめるようになる。温泉に到着しなくとも楽しんでいるのだから,すでに「あがっている」つまり,目的に到達しているわけです。いいかえるならば,自分がこの世に現れた時点で,すでに到達していたというわけです。
 「こうならないと喜べない」じゃ,人生半分も楽しめない。すべてを楽しむようになるとどっちへどう転んだって楽しむ。
 人生すべてを楽しむが,わかれば,今を楽しむ事が出来,そのまますべてを楽しむ事が出来る。もう何があっても楽しみの連続だ。
 さぁ
   岬めぐりの バスは走る
     窓に広がる 青い海よ
 「岬めぐり」のメロディ〜に乗って
山あり谷あり,人生すべてを楽しもう。