脅威警告システム
さて、対空ミサイル撃つ方法も書いたし、GUNS もそれなりに(^^;;書いたし、後はTWSだけ分かってれば取りあえず Falcon4.0 で空戦は自在にこなせるかな〜っと。(対地攻撃は HUQ の任務外(笑))
てなわけでTWSこと、「脅威警告システム」について、である。(対空レーダーモードのTWSとは別物ね)
ミサイルなどの脅威に対する警告を行う為の全てのシステムを統括して、"TWS"("Threat Warning System" の略)という。どこからか自機に対して照射されるレーダー波を逆探知し、そのレーダー源の種類を分析してパイロットに通知する仕組みである。このため、TWSでは赤外線追尾ミサイルからのロックオンは探知出来ないので注意が必要だ。
パイロットに脅威の存在を警告する手段としては警告ランプや警報音の類があるが、もう一つ忘れてはならないのが ”RWR”である。
RWRとは「レーダー・ワーニング・レシーバー」の略である。(対空レーダーモードの一つであるRWSと間違えないように。)機能は、自機に対するレーダーロックオンを逆探知し、その種類を判別して表示するシステムである。HUDのすぐ左下、◎を8分割したような形の計器で、SAM、AAA、飛行機のレーダーから照射されるレーダーシグナルの追跡を記号化して表示する。
RWRディスプレイ上において、全ての探知した脅威の種類はシンボルで表示される。マニュアルの 17−6下の表を見て欲しい。使われるシンボルはここにあるもので全てだ。
文字ではちょと書き表せないので、この表の上から順に説明する。
RWR凡例
探索レーダー
不明レーダー
レーダー追跡撃ちっぱなしミサイル(AIM-120みたいなの)
ホークミサイル(旧式の中短距離用防空ミサイル)
パトリオットミサイル(ホークミサイルの後継)
軍艦
現代航空機
旧型航空機
AAA(対空機関砲)
SAM(地対空レーダーミサイル。数字はそれぞれ使用レーダータイプを表す)
地対空赤外線追尾ミサイル(敵味方認識の為に使うレーダーロックオンに反応)
ミサイル発射警告(重要なのは「○で囲まれている」事。ここでは「SA-2発射」)
最大脅威対象
ナイキ/ヘルクレスミサイル(長距離用防空ミサイル)
※以上、解説は Kali TAISEN サーバにて、Mitsu
氏による。
Mitsu 氏のHPは http://www.ya.sakura.ne.jp/~micchy/
Falcon 4.0 に関するページも、現在作成進行中。
以上、しっかり覚えておくように。
脅威の種類によってシンボルが異なるのと同様に、脅威を探知したときに鳴る警報音も異なる。これを身につけるには、Falcon 4.0 の "TACTICAL REFERENCE" を使うことをお勧めする。このメニューでは、画面右下に "RWR Tone" という名前の付いたスピーカーを形取ったボタンがある。メニューから自機をレーダーロックオンする可能性のあるオブジェクトを選択してこのボタンを押すと、音が鳴る。この音を良く覚えて、どのオブジェクトの時にどんな音が鳴るのかを覚えるのだ。これによって実戦でも、戦闘中に直接RWRディスプレイを見ることなく、反射的に回避行動に入れるように耳を鍛え上げねばならない。全部覚えるのは多すぎる、というのであれば、特に自分がよく殺られるオブジェクトの音だけでも覚えておくと良いだろう。
さて、話をRWRディスプレイに戻す。
RWRディスプレイでは、その方向とレーダーシグナルの強度によって決定された、優先順位の高い脅威16個までを表示する。レーダー信号が強ければ強いほど、RWRの中心に近い所にマークが表示される。
RWRでは「神の視点」から見た状態を示している。即ち、自機はRWRの中心にあり、自機の進路は常にRWRの12時方向である。自機に対して起こったレーダー反応は全て、RWRディスプレイ全周に渡って表示される。自機が背面飛行しても、RWRの右と左は自機を上から見下ろした視点で描かれる。
では、今度は脅威警告ランプについて、簡単に解説する。
主要な脅威警告ランプはRWRの左に用意されており、補助の脅威警告ランプはコックピット前面左手の奥隅(マニュアル 17-15 スクリーンショット中の "AUX THREAT WARNING PANEL" に用意されており、以下のようなものがある。
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自機に対するミサイルやレーダーロックオンの欺瞞について
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一般的なことを言うならば、取りあえずレーダー追尾式ミサイル撃たれたら "x" キーでチャフを、赤外線追尾式ミサイルを撃たれたら "z" キーでフレアを捲きつつ、ミサイル回避行動を取る。
ALT+"z" キーで、TWSシステムに反応があれば自動的にチャフ/フレアを放出するようにも出来きる。(トグル操作)
沢山爆弾その他を積んで重く、鈍くなっている時にミサイルを撃たれたら、恥も外聞もなく荷物を捨てよう。CTRL + "j" で、搭載している全ての兵器を投棄出来る。
";" キーにてMFDの一つを自機搭載物内容表示画面にし、投棄したい搭載物に相当するMFDボタンをマウスでクリックし、ALT+"j" によって特定の搭載物だけを投棄することも出来るが、ミサイル撃たれたときにそんな悠長なことやってると、まず死ぬ。(- -;
自機を敵にレーダーロックオンをさせないよう妨害するには、"j" キーを押すことによってECMを作動させる。
ECMを作動させると、コックピット左手奥の AUX THREAT WARNING PANEL 中にあるECMの PWR ランプが点灯するが、その右の FAIL ランプだけが点灯するならば、ECMシステムに何か問題が起こっていることを示している。この場合、ECMによる敵からのレーダーロックオンに対する妨害効果には、信頼性が無い。
さて、実際の Falcon 4.0 におけるミサイル回避行動であるが、いかんせんまだ私はミサイル回避の練習をやっていないのでなんとも言えない。(^^;
先日 Kali Server TAISEN 上で聞いた話によると、レーダー追尾式ミサイルに関しては、正しくリード機動を取ることで回避できるそうである。しかし、後ろからぶっ放された赤外線追尾ミサイルに関してはどうしようもないようで、それこそ文字通り「パイロットが声を上げる暇も無いうちに」ぶち落とされてしまう。(^^; 「アーチャー(ロシア製赤外線追尾式ミサイル)接近中」の声を聞き終わった時には大概、手遅れである。「撃たせない」ことが最大の防御法である。
予防策としては、接近戦になったら ALT + "z" でチャフ/フレアの自動射出モードにしておくこと。(もっとも、撒いていたからと言って真っ直ぐ飛んでいたのでは、屁の役にも立たない)
地対空赤外線追尾ミサイルに関しては、ミサイル発射時にターゲットが敵味方確認の為に行うレーダー照射をRWRによって目(耳)ざとく探知し、即フレアを捲いてビーム機動で逃げに入ること。
この辺はまだ、我々に研究の余地があるようだ。