コックピット内部視点
「そういえば、パッドロックの動きってフライトシムによって随分違うよなぁ。個人的には
DID F-22 ADF/TAW はもとより、Jane's F15,KOREA
にすらあった「脅威パッドロック」が欲しいよな〜あれがないとミサイル避けられんー(T^T)」と思って某所にてマニュアルを開帳し、22−2〜10
"THE VIEWS" を読み耽っていたところ……「ミサイルパッドロック出来るやんけぇ〜!!」
てなわけでこの辺の話を中心に、「視点」に関する話をしてみよう。
- テンキーじゃない方の
"1"− "HUD ONLY VIEW"
コックピット無し・フルスクリーン
の極めて良好な視界が開ける。
でもな〜折角こまで「シム」な Falcon 4.0
なんだからこれは使いたくないな〜〜〜……ってとこが個人的感想である。(笑)
使うにしても、この視点と同様「コックピット無し」で、更にターゲット情報が画面中央下に表示される
"Extended FOV VIEW"
の方がお勧めである。
ここでは取りあえず、「コックピット無し」系の視点に共通のキー操作の紹介だけ。
"@"("p"の横のキー)
:画面左下にMFDを表示(トグル)
"["
:画面右下にMFDを表示(トグル)
SHIFT+"@"
:画面左上にMFDを表示(トグル)
SHIFT+"["
:画面右上にMFDを表示(トグル)
なお、"@","["
は、コックピット視点においても左右のMFDの表示を切り替える時に使用する。
- テンキーじゃない方の
"2"− "2D COCKPIT VIEW"
デフォルトの視点である。
この視点では、コックピットに付いてる様々なスイッチ類をマウスでクリックし、機器を操作することが出来る。
ジョイスティックのハットスイッチやテンキーの
"8","2","4","6"
を押すことで、視界を上下左右に振ることが出来る。視界の変わり目は「カチ、カチ」と何やら小気味の良い音がする。(^^;
ロボコップな気分。
……
あまりよく分からずにその辺のスイッチを弄らないように。「ガシャ」という音の後、しばしの間を置いていきなり外に
Eject
されてしまったのは私だけではあるまい
……
マウスカーソルでスイッチ類を弄れる訳であるが、左右に捻るようなスイッチ類はマウスの左クリック・右クリックがそれぞれのスイッチを倒す方向に対応している。また、カーソルが緑の矢印付きの
"U"
になっている場合、引っ張るか、レバーとして手前に引くことが出来る。
- テンキーじゃない方の
"3"− "VIRTUAL COCKPIT VIEW"
バーチャルコックピットである。
この視点では、ハットスイッチやテンキーの
"8","2","4","6"
で「グリグリと」視点を変えることが出来る。ただ、首を一周する「エクソシストごっこ」は出来ない。
また、キャノピーへの光の映りこみや
"LIFT LINE(コックピット正面から真後ろまでを走る直線)"
によって、どこを見ているのか分からなくなる「空間失調」は出来るだけ起こらないようにできる。(Setting
の Graphics により設定)
更に今見ている位置が分かりやすいよう、SHIFT+"3"
によって "SA bar"
をトグルで画面左端に出したり、消したり出来る。"SA
Bar"
は、下にHUD、上にキャノピーの頭の後ろをおいたキャノピー半球の展開図のようなもので、画面右側で今見ている視野の位置がリアルタイムに長方形で描画される。
- テンキーじゃない方の
"4"− "PADLOCK VIEW"
マニュアル 22−5〜7の内容を併せて見て欲しい。
パッドロック視点では、ターゲットを視覚的にロックし、それらが自機のからの可視域に見えている限り継続的に追跡することが出来る。
この視点は、以下の状況で有効になる。
・可視距離範囲内(8nm以内)で、ターゲットが現在の視野内に居る時。
条件を満たしていれば、テンキーでないほうの
"4"
を押すことでターゲットをパッドロックできる。
パッドロック視点は、3つのターゲッティングモード(A-A,A-G,NAV)を通じて、自機に対する最大の脅威を常にスクリーン上の真ん中に捉え続ける働きを持つ。
パッドロックして見ることが出来る条件の揃ったターゲットが複数ある場合、"4"
キーを繰り返し押すことでパッドロック対象を選ぶことが出来る
パッドロックは、次の何れかの状態になると解除される。
・視認可能距離(自機から8nm)以遠に、4秒以上出た場合。
・自機の死角に3〜5秒以上隠れ続けた場合。(Realistic
の場合)
パッドロックのリアリズムは、Simulation
setup の Padlock setting の項目で決定される。
"Enhanced"
の設定の場合、パッドロックされるターゲットの選択順位は、ターゲットの脅威の度合いと距離によって決められる。
"Realistic"
の設定の場合、パッドロックされるターゲットは、今の視界(60度×60度)のどこかに見えている自機からの距離8nmまでのターゲットの中から、脅威の度合いと距離によって選択順位が決められる。
複数のパッドロック可能条件を満たすターゲットが居る場合に
"4" キーを押してパッドロック対象を選択していると、押す度に黄色いTDboxがターゲットからターゲットへ移り変わる。キーを押すのを止めると、止めてから1秒後に最後に選んだターゲット上の黄色いTDboxが赤に変わり、ここで初めてそのターゲットを中心にしたパッドロック視点となる。
レーダーロックオンとパッドロックは全然別物だと言うことに気を付けねばならない。パッドロックは自機から8nmまでの距離でしか効かないのに対し、レーダーロックオンは勿論そのレンジに応じた距離まで効く。
パッドロックターゲットの優先順位は、ターゲットの脅威レベル、接近度、自機の使用しているターゲッティングモード(A-A,A-G,NAV)によって決まる。より危険度の高いオブジェクトほど、最初のパッドロックで迎え撃つ機会が作られる。
ターゲッティングモードによるターゲットの脅威レベルは、以下の通り。
a)
対空モード時のパッドロック優先順位
1. SAM(地対空)ミサイル
2.
自機がレーダーでロックオンしている敵飛行機
3. 自機のすぐ近くにいる僚機
(自機に対する近さから、ここにランキングされる)
4.
自機のレーダーに映っている敵飛行機
5. 敵空中脅威
b)
対地モード時のパッドロック優先順位
1. SAM(地対空)ミサイル
2.
自機がレーダーでロックオンしているターゲット
3. 砲撃中の敵車両
4.
自機のレーダーに映っている敵車両
5. 敵車両
c)
ナビゲーションモード時のパッドロック優先順位
1. 友軍空港・滑走路
2. SAM(地対空)ミサイル
3.
他の全ての脅威は、対空モード時のパッドロック優先順位に従う
- テンキーじゃない方の
"5"− "EXTENDED FOV VIEW"
この視界は "1" キーの "HUD ONLY
VIEW"
と全く同じ視界であるが、ターゲットが自機の前に直接見えている間は、画面中央下にターゲットとその位置が表示される("EFOV
TRACKING WINDOW")。何もターゲットが選択されていないときは
"HUD ONLY VIEW" と変わらない。
"EFOV TRACKING WINDOW"
にターゲットが映る条件は、パッドロックと同様である。
敵飛行機等が画面をちょっとだけ横切り、すぐ消えてしまった場合も
"EFOV TRACKING WINDOW" が現れ、そのターゲットを追い続ける。
"EFOV TRACKING WINDOW" にはターゲットの
ID が表示され、メインの画面には緑の矢印が現れてターゲットの居る方向を示す。
- その他
コックピット内部視点とは関係無いが、その他の
VIEW 関係のちょっと良い機能を紹介する。
◎ラベル
これはオブジェクト一つ一つを名前付きで表示させる機能である。
これを有効にするには最初の Simulation setup
で「ラベル機能を使う」と指定しておかねばならない。
設定が済んだ上でフライト中に SHIFT+"L"
を押せば、近距離のオブジェクトのラベルが
on/off される。
更に遠くのオブジェクトにまでラベルを付けるには、近距離オブジェクトにラベルが付いている状態で
CLRL+"L" を押す。最初から遠くのものまでラベルを付けたい時も、一度近距離オブジェクトのラベルを
on にしてから CLRL+"L"
を押さねばならない。
ラベルの色はゲームモードに寄る。
InstantAction:
赤:敵/青:友軍/緑:中立
Dogfight:
赤:CRIMSON/青:SHARK/白:USA/橙:TIGAR
Campaign:
赤:北朝鮮側友軍兵力/青:韓国側友軍兵力
◎一時的に前方、後方を確認する
テンキーの "ENTER" を押すと、2D,Virtual,Padlock
の何れの視点からでもすぐに前方を見ることが出来る。
反対にテンキーの "3"
を押すと、後方を確認することが出来る。
この機能は、"ENTER","3"
それぞれキーを押している間だけ有効である
〜以上を元に、再度キーカスタマイズ後〜
脅威パッドロックの仕方が分かったとはいえ……難しい。(-
-;
ミサイルに対するパッドロック完了が間に合わない。(T^T)
やっぱこれは、パーチャル視点で常に辺りを見張ってないといけないようだ。
私はインストールしっぱなしのシムは全て、F-22
ADF/TAW のキーアサインで飛んでいる。(^O^;
主に対戦を楽しんでいるため、「雰囲気」より「必要なことを如何に速く出来るか」に重点を置いているからだ。
たまに再インストール直後などで馴れないデフォルトのボタン割付のまま飛んでいると、ターゲットを見つけてもミサイルすら撃てない始末である。
最近の「本格派」シムの殆どは、キーアサインをゲーム側で変えられるので、これが可能である。(6割ほどはキーに持たせる意味合いが変わったりもするが……まぁそれでも、なんとか違和感を抑えられる程度のものだ。逆にキーアサインの変更が全く出来ないシムは……ちょっと飛んだ後、お蔵入りに。(^^;
もったいねー(^O^;;;
Falcon ぐらいキーの多いシムになると、ちょっと
CH ではボタンが足りな目だな〜と感る。(^^; ま、そこは対地用ボタン割付と対空用ボタン割付を作って、ミッションに応じて使い分けることにしよう。
99/01/03(日) 19:23
HUQ(RXL03123)