レッドビーシュリンプ飼育記 - 1 -
 
赤と白の鮮やかな体色のレッドビーシュリンプ。
数年前から憧れの的で、高価ゆえに購入を渋っていたのですが、
最近ようやく価格が低下してきたので20匹購入しました。
憧れだったレッドビーを飼育して繁殖にチャレンジしたいと思います。
 

 
飼育準備
 
2005年1月16日
 熱帯魚飼育を止めてカブクワ飼育に移って以来、そのままほったらかしだった水草などの入った大プラケースを水槽にセットしなおした。
水槽は40cmの曲面ガラス水槽に外部濾過を付けた。
外部濾過を使うのは初めてだが、モーター音がまったく聞こえず水の流れる音がして実に快適だった。水槽の底には水質を弱酸性に保つソイルを敷いた。
この水槽には去年からオタマジャクシとミナミヌマエビを飼育している。
再セットにより水質が安定するまで、レッドビーの購入は我慢することにしたが、レッドビー用のエサとミネラルを多量に含む石(モンモリロナイト)、ミズゴケのウイローモスを注文の際、インドグリーンシュリンプを発見してしまい一緒に12匹注文した。
エサはプレコ専用の植物性の配合飼料、シュリンプ用のオキアミ・イカミールなど動物性の配合飼料、巻貝用のエサを選んだ。
植物性の配合飼料だけでも飼育は可能だが、動物性のエサのほうが成長が圧倒的に早いことはミナミヌマエビの飼育で経験済みだったからである。
水槽は太陽光が十分に当たる場所に置いてあるので蛍光灯は付けていない。
クワカブ飼育でエアコン管理のため、ヒーターも不要である。
  • 購入商品データ
    • 水槽:ニッソー40cmガラス水槽NewスティングレーL
    • 外部ろ過器:エデニックシェルトS280(スドー)
エビ用にセットした水槽
熱帯魚飼育を止めてから4年以上もそのままだった大プラケースの水草などを水槽に写し、再セットした。
バクテリアが繁殖しているおかげで4年以上水替え無しでまったく水質が悪化しなかった。
(2005.1.16)
 
 
ミナミヌマエビ
体色は環境や体調などで著しく変異する。
屋外では別種かと思うような真っ黒で背中にクリーム色のラインが入った個体が多く見られた。
 
グリーンシュリンプ到着
 
1月19日
 インドグリーンシュリンプとエサ各種、モンモリロナイトが到着した。
この寒さで死着を恐れたが、1匹も死ぬことが無く、元気に到着した。
グリーンシュリンプはビニール袋に入っている状態で透明に近い体色だったので、本当にグリーンシュリンプなのか疑ってしまったが、水槽にセットするとだんだんと緑がかった体色になっていった。
ただ、みな緑というわけではなく、茶色がかったものも多く見られたが、色には個体差があるため、グリーンシュリンプであることは間違いないようだ。
同居しているミナミヌマエビと大変よく似ているので、交配してしまうのではないかと不安に感じた。
学名はNeocaridina spで、細かい分類はされてなく、ヌマエビの一種としか分かっていないようだ。
レッドビーシュリンプの原種ビーシュリンプもまた同じである。
一緒に購入したモンモリロナイトは化粧品にも使用されている粘土でできた石で、ミネラルが多く含まれてレッドビーの調子がよくなるということだった。真っ白い石で入れると表面がボロボロと剥がれる非常に柔らかそうな石で、8個ほどあったので、2個を水槽に入れた。
ウイローモスはエビの住み家、稚エビのよい隠れ家にもなるミズゴケである。
  • 購入商品データ
    • エサ:テトラ プレコ 96g
    • エサ:シュリンプブリーディングプロモーションフード
    • エサ:スパイラルシェルフード
    • ミズゴケ:ウィローモス
    • 石:モンモリロナイト
    • 生体:インドグリーンシュリンプ
インドグリーンシュリンプ@
エメラルドグリーンが綺麗なエビ。
(2005.2.13)
 
 
インドグリーンシュリンプA
緑を基調としているが、茶色〜オレンジまで体色には個体差がある。
(2005.1.22)
 
レッドビーシュリンプ到着 レッドビーシュリンプ@
水槽に入れると透明だった体色がみるみる色付いていった。
(2005.2.1)
 
1月29日
 水質も異常がなく、いよいよレッドビーシュリンプを購入した。
ネットで安い店を探し、Aグレード10匹、初心者用のグレード低めを10匹購入した。
グレード低めも子供は綺麗なものが出るということだった。
到着時はやはり透明だったが、すべて元気だった。
レッドビーと一緒に入っていた水草はなんとボルビティス・ヒュディロッティという寄着性の美しい水生シダでやや高価なため買い渋っていたものだったので、感激した。
水槽に入れる前にバケツに入れて、少しずつ水槽の水を入れて水合わせをした。
これを怠ると、pHや水温の急激な変化により、すぐに死んでしまうのである。
水槽に投入すると、みるみる色付いていった。
レッドビーがなぜかミナミヌマエビやグリーンシュリンプの頭部にしがみ付くという行為を繰り返していた。気が荒いのだろうか?

  • 購入商品データ
    • 生体:レッドビーシュリンプ(スーパーレッド「A」)
    • 生体:レッドビーシュリンプ(初心者向けスーパーレッド)
レッドビーシュリンプA
とても小さいが、赤と白の体色が大変美しい。
(2005.2.1)
 
レッドビーシュリンプB
人工飼料を食べるレッドビー。
(2005.2.1)
 
2月1日
 投入当初、ミナミヌマエビに喧嘩を仕掛けているような行動が見られたが、その後すぐに落ち着いてお互いに無関心になっていった。
今まで1匹のエビも死ぬことなく、大変順調である。
ただ、pHの上昇に大変弱いということで、pHを測る装置がないのが心配ではあるが、ソイルが弱酸性に保つということなので大丈夫だとは思うが、いずれ測定器も購入したい。
ちなみに某誌によればレッドビーはpH6.8が最適で、7.0まではOKだが7.1だとすぐに死んでしまうらしい。
水槽をセットしてから、2週間少々になるので、水槽の水を半分ほど入れ替えた。ゴミ掃除などはしなくて、あくまでpHやアンモニア対策である。
バクテリアがろ材に繁殖してくれば、アンモニアを分解してくれるので水替えもほとんど入らなくなると思う。
エサやりは毎日、プレコ用の配合飼料を砕いて与え、動物性のシュリンプ用フードは水質悪化の危険があるので、ごく微量与えている。
タブレット状の配合飼料は大きいので、食べきれず水質を悪化させてしまうので、手で砕いて与えている。
同居しているオタマジャクシは配合飼料をよく食べてどんどんと大きくなり、採集当初4cmほどだったものが7cmまでに成長した。
エビとの相性もよいようだ。このままカエルにならなければ同居者としては最適なのだが・・・。
3種類のエビ水槽は見ていて飽きない。
オタマジャクシ@
最近、エビに人工飼料をやっているため、どんどん大きく成長している。
カエルになってしまうのが残念だ。
(2005.2.1)
  オタマジャクシA
ミナミヌマエビやレッドビーシュリンプなどと仲良く共存している。
模様などからウシガエルのオタマジャクシであろう。
(2005.2.1)
pH測定
 
2月5日
 pHメータを購入、水槽のpHを測定してみた。
pHは7.1で、かなり危ない状態だということが分かった。ちなみに水道水は7.2であった。
ソイルも効力が長く持続してくれる保証もないため、pHは最適と言われている弱酸性の6.8としたいところなので、pH降下剤の購入も検討せざるを得なくなってきた。
意外なのが、玄関に置いている小型水槽が弱アルカリ傾向で8.0もあったことだ。pHを上げた理由については底床に使用している大磯砂利に混ざる貝殻の欠片が影響しているとしか考えられない。
レッドビーの水槽に関しては6.8に落としたいので、思いついたのが、うちで使っているアルカリ浄水器である。
アルカリ水を出すと同時に排水が出てくるのだが、pHメータで一番強いアルカリレベルにして測ってみるとアルカリの浄水は10.0(アルカリ)、排水は5.4〜5.9(酸性)であった。
この酸性の排水を混ぜてpHをコントロールすることにした。とりあえず、今日はもう遅いので、明日早速試してみようと思う。
肝心のレッドビーだが、皆元気よさそうに見えるが、数匹発色のかなり薄い個体が見られるので、pHの影響が現れているのだろうか?
しかし、毎日新しい抜け殻が観察でき、皆よくエサを食べて元気にしているので、7.1で死ぬという情報は少々大げさなのかもしれない。
ろ過器の吸水口に稚エビが引き込まれる事故があるということなので、フィルター用のスポンジを買い、取り付けた。
  • 購入商品データ
    • 器具:マイクロpHメーター
    • 器具:pHメーター校正液
    • スポンジ:ブリラント/ニューブリラントフィルター用替スポンジ
 
2月6日
 水槽を見てみるとなんと色あせてしまっていた1匹がオレンジ色に変色し、死んでいた。
死骸を取り除き、早速アルカリ浄水器の排水を利用し、6.7に調整した水をバケツ1杯分取り替えた。
pHのショックを避けるため、少しずつ1時間にわたって水槽に入れた。
その後、pHを再度測定すると6.9になっていることを確認、pHを下げることに成功した。
他のエビ達は鮮やかな体色で食欲も旺盛だが、7.1の状態を続けていたらいずれどんどんと死んでいくことになっていたかもしれない。
その後、改めてpHを再測定するとまた7.1に戻っていたので、今度は排水(pH5.6)そのものを1.5Lほど入れ替えて6.9に下げた。


飼育状況 エサに群がるエビ達
ソイルの下に落ちないように、流木や岩の上に落として与えている。動物性のエサがもっとも食いがよかった。
(2005.2.11)
 
2月11日
 エビ達の調子は良好だが、なぜかpHが上昇してしまう。
数日前もまたpHが上がってしまい、7.2になっていたので、また1.5L入れ替えてpH7.0に下げたのだが、今日測ってみるとまた7.2になってしまった。
バケツ1杯分の水を入れ替えて、pH6.9に戻したが、時期に安定してくれればよいのだが・・・。
エサは朝と夜の2回、エビ専用のエサ、プロモーションフードを砕いて与えている。2日に1回位の割合で、植物性のエサ、テトラ プレコを、数日に1回の割合で、スパイラルシェルフードを与えている。
植物性の強いエサは食いが悪く、プロモーションフードの赤茶色のエサがもっとも食いがよかった。これらのエサはそのまま与えると大きすぎて食べきれないので、細かく砕いて、流木や岩の上に沈殿させて与えている。
こうしないとソイルの下に入ってしまい、エサが食べられずに水質を悪化させてしまうからである。
一番食いが悪いのが、巻貝用のエサ、スパイラルシェルフードだった。原料は昆布粉末・ビール酵母その他植物性・動物性原料となっているが、味が悪いのかほとんど食べてくれないようである。しかし、オタマジャクシと水草についてきて勝手に繁殖しているモノアラガイが全部食べてくれるので、水質の悪化は防げている。
エビ達は大変元気で、早く卵を持たないかと毎日興味深く観察しているが、まだ卵を持ったエビは観察できていない。もっともレッドビーはまだ若く、成熟していないようなので、あと1,2ヶ月くらいは掛かると思う。
クワガタやカブトの時の撮影は撮ってくれと言わんばかりにポーズを取ってくれて非常に楽だったが、レッドビーの場合、水槽の中ということとよく動き、小さくピントも合わせにくいという難しさがあり、止まってくれていても、細部まで撮影できず、今のデジカメでは性能の限界を感じてしまう。
やはりかなり高価だが、1眼レフデジカメの購入も検討したい。レンズだけでも、8万円以上もするので、30万円以上の出費になりそう・・・。

ミナミヌマエビによる捕食
 
2月13日
 なんとミナミヌマエビがレッドビーを食べているところを発見した。
よく見ると捕食されているレッドビーは脱皮途中の柔らかい状態だった。運悪くミナミヌマエビのエサとなってしまったようだ。
脱皮時は体が非常に柔らかいため、表皮をちぎって食べていた。高いのに・・・。

脱皮中のレッドビーを捕食するミナミヌマエビ@
運悪く、脱皮中のレッドビーが捕食されてしまった。
レッドビーの腹付近に脱皮した殻が見える。
  脱皮中のレッドビーを捕食するミナミヌマエビA
脱皮時は体が非常に柔らかいので、レッドビーの表皮をちぎって食べているところが確認できる。
20円以下のミナミが800円前後のレッドビーを食べてしまうとは・・・。
(2005.2.13)
 
ミナミヌマエビの抱卵 抱卵したミナミヌマエビ@
腹に多数の卵を抱えているのが分かる。
(2005.2.15)
 
 
2月15日
 帰宅して既に深夜の0時を周ってしまったが、寝る前のエサやりの際、待ちに待った抱卵したミナミヌマエビを発見した。
ミナミヌマエビの腹に、たわわに卵を抱えていて、100個前後はあると思われる。
以前は珍しい光景ではなかったのだが、しばらく飼っていなかったので、とても感激。
人気のヤマトヌマエビなどの人気種は小卵型のものが多く、稚エビになる前の段階のゾエアと呼ばれる1mmにも満たない幼生で生まれ、しかも海水を必要とするために繁殖は不可能に近いが、ミナミヌマエビは大卵型で稚エビの状態で生まれてくれるので、水槽内で容易に繁殖できるところが、最大の魅力なのである。
目詰まり
 
2月15日
 今日こそは早寝しようと思っていたのだが、水槽を見るとろ過器から水がポタポタとしか出ていない。
給水口のスポンジが目詰まりしたのかと思い、軽く水槽の水で洗ってみたが変わらなかったので、ろ過器内のスポンジを洗ってみたが、まったく変化なし。何回も洗ってはセットの繰り返しをしていたのだが、出口のホースよりも吸水口側のホース内の水のスピードが遅いことに気付き、ろ過器の管からスポンジをずらしてみると勢いよく水が流れ出した。
洗ってはいたのだが、スポンジ内にもかなり目詰まりを起こしていたようだ。
水槽内の水は濁ってしまったが、エビ達は元気だった。pHも測ってみたが、ph6.8で丁度よい値を保っていた。
抱卵しているミナミヌマエビも元気にエサを食べていた。
稚エビやレッドビーの拡大写真を撮りたいがために、高価な一眼レフデジカメを取り寄せで注文したので、卵や稚エビ達を撮影するのが楽しみである。レンズやメモリもろもろで37万円以上掛かってしまったが・・・。
そうこうしているうちにまた時間が経ってしまい、また寝不足になりそうだ。

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