海の日には海へ行こう(1997.7)


海の日(7/20)なので、おにいちゃんとおねえちゃんは、ポートタワーや神戸海洋博物館があるメリケンパークに行ってきました。(TSL実験船「疾風」やヤマト1、サンタ・マリアも展示されているのよ。)

「かんちゃん」も行きたかったのだけど、潮風が体に悪いからって、お兄ちゃんが連れていってくれなかったの。でも代わりに写真を一杯撮って来てくれたのよ。

(神戸のメリケンパークには、元町から神戸に掛けて元町通りを少し歩いた後、海側へ折れると10分程で着きます。また、メリケンパークへ行くバスも、三ノ宮から出ています。ハーバーランドからメリケンパークへの渡し舟があると嬉しいのですが、きっと採算が合わないのでしょう。)

海洋文学大賞の贈賞式や、東京港国際トライアスロン大会なども開かれたらしくて、神戸では、須磨のヨットクラブでレースが、18日には神戸港で海上パレードがあったそうです。 20日は、メリケンパークでお祭りもありました。(お兄ちゃんは写真は撮って来てくれなかったの。)凧をあげたり、ステージでは子供が踊ったりと、出店も出て、大変賑やかだったそうなの。やっぱり「かんちゃん」も行きたかったなあ。

なお、1999年も行って見たのだけど、こんなイベントは無し。無くなっちゃったのかなあ。残念。


海上保安庁の展示

海の日の記念式典の一環として、メリケンパークで、 海上保安庁の「あわぎり」の展示公開がありました。

操舵室にはコンソールが2台並び、どうやら右が運転席(って言うのかな?)、左が機関席の様でした。高速を出す船らしく、座席もあります。

外から見ていて、操舵室の下はどうなっているのかなと思っていたのですが、どうも乗員室や船長室・機関長室があるようでした。(立ち入りは禁止されていました。)5〜6名程度の船だと、船長さんの次に偉いのが機関長さんの様ですね。(で、二人は専用の部屋を貰っているのでしょう。)

ベッドも置かれているようだったし、食堂もあったので、数日程度の航海に出ることもあるのでしょう。恐らく揺れも大きいと思うのですが・・・ ご苦労様です。

他にと言えば、ヘリコプタ搭載型の、大型巡視船PLH07「せっつ」は、神戸オリエンタルホテルの奥の中突堤で展示公開をおこなっていました。これは体験航海もあった模様です。「せっつ」に気づいて近寄った時はもう4時で、そろそろ店仕舞い。お客さんが降ろされるところで、乗船できませんでした。残念。外洋に出るだけあって、やっぱり大きいですね。(国際条約により、外洋の救難業務も行う必要があるのです。)


水上消防署と税関、自衛隊

神戸市水上消防署

神戸市水上消防署の「たちばな」と 「くすのき」も展示されていました。「ぬのびき」は展示は無かったみたいだけど、やってきているのを見ることが出来ました。小さい船に大きな放水塔で、大型貨物船の火災に対応しているとのことです。待っていれば、放水シーンを見ることが出来たかもしれませんね。

神戸市税関

神戸税関のパトロールボートも来ていました。大きさは並んで展示されていた「あわぎり」より少し小型でしたが、一般展示等にも使うことを考慮して作られている様で、来賓室なるものも用意されていました。

この船も、小さいにも関わらず、8名分の狭いベッドと、カセットコンロがありました。(しかも、来賓室の設置の都合上、居住区域には窓が無くなってしまった様です。)数日程度の航海を行うのでしょう。「あわぎり」と同様、恐らく揺れも大きいと思うのですが・・・ ご苦労様です。(こちらは立ち入り可でした。)

アルミホイルが置いてあったり、タオルかけにお守りが掛けられていたり、で、生活感があって面白かったです。

トイレもありました。たくさん水を流すこと、なんて張り紙がありましたが、海水を利用するのでしょうか?(真水だともったいないような気が・・・)いずれにしろ、トイレがついているだけで、立派に思えました。(釣り舟にはついていないものが多いですね。海に向かって・・・ が一般的だと聞きますが。)

海上自衛隊

そうそう、離れた桟橋では、艦番号128と223の新旧の護衛艦が、仲良く並んで停泊していました。128は「はるゆき」で、223は「よしの」 だと思われます。

公開目的で、ヘリコプタを引き出していました。(4時過ぎには収納していました。)でも、そっちの桟橋へ行くには少し距離があったので、時間との兼ね合いもあって今年は断念。来年、又来るようなら(かつ、一般公開をおこなっているのなら)見に行きたいな。