船の科学館(2003.8)


駐車場もプールも一杯

(「神戸近辺だより」だというのに)新橋から“ゆりかもめ”で約20分(片道370円)、 「船の科学館」 へ。東京へ行く用事が会ったので、そのついでに。一度訪ねてみたかったので。

東京へ行く用事...振替休日が溜まったので解消すべく、2日お休みを (全然消化しきれない) 。
と言っても、技術研修 (WebSphere) に参加するのが主目的だったんだけど。ここのところ研修といえば何時も、交通費も参加費用 (今回は無償) も身銭状態。まあその分、身に付くけど。

意外と人が多いのは、ひとつにはプールを併設しているかららしい。久し振りに東京も暑い日で、芋洗い状態。今日(木曜日)は平日なんだけど、大人も多いみたい。

展示物は概ね 神戸海洋博物館 と同じ。神戸港の模型の代わりに、東京港の模型があったり。
おみやげ物やさんで売られているのも (船長さんのキーホルダーや、ロープの結び方見本の楯など) 比較的似ている。

そんな中、ここを特徴付けているのが、屋外に置かれた“二式大艇”。実家が芦屋 (九州ではなく兵庫県) の海岸近くだったので、子供の頃、西宮の工場からだと思われる“US-1”を、よく見たもの。そのご先祖様という訳。飛行艇は、優雅できれい。

二式大型飛行艇は942年 (皇紀2602年なので“二式”) に海軍に採用された飛行艇。 US-1を製作している新明和工業(西宮)は、二式大艇を開発した川西航空機製作所の後身。現在新明和は、就役すれば3代目 (PS-1を入れれば4代目) になるUS-1改を開発中。

そして、現在の展示の目玉は、H13.12.22の “不審船” 。こちらの展示は無料だった事もあるのか、実に沢山の人が見に来ていて。観光バスも来ていたし。
(ここのところ、連日1万人が見学に訪れているらしい。)
それにしても、水中スクーター (左写真) やら偽装漁船やら、映画のような現実。
常設展示場を建てる為の募金箱があって、ええ、ちゃんと募金してきましたよ。


追記 仕事で前を通りかかったのですが、二式大艇は里帰り (九州の芦屋らしい)、不審船も撤去されていました。募金はどうなったんだろう。...2004/06


追々記 更に仕事で前を通りかかった時 (“ゆりかもめ”の窓から覗いただけ) は、二式大艇のあったところに、潜水艇がおかれている様でした。
...2004/08


追々々記 不審船は、2004/10/17の産経新聞によると、1億円以上の募金が集まり、早ければ年内にも「海上保安資料館横浜」 (仮称) が出来、公開されるとの事。1/10万の募金も役に立ったかな。 ...2004/10


更に追記 仕事で横浜に行った折、偶然にも上記の記念館を発見。入る時間はなかったけれど、「工作船展示館」の文字を見つけました。
場所は、MM21、赤レンガ倉庫バス停の近く (海上保安庁 横浜海上防災基地 に併設されている様でした)。
よかった、ちゃんと展示保存されたんだ。...2006/05


“不審船”の展示

連装の対空機関銃。勿論、普通、漁船には積まない。

後部の観音扉。
ここから上陸用の小型艇を出入りさせるらしい。 小型のドック型揚陸艦の様。

喫水下は高速走行用のV字型。


行った日:08/21/2003