神戸異人館[風見鶏と萌黄の館](2003.9)


神戸に住むのに異人館のページが無いので、今更ながら、書いて見る。
行き慣れたから、というのもあるのだけど、神戸近辺だよりなのに、ね。

JR三ノ宮 (どちらかというと、地下鉄三ノ宮) から北野坂をどんどん登ると、ソフトクリーム屋さんに行き当たる (正確には、北野坂を抜けたところかな) 。
ここが「六甲牧場のソフトクリーム」で、夏なら無添加の濃厚なソフトクリーム300円を食べる事。おいしいから。

階段を登ると、北野町広場に隣接して、その昔NHKで有名になった風見鶏の館を見学する事が出来る。今日は、萌黄の館と共通の入場券(500円)を買った。
(たくさんの異人館をまわるなら、パスポートも発売中。加盟していない異人館もあるから要注意だけど。)

続いて横の階段を登ると、北野天満神社に出る。
そこから風見鶏の館を望む (上はその時の写真) 。ちょっと天気が悪かったかな。

旧トーマス住宅

(国指定重要文化財)
指定年月日 昭和53年1月21日

「風見鶏の館」として知られるこの館は、明治42年、ドイツ人貿易商ゴッドフリート・トーマス氏の自邸として建てられました。

北野・山本地区に残る異人館で、レンガ造りの建物としては唯一のもので、色鮮やかなレンガ色の色調、石積みの玄関ポーチなど重厚な雰囲気を持っています。

(展示パネルから一部抜粋)


居間にグランドピアノ。優雅だねえ。
萌黄色の、萌黄の館。
煙突が目印。

萌黄の館

大きな楠の木に囲まれた国の重要文化財「萌黄の館」は、明治36年(1903)にアメリカ総領事ハンター・シャープ氏の邸宅として建築されました。

木造2階建て、下見板張りの異人館で、2つの異なった形のベイ・ウインドー(張り出し窓)を始め、アラベスク風模様が施された階段、重厚なマントルピースなど、贅沢な意匠が随所に見られます。

(展示パネルから一部抜粋)


次いで、直ぐ隣の萌黄の館。こちらは靴を脱いであがる様式。
ピンク色のパンダがお出迎え。
のんびり読書にふけっているけど、実は震災復興へのお手伝いにやってきてくれたパンダでした。その節はお世話様です。

テラスから南を望む。クレーンが遠くに見えるから、その向こうには海がある事が分かる。
この洋館が建てられた時は、高層ビルはなかったから、一面の海が見えたはず。
きれいだったろうね。

昔はエアコンも無かった。
今は海は見えないけれど、夏でも涼しく過ごせる。
室内の至るところに置かれたエアコンに感謝。
もっともどの部屋にも暖炉があるから、当時の住民は寒がりだったのかも。 (だから夏に強いと言う訳でもないだろうけど。)

さて、散歩も終わったし、トアロードへ抜けて、帰ろう。他の北野めぐりは、また今度。異人館をつまみ食いできるのが、神戸在住の利点。

このほかの、神戸の観光情報は...http://www.city.kobe.jp/tourism/

トアロードへ抜けて...

たまたま見つけたお店(cafe BERTHIER)で、お昼ごはんにする。ちなみに、ツナサンド、BLT、アイスコーヒーとアイスティーで、計2,000円。ツナは大きな缶詰を丸ごと使ったみたいで、重厚でお勧め。

北野工房のまち。グランドオープンという事で、お店もたくさん出ていたよ。今日は開催されていなかったけど、お菓子作りなどの体験が出来るとの事。


別の雑貨屋さんで見つけたピン。北野には雑貨屋さんも多い。