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もうすぐ架け替え、という事なので、餘部鉄橋を見に行ってきました。 昨年塗りなおしたと言う赤いペンキも色鮮やかで、夏の蒼い空に映えていました。 素人目には、百年でも持ちそうな具合ですが、1912年生まれのご老体、そろそろ退役という事だそうです。 それにしてもうらやましい海水浴場(8月の下旬ともなれば終了)。ここでしか見られない海。 透明度が高いねぇ、あ、電車来たねぇ、とカメラを持ってうろうろとしているうちに、 帰りの時間が来てしまいました。こんなに時間が空いてしまって、どうしよう、と、 予定を立てた時は思ったのですけど。 |
姫路で進行方向が反対になる「はまかぜ」。乗客はバタンバタンと椅子を回転させます。
ちょっとひなびた感じも楽しい。 ![]() |
強風に煽られて脱線、回送中の客車が橋から転落し、下にあった工場の従業員さんと車掌さんが亡くなったのが1986年の事 (鉄橋下には慰霊碑がありました)。 安全基準が厳しくなり、冬の観光シーズンを中心に運休や遅れが続出し、定時運行が困難となった事を契機に、 架け替えられる事になったそうです。 「出来た当時はどうだったんですかねえ」「昔は車体が重たかったからねえ」とは、たまたま耳にした観光客と、安全係さんの会話。確かにSLは重かっただろうけれど、そういうものなのかなあ。 |
写真左から順に、「橋梁を下から仰ぎ見る」「あまるべロマン号」「橋梁全景」。 |
香住町経由だと、あちらこちらに「カニ」の広告が。日本海側だものねえ。行きの特急ではカニ弁当の車内販売が あったので安心していたところ、帰りのアナウンス「なお、当車内では、車内販売はございません」。食べそびれてしまいました。 ![]() |
右写真。駅名表示。想像していたのと異なり、随分綺麗でした。
市電のホームの様な小さな駅に、駅員さんが3〜4名、安全監視係さんが2名、
太陽に焼かれながら、観光客を捌いていました。
行った日:2006/08/26(土)