![]() 外から見ると巨大な「てつのくじら」でも、内装はぎりぎりの詰め込み。 こんな窮屈な三段ベッドですよ。 ![]() 触雷したフロート(写真左側が爆心)。湾岸戦争後の掃海任務で、 危険な作業を黙々とこなした自衛隊の皆さんに感謝。 |
8月の終わり、「宮島瀬戸内ぐるりんパス」で、宮島にも行かずに呉にだけ、 「てつのくじら」に逢いに行ってきました。しかも日帰りで。 まずは「ひろしま美術館」へ(入館はぐるりんパスを見せるだけ)。所蔵作品は、 フランス印象派を中心としたヨーロッパ近代美術と明治以降の日本の油彩画との 事で、小振りながら良い絵が沢山並んでいました。 場所は、広島市の中心部、中央公園の中にありまして、JR広島駅からなら紙屋町 東まで市電で14分(市電は、ぐるりんパスにて乗車可能。かえり券を見せて降り ればOK)、その後、5分程歩いて到着です。今回は、開館時間の9時前に着いたの で、公園内を散策。緑の濃い、きれいな公園でした。
フェリーで軽食を採っておいて、12時に早速「大和ミュージアム」へ(受付でぐ るりんパスを見せて、券売機の前に並ぶお客さんの横を素通り、申し訳ない)。 軍港としての呉の歴史を見学した後、1/10の大和の模型等を見学しました。 印象に残ったのは、佐久間艇長の遺書、ドイツ敗戦により降伏するU-Boatに乗船 していた日本人技官の自決時の遺書、石坂浩二氏が寄贈した、畳6畳程と聞く長 門の軍艦旗、でした。 見て回るには2時間は必要との事だったのですが、特設展も含め丁寧に見て回る なら3時間以上は必要かと思います。(今回は、特設展と、宇宙戦艦ヤマト、それ から、造船技術のコーナーはパスしました。) 昼食を「レクレ」3Fにある、冷房をかける事を放棄したのではないかと思われる 「五ェ門」で広島風お好み焼きを食べ、一寸休憩(14時〜15時)。広島風、がすべ てそうなのかどうかはわからないのですが、ともかくボリュームがありますね。 おなかいっぱいになりました。 「てつのくじら館」(海上自衛隊呉史料館)は入場無料。潜水艦と掃海の展示とい う事で、正に“てつのくじら”である潜水艦「あきしお」が、まるごと陸上に展 示されていました。艦内の展示もありまして、限定されているとは言え、こんな に見せてしまって良いのでしょうか? 他の展示といえば、ペルシャ湾での掃海任務について、大きく場所をとってあり ました。触雷して曲がったフロートも展示されており、危険な任務であった事を 再確認、派遣され、犠牲者を出さず完遂した自衛官の方には、頭が下がる思いで す。 JR呉線に乗って約1時間で広島へ。安芸路ライナーという名前を時刻表で見まし たが、来たのは岩国行きの、ロングシートの普通電車。軍需物資輸送のため、苦 労してトンネルを掘り、橋を掛けたという呉-広島間を、当時の苦労を偲んだり、 眠ったりしながら(失礼)とことこと戻りました。 |
ひかりはどちらもレールスターなので、5列ではなく4列シートでゆったり。 こだまも同様。 ![]() フェリーに乗る時は、ぐるりんパスを見せて、乗船券を発行して貰う必要あり。 ![]() フェリーは気の良い船長さん?のアナウンスあり。きっと高速船より楽しいはず。 ![]() 美術館。縮小するとなんだか良く分らない写真に。きれいな建物でした。 ![]() 広島風お好み焼きとの事。どのあたりが広島風なのかは、正直良く分らなかった。 |
行った日:2007/08/18(土)