フェレット装甲車
フェレット装甲車

2日目

戦争博物館(Imperial War Museum)

朝の内に、ホテルの近くのジュビリー・マーケットで買い物を、と思っていたのに、 (曲がりくねった通りが多いから、近いはずなのにちょっと迷ったりしたよ。) 待てど暮らせどファストフード屋さんしか開かない。朝の9時から開くと書いてあったのにねえ。(ガイドブックの情報は不充分だ!)
尤も、通りは、朝も早いと人影も少なく、写真を撮るには良い感じ。

戦争博物館

早々に諦めて、僕の希望で「帝国戦争博物館」に行く。或る雑誌では Elephant & Castle駅下車となっていたので、そこで下車して地図を見ながら まごまごしていると、地下鉄の職員(ジャケットの胸に地下鉄のワッペンを 縫い付けていたので、多分そう)がにこにこしながら寄ってきて、 親切にも方角を教えてくれたんだ。
後は通りすがりの人に道を確認しながら、10分程でたどり着く。 どうも、一駅手前のLambeth Northから行くのが近いらしい。

入場料は1人5ポンド、ガイドブックは2ポンド70。
今月のテーマ(月別の特別展示)は「エニグマ」で、ナチス・ドイツのエニグマ暗号と、英国の解読チームについての展示があった。
館内には、大戦中の大型兵器が並んでいたけど、先の大戦中の、船団護衛を重視したポスタが何枚も貼っているのを見るにつけ、正面装備重視の当時の日本の考え方と比較してしまった。
後、日本刀や寄せ書きのある日の丸なんかも置いてあって、ちょっと辛い。勿論それ以上に、ドイツ関係の展示物が遥かに多い訳で、ドイツ人はどんな気持ちになるのだろう、とか思ったり。

戦争博物館はこちら ところで右(上)の写真はガイドブックの表紙。
左の写真は、地下鉄の駅の近くにあった看板。帝国戦争博物館だけ、わざわざ大きく紙を貼り出しているのは、何で?

スェーデンボルグ協会
スェーデンボルグ協会

サンドウィッチとスェーデンボルグ協会

サンドウイッチショップ

博物館を堪能した後は、大英博物館に行かなきゃ。という訳で、 地下鉄をPicadilly Circus駅で乗り継いで、Tottenham Court Road駅で降りる。 大英博物館のツアー迄は時間があるから、周りの店を覗きながら歩く事にしたんだよ。
ちいさくてきれいな店を見つけたんで、以前から食べたいと思っていた 「本物の」サンドウイッチ(英国は発祥の地だからね)を注文したんだ。

  • 僕は顎の裏の皮が擦り切れそうになるという硬いフランスパンにローストターキーを挟んで、
  • お姉ちゃんは無漂白のブラウンブレッドに玉子とサラダを挟んで、
二人とも幸せ。(でも量は多すぎるけどね。)

さて、このあたりにはお土産物屋さんというか雑貨屋さんが多い。絵葉書と日本までの航空切手を買って、(AIR MAILと書かれたシールもくれた)今夜には葉書を送ろう。
ついでに何となくランドローバの雑誌を、中東系の人(別のお客さんとはアラビア語とおぼしき言葉で話していたので)が経営する店で買う。お前の車かと聞かれたので「そうだ」と答えると、やれやれと首を振られてしまったよ。確かに街中では殆ど見かけないねえ。マニアックな車扱いなのかも(本当は僕は免許も持ってないのだけどね)。

そうそう、あたりをぶらぶらしていたら、スェーデンボルグ協会の建物も見つけたよ。学生時代にちょっとかじったことがあるから、記念に写真をパチリ。

大英博物館

午後2時半から、いよいよ大英博物館のツアー。今は改修工事中とかで、 募金箱の周り(というより至る所)に、2ポンド、 と大書きになってたよ(普段は1ポンドらしい)。

博物館の門をくぐると広い庭があって、中にはお土産物屋さんがあるから、早速パンフレットを買いこむ(置物やTシャツ等もあった)。

大英博物館のパンフ 2時半からは、My Walkに参加。これはJTBの現地観光法人?のマイ・バス・センタが主催する、日本語による大英博物館のダイジェスト案内。

2ポンド! ガイドのTAKAさんは、殆ど全員の客(20人程度)に、この仕事は長いんですか?と尋ねられ、閉口していたのが可笑しかった。(ちなみに、ええまあ、とか、うんと長いんですよ、とか、決して本当のところは答えなかったのも可笑しかった。)
確かに長いんでしょう。だって、博物館の事も、英国の事も、ウチと言っていたんだから。
案内は定番で、英国で見つかったケルト時代のミイラと装身具、エジプトのミイラ、ギリシアの彫刻等など。
結構歩き回って、若干疲れる。あるおばさんは彫刻に腰掛けて、制止されてたり(^^;)

ところで、大英博物館は現在、250周年(2003年)記念開発プログラムで一部改装中。図書館が移動してしまったので、マグナ・カルタの原本等は、見ることは出来なかったんだよ。

アフタヌーン・ティ

さてその後、博物館のツアーとセットで申し込んでいたので、そのままアフタヌーン・ティへ。
博物館から少し歩いたところにあるホテルの喫茶室(机が随分低かったから、団体専用のロビーかも知れないね)で、TAKAさんの給仕で紅茶を頂いたんだ。それと、スコーンなんかの小さなケーキ類もね。英国の紅茶は、日本とは水が違うという事で、確かに味が違った(おいしかった!)のが分かったよ。
さて、何処のホテルだって? 博物館から歩いて5分程。名前は見てくるのを忘れた! 典型的なホテルということだったけど、こじんまりとした、きれいなロビーだったな。

歩いてマーケットを通過して(少しは開いている店もあったけれど、営業時間を制限する法律があるとかで、大半の店は夕方6時ぐらいには閉まってしまう)、ホテルへ。お腹が一杯だったので夕飯は無し。
どうもロンドン名物、ローストビーフを食べそびれているなあ。