| 2004年ベストゲーム対談 |
| らすとあっぷでーと:1月16日 |
| パーソナリティ:天ま&悪ま |
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悪ま「“サプリメント”なんて出してお茶を濁してもごまかされねぇぞ!」 天ま「3年連続マブラヴネタですか」 悪ま「ていうか、いつ出るんだ!」 天ま「いつかは出ると思いますよ。というわけでこんにちはこんばんは。最近は毎月お馴染みの天まです」 悪ま「オッス!オラ、悪ま!エロゲー、いっぺえ売ってるなぁ!すげー、オラ、ワクワクしてきたぞ!」 天ま「初めての方にお伝えいたしますと、毎年毎年、昨年度一年分の美少女ゲームを総評してランキングを決めている企画です」 悪ま「今年はゲームの購入本数が大幅に減ったらしいじゃん」 天ま「えーと……18禁が24本、Win一般が1本、コンシューマが15本だそうです」 悪ま「2003年は合計で54本買っていたからな。今年は40本か。社会人になってようやくわきまえたらしいな」 天ま「えと、その内、オールクリアが18禁8本、Win1本、コンシューマ3本ですね。相変わらずコンシューマはスポーツゲームなどクリアが明確に無いものもあります」 悪ま「エロゲのオールクリア率は大分改善されたが……コンシューマが酷いな。携帯ゲーム機のソフトをちょこちょこ買い過ぎたのが原因か」 天ま「さてさて、それでは評価していきましょう!今年もある程度プレイしたゲームは評価対象にする事としますのでよろしくお願いいたします」 悪ま「適当に終わらせてひぐらしのなく頃にをプレイしようぜ」 天ま「第10位!CARNIVAL(S.M.L)!」 悪ま「割とマイナーなタイトルな気が」 天ま「アニメムービーと最近は非主流なアニメ塗りな絵が良かったそうなのですが、サイコサスペンスとしては弱かったそうで」 悪ま「サイコとしてはストレート過ぎて意外性が無かったし、凌辱要素も中途半端な出来だ。んで、明るい絵柄でサイコ+凌辱というアンバランスさも良くなかったんだろ。サイコ・凌辱好きからは作品として弱く、絵柄から入ると内容が受けないという感じか?」 天ま「歌やムービー、絵柄といったキャッチーな部分は良く頑張っていただけに残念でしたね」 悪ま「全体のボリュームが少なめなのも残念」 天ま「第9位!To Heart2(アクアプラス)!」 悪ま「大作の割に順位が低いな。やはりエロ無しはダメか?」 天ま「そういうわけではないですが、何分あまりにも“2”だったかな、と思います」 悪ま「まぁ、システム、音楽、画面効果、設定、シナリオ展開などが徹底的に“To Heart”の踏襲だからな。でも2というのはそーゆーモンかも、だぜ?」 天ま「こればっかりはこのランク決めの基準の問題だとは思います。安定した面白さという意味では良いのかもしれませんが……」 悪ま「ちゃん様をはじめ、グラフィックは高レベルだがな。絶対に1を超えられない作り方の続編ってのは意外性が無い。確かに元々のクリエイター不在の続編ではあるが、スタッフ的に見劣りはしないからな。アクアプラスほどの会社なら1を超える意気込みで作って欲しかったぜ」 天ま「第8位!Remember11〜the age of infinity〜(KID)!」 悪ま「んー、この順位なのは致し方ないだろう。つーか続(ry」 天ま「サスペンスとしてはなかなか面白いのですが……。相変わらずSFとしてはなかなか凄いというか」 悪ま「評価の前にだな、あの終(ry」 天ま「はいはーい、ネタバレはやめましょーねー」 悪ま「そろそろ発売から一年経つんだし、何とかしろっ!」 天ま「第7位!下級生2(エルフ)!」 悪ま「2ちゃんではメインヒロインのタマことたまきが話題になったなー」 天ま「いや、別にオトメでなくても良いとは思うのですが……。作品が作品だっただけに不味かったのでしょうか」 悪ま「当初のシナリオ担当だった元リーフの原田ウダルが外れたんで、誰彼のよーにヘンな設定だけが残ったのかもな」 天ま「シナリオもお馴染みな展開ながら安定して楽しめましたね。いい具合にナンパゲームっぽかった。門井先生の絵もレベルは概ね高かったと思いますよ」 悪ま「ただシステムがどうにも古いよな。今時のユーザーが果たしてあの面倒な移動システムに耐えられたのだろうか。いかにもゲームをやっているという感じがしてオールドユーザーには楽しかったかもしれんが」 天ま「目当ての女の子とランダム遭遇する為に延々と一日街中を歩いてみたりとかっておかしくも楽しいですけどね」 悪ま「攻略作業自体を楽しめるユーザーならいいんだが。あと、さすがに現在の基準だとプレイが長過ぎたな。オールクリアしていない奴の多そうな作品だ」 天ま「第6位!Quartett!(リトルウィッチ)!」 悪ま「おぅ、ちょっとエロゲに対して拘りのある人間だと今年一番と推す奴も多いらしいな、カルテット」 天ま「ハイレベルならグラフィック、そのグラフィックを生かすシステム。BGMは生音。全体に漂うクールなセンスも光りますよね!」 悪ま「ま、ただ如何せんメーカー前作の白詰草話と基本的な部分で変わらないと言えば変わらない。個々のパーツの出来は良いが、トータルではボリュームダウンだしシナリオのレベルも低く……というかスケールが小さくなった感じだな。頼めたが、名作から佳作になったか?て感じだ。ギャグが期待していたほど面白くなかったのも残念無念」 天ま「第5位!らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜(Terralunar)!」 悪ま「ようやく発売したテラルナの月面基地前チームの作品な」 天ま「一見すると、同チームの作品しすたぁエンジェルを思い起こさせる設定ですが、開けてびっくりのエロゲ制作現場を描いたヲタクゲーム!」 悪ま「やっぱり一番の魅力はシナリオだろうナァ。声が付く事をきちんと計算して作ってあるバランス。テンポのいい会話として成り立っている作品はあんまりないしな。難しい言葉を使わず、場面と合いつつも意外性のある言葉の選択にセンスを感じるぜ」 天ま「絵も癖はあるものの、悪くは無いと思うんですけどね。18禁美少女ゲームでギャグでアナーキーでは厳しかったですかねー……。何しろBGMはほとんどギターでロックで、エンディングは男性ボーカルですよ?」 悪ま「ま、延期しまくりとか販促の下手さ加減とかから見て売る気があんまりなかったんじゃあねーかなー、と思ったりするぞ」 天ま「第4位!リアライズ(プレイム)!」 悪ま「元リーフの黄金コンビ、高橋龍也と水無月徹のようやく出た新作だったんだがー……やっぱし絵がなー」 天ま「高橋さんのシナリオの巧みさは相変わらず健在で流石でした。現代舞台の一般人が特殊能力を持つ“ジョジョ”みたいな作品って人気ありますけど、動き付けていかないとなかなか難しい面があるかと思いますが、高橋さんにそんな心配は無用でした」 悪ま「確かに文章力は高いぜ。しかし、だ。一部キャラクターの放られかたといい、もう少しまとめて欲しかったぜ。あと絵がダメだろう。リアル系というか頭身高めなんだが、可愛いとか美麗には遠いぜ。基本的には絵買いの多いエロゲユーザーへの訴求力がシナリオだけじゃあなー」 天ま「2005年3月にはコンシューマ版も出るそうだしそっちに期待しましょうよ」 悪ま「ざけんなー!エロゲの補完をコンシューマでやるな!つーか、エロ薄過ぎ適当過ぎ!」 天ま「それではついにベスト3!第3位はCLANNAD(Key)!」 悪ま「なんだ、順当だな。昨年のPCでは販売本数トップから2番目だろ」 天ま「Keyの新作ですが最初から一般作品として発売、しかもPCということでどうなるか不安視する向きもありましたが……時間をかけただけあってレベルは高かったですね」 悪ま「方向性はどの作品でもあんまり変わらないからあーきーたー」 天ま「でも今回は突飛なキャラクターばかりという感じから少し脱却して、比較的普通の美少女ゲームっぽいキャラもいたりしましたよね」 悪ま「その代わり一人一人のキャラクターの描写が薄めというか、結局メインは渚だろーみたいな」 天ま「音楽のレベルは今回も更に高くなった感じですし、絵もこなれてきましたよね」 悪ま「所詮はいたるだぞ。Kanon>AIRの時は割と変わったかなーと思ったが、今回はいつも通り。それより年数かけたのにCGが少ないぞ!」 天ま「今回のシナリオは比較的誰にでも楽しめるというか、難しくない感じでしたね。でもシナリオ構造もなかなか面白いですし、万人向けに仕上げていましたね」 悪ま「トータルのプレイ時間は長いが、個別キャラクター一つ一つの長さはそこそこだし、テーマや切り口を変えているから単調にならないのは良かったかもな」 天ま「続いて第2位!Fate/stay night(TYPE-MOON)!」 悪ま「去年に比べると大作志向だなー。面白くねぇ」 天ま「そう言われましても……TYPE-MOONの商業第一作でしたけど、テキストアドベンチャータイプのゲームとしては本当に高いレベルでしたね!」 悪ま「んー、萌えだけじゃなく燃えが入っている作品はウケやすいな」 天ま「グラフィックは通常の一枚絵CGどうこうというより、動きのある映像・音響演出が光りました。ノベルですとどうしても戦闘シーンなどの迫力不足になりがちなのですが、立ち絵CGを動かしたりフラッシュや音も含めたCGカットで派手に見せていましたね。Quartett!のFFDとは違い、現在主流のシステムでの進化系といいましょうか」 悪ま「そのおかげで低速マシンだと辛かったみたいだけどな」 天ま「シナリオも月姫と同じ系統でスケールを大きくした感じでしょうか。シナリオの量もかなり多いですが、アクション要素のおかげで結構プレイできてしまうので凄いですよね!」 悪ま「月姫以上に血生臭い気もするけどな。コンシューマ移植とか考えると面倒くさそうだ。ま、エロゲーはエロゲーらしくエロゲーでしか出来ない表現で勝負してきた所に好感は持てるぜ」 天ま「さてさて、それでは2004年度の第1位は!……RanceVI-ゼス崩壊-(アリスソフト)です!」 悪ま「おー、俺好みの一作だ」 天ま「エロゲーらしく、そして面白く。ある意味での王道をきっちり貫いたその姿勢も含めて一位にさせて頂きました」 悪ま「ゲームにのめりこませる術をよく考えた一作だぜ。エロ系イベントを見るためにはこのアイテムを手に入れて、このダンジョンに潜って……昔からあるエロい展開を見るためにゲームをするという事を思い出させてくれる」 天ま「RPG部分も出来が良いですもんね。繰り返し系だけどテンポよく楽しめるし、そして女性キャラの仲間が一杯できるし、その中でも強いキャラがいたり弱いキャラがいたり。可愛いキャラが弱かったり。逆に強いキャラだから好きになったり」 悪ま「ランスというと鬼畜なイメージもあるかもしれないが、実際は悲壮感は薄くて、ランスという馬鹿馬鹿しいまでのスケベを笑えてしまうんだよな。このキャラはシティハンターの冴羽僚とかうる星やつらのあたるぐらいのイメージだぜ。実際にやるかやらないかの違いぐらいだ」 天ま「本当にプレイヤーを楽しませるという事を考えた娯楽作品ですよ。テーマに走り過ぎるノベル系作品が多い中では新鮮に見えますよね。かといって軽いだけのシナリオではなく、世界設定自体は重さも含んでいるんですが。ランスというキャラクターで全てぶっ飛んでしまう、と」 悪ま「絵も悪くねぇ。プレイしていたら古さが気になるどころか、むしろ下手にパステルじゃ無い所にオリジナリティも感じたぜ。ただ、如何せん現在のユーザーにアピールするのは辛かったな」 天ま「それに"6"って新規にプレイするにはやりにくいですもんね……」 悪ま「無骨なまでに作る作品ってのはどうしてもコアユーザーばかりにウケるからな。本数出さないと続編は作れないし難しいもんだぜ。俺は好きだけどな!鬼畜だし!」 天ま「クリエイターが作りたい物を作る、というのも良いですけど、プラスいかにプレイヤーを楽しませるかという事もしっかり考えているのが好感持てます。これは今回上位の作品全体にも言えますよ。どっちかに寄り過ぎても良くないですし」 悪ま「リピートで地味に売れ続けてまたこういう作品を出して欲しいもんだ」 天ま「……という所でしたが、いかがでしたでしょうか」 悪ま「他に今年の話題作で入っていないのは……Soul Link(Navel)、DUEL SAVIOR(劇画)辺りだが。Soul Linkは単純にほとんどプレイしていないんだよな。DUEL SAVIORは?」 天ま「ボーカル集目当てで買ったのでプレイしていないらしいです」 悪ま「そういう作品が多いから購入本数ばかり増えるんだ」 天ま「さてさて、今年は10万本クラスの大作が何本も出ましたねー」 悪ま「おぅ。勝ち組と負け組がはっきりしたとも言える」 天ま「ですけど、中小ブランドでも良い作品出す所はありますし、そういうところが売れないと冒険作・実験作が出てこなくなりそうなので……良いと思えるものは今後もチェックしていきたいです」 悪ま「そして忘れちゃいけないのは今年のクソゲー大賞だ。今回はなかなか難しかったんだがMISS EACH OTHER(Overflow)にその不名誉を与える」 天ま「なるほどー……って、これ、5分くらいしかプレイしていなくないですか?」 悪ま「あー、とにかくイロイロな意味で叔母風呂がダメだった作品、てことでな。ハイスペックを求めたにも関わらず作品のやろうとしているレベルが小さかったな」 天ま「秋葉原では1000円も切っている状況ですが、それでもワゴン常連ですもんね」 悪ま「今年出るスクールデイズには期待したいがな。MEOと同じくフルアニメーションで勝負するらしいが、今度は規模も大きくいくようだ」 天ま「潰れるブランドも出る昨今、実験作は失敗すると痛い、ですけど無難な作品ばかりだとジリ貧。難しいですね」 悪ま「それでも勇気を持って面白いと思える作品を出すメーカーだけが残っていくんだろうな。ま、どうでもいいゲームを出している所はさくっと潰れてくれた方が業界の健全性に繋がるだろうし」 天ま「本当、この業界も甘くは無いですよね。という所で、2004年ベストゲーム大賞でした!。また来年会いましょう!」 悪ま「NTRで毎月会えるけどな」 2004年ベストゲー 1位 RanceVI-ゼス崩壊-(アリスソフト) 2位 Fate/stay night(TYPE-MOON) 3位 CLANNAD(Key) 4位 リアライズ(プレイム) 5位 らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜(Terralunar) 6位 Quartett!(リトルウィッチ) 7位 下級生2(エルフ) 8位 Remember11〜the age of infinity〜(KID) 9位 To Heart2(アクアプラス) 10位 CARNIVAL(S.M.L) 2004年クソゲー大賞 MISS EACH OTHER(Overflow) |