レビュー:いただきじゃんがりあん らすとあっぷでーと:11月14日
いただきじゃんがりあん[すたじおみりす](Win)
ゲーム概要  キャラ対戦しながらストーリーを進める麻雀ゲーム。要するに脱衣麻雀。ファミレスの経営者の両親を持つ佐藤和己は、妹の鈴音の訴えにより、家業のファミレスが経営難に陥っていることを知る。手っ取り早くファミレスの経営を立て直すため、他店から人気ナンバー1のウェイトレスをヘッドハンティングして客を呼ぶことを考えつく。
システム  ステージ毎に出てくる敵キャラを麻雀で勝つことによってストーリーを進める形式。一応、対戦後に選択肢もあるのだが、Hするかしないかの選択のみ。オーソドックスな脱衣麻雀。それにしてもシステムがツライ。そもそもバグが多すぎる。OPムービーの音が出ない、キャラボイスがしばしば二重になる、など。麻雀の思考ルーチンなどは致命的で、「ドラ」のみで上がれる麻雀など初めて聞いた。それ以外にもおかしな役、イカサマ技が成立していない、手牌が14牌になるなど……ちょっと酷すぎます。
 それ以外でも、システム的にキーボード操作ができないとか普通にスキップできないとかマニュアルが説明不足過ぎるとか……現在のゲーム業界の標準的な仕様ができていない。
グラフィック  CGの枚数はかなり少ない。1人辺り5枚。少し安めの価格設定とはいえ、ちょっとボリューム不足過ぎ。クオリティ自体はまぁ、そこそこ。各ファミレスの制服が実際のファミレスの制服をパクったもので、企画的にはちょっと面白い。麻雀対戦の合間で展開する通常会話パートではデフォルメのギャグイラストが多数挿入される。このギャグ絵のセンスはなかなか良い。同人ソフトKanosoで有名なイラストレーターが担当しているらしく、シナリオのノリと相まってテンポの良いギャグストーリーが楽しめた。
シナリオ  潰れそうなファミレスを救うため、ライバル店の人気ウェイトレスを脱衣麻雀で負かしてヘッドハンティング……という設定自体が無茶すぎで、完全なギャグシナリオ。強引な主人公と翻弄される女性キャラ、あと一部の電波キャラ(笑)が展開するアホなストーリーはそれなりに見所アリ。ただ、ボリュームが少な過ぎ。値段からすればもう少し楽しませてくれてもいいだろう、と思う。簡単にクリアできるし、クリア後のストーリーなどもあまり無い。
 ギャグ展開にもかかわらず、Hシーンになると急激にシリアスっぽくなるのが強引過ぎてまた笑える。そして、Hシーンがそれなりに濃かったりする(^^ゞ
キャラクター  キャラクター的にはオーソドックスな設定の気もする。ドタバタラブコメとしてはお約束どおりのキャラ多し。主人公の和己の強引さは面白い。ほとんど彼のボケと周りのツッコミで成り立っているシナリオだし。萌え系のキャラクターも一部いて、王道ではあるがおかしさを感じない程度には仕上がっている。でも、目新しさは無い。
 唯一、河合ななえだけは見た目と性格のギャップが面白いかも。
サウンド  サウンド方面では、ボーカル曲がまずまずの出来。特に河合ななえのテーマはかなりぶっ飛んでいる上、対戦中にずっと流れているので楽しめた(笑)BGMはあまり印象に残らなかったので、それなりの出来ということでしょう。
 ボイスではF&C作品に出ている声優が多数出演。一番の目玉は主人公の妹の佐藤鈴音をやっている藤咲かおり(With Youの乃絵美で有名)でしょうか。声優は結構熱演でして、特にHシーンでその実力が発揮されています(笑)
総評  積極的な販促展開、有名声優の起用、同人ソフトで有名な原画家起用……など話題には事欠かなかった作品。しかし、あまりにも出来の悪いシステムが完全に足を引っ張った。絵とシナリオが良ければいいゲームになる……そう考えたのか?しかし、ゲームとしてまともにプレイできないのなら評価云々以前の問題です。あと、全体的にボリューム不足過ぎ。それでいて繰り返しプレイする気にならない、と。発売イベント等もやっていたけど、それに合わせるためにデバックをちゃんとやらなかったのでは……という勘繰りも仕方ないことですかね。

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