システム 5点 | |
場所移動と選択肢式のノベル部分で構成されるアドベンチャー。セーブ数は30個。シナリオがほとんど共通なので数は十分。CG閲覧、音楽鑑賞、シーン回想モードといった基本的なおまけモードあり。スキップ、テキスト読み戻し、音量調整などもある。当たり前の機能は当たり前にあるが、それ以外パッとしない。キーボードによるコマンド操作が無いのでフルスクリーンとウインドゥの切り替えが不便か。それと、以前は出来たキーボードによる場所移動が出来ないのはとても不便。どうして対応させなかったのだろうか。
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グラフィック 5点 | |
原画は樋上いたる氏。元のCGを新たに塗り直して少し見た目が良くなった。古臭さは多少薄れたので良かったと思うが、元々の原画のレベルが低いだけに現在の作品と比べるのは厳しいか。
追加要素としてアニメムービーが追加されている。レベルはなかなか高く、原画と比べての違和感もあまり無い。元作品での母の怪死したシーンがムービー化されているが、内容的にコンセプトが掴みにくく少々疑問もあるが。それと、問題はムービーの挿入箇所。OPは分かるがFARGOに潜入するまでのトラック内の会話をムービーにする意味が分からない。確かによく出来てはいるが、他のシーンでいくらでもムービーにするべき所はあるだろうに。勿体無い。
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キャラクター 7点 | |
主人公が女性、他に出てくる女性キャラもそれほど多くない。その分、一人一人は丁寧に描かれている。
主人公の天沢郁未。冷静そうな美人に見えるが、意外とノリが良かったりもする。気は優しく、時に弱く、それでも前に進む。度重なる苦難にも立ち向かっていき、自分を見失わない。過去のネタが豊富だったりもする。
郁未の仲間、巳間晴香。兄を探すために施設にやってきた。行動力がありしっかりとした目的意識も持っている。多少厳しくとも冷静な判断を下す事ができる。時々、由依の能天気さに呆れたりもするが心根は優しい。
郁未の仲間、名倉由依。姉を探すために施設にやってくる。得体の知れない組織に潜り込む割に緊張感の無い、明るい少女。子供っぽい見た目と言動が特徴的。
郁未と同じ部屋に住む名の知れない少年。FARGOの一員の割にどことなく抜けた性格で郁未に騙されたりする。真実を知っているような素振りを見せながら肝心な所でははぐらかす飄々とした一面も。気の抜けるような冗談を言っては郁未を呆れさせる。
サブキャラから一人、FARGOの団員である高槻。非情で残忍、人を騙しては喜ぶサディスト。その狂気はエッチシーンで発揮される。常にハイテンションな危ない人物。
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シナリオ 9点 | |
シナリオライターは非公開。元作品では麻枝准氏。シナリオには特に改変は無し。さすがに放送禁止用語にはピー音が被せられていた位。
信者として施設に入り込んだ郁未を中心にシナリオは進む。普段の生活は午前の修行、昼、午後の修行、夜という風に分かれている。午前はMINMES、午後はELPODという装置による修行シーンが描写される。ここでは郁未の過去に関する描写を繰り返し描く。夜のシーンではFARGOの調査が行われる、という流れで話が進んでいく。
シナリオは暗く辛いシーンが数多く続く。その中で少しずつFARGOの実態が浮かんでくるという作り。精神的に攻めるシーンが多く、サイコものとしての面が強い。それでいて文章はそれほど難しくないのでプレイしやすくもある。人間の弱い部分をしっかりと描いてもいるので読みがいはある。由依の話は同じようなテーマの作品と比べてもレベルの高いシナリオと感じた。
エッチシーンは鬼畜中心。修行の名目で陵辱シーンがあるというポルノ作品らしい設定。肉体的というよりも精神的な陵辱に特徴があり、男性キャラが女性キャラをなじる台詞が刺激的。
尚、元作品にあったおまけRPGは今作には収録されていない。それほど評判のいいものでもないのでそれほどのマイナスにはならないと思うが、無いと無いで少し寂しい気も。
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サウンド 9点 | |
音楽はPCM。元作品と特に変わりは無し。暗めの曲でまとめられており、レベルが高い。
ボイス。追加要素の一つ。全キャラフルボイス、郁未の心理発言にもボイスが付けられている箇所が多く、ボリュームはたっぷり。声優陣のレベルは概ね高く、逆に平均的な演技をしている声優が下手に聞こえてしまう。鬼畜の展開が多いので女性キャラの悲鳴部分に拘りが感じられる。特に上手いと感じるのは郁未だろうか。また、男性キャラの声優の熱演がある意味面白い。エッチシーンの興奮した声がハイテンション過ぎて失笑してしまう。高槻、それと郁未の先輩役の演技は抜群に上手い……というかやり過ぎ。
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