みんなあげちゃう
   岩里祐穂/小森田実/椎名和夫
C/W 愛はナイス・フィーリング
   森塚理世/瀬井広明/椎名和夫
     CBSソニー 07SH1882

A面は「みんなあげちゃう」のビデオ版の主題歌、B面は日テレ「人気スターチーム対抗歌合戦」テーマ曲←単発番組のテーマ曲かい。A面は小森田さんのお得意の路線、こういうのってモータウンっていうの?曲としてはうまく出来てると思います。お二人の歌い方もギミックのない新人アイドルらしいもので、とりあえずハモつけてる処もあるしヘタではありません。そこがソソられないところで、私は映画版の浅野なつみの歌の方が好きです。
That Boy of Mine
   ケント・デリカット、森由里子/西岡千恵子/唐木裕史
C/W 本気1/2
   森由里子/小森田実/唐木裕史
     CBSソニー 07SH1975

今度はテニスラケットのCMソングだって、見た事ないんだけど。ケント・デリカット作詞というのが売りなのかもしれませんが、この時期彼の知名度がどれくらい残ってるのか、そしてそれを売りにする場面が一体どれくらいあるのか…曲は聴ける方だし、彼女達の歌い方もただ歌うだけではダメなんだ、という部分をそれなりに勉強したようで好感持てます。B面は本田理沙+ポピンズでは無くて前曲A面の続編というカンジ。ジャケットは双子である事を意識しつつあってよろしい。
待てないON THE BEAT
   さかたかずこ/千代正行/矢野立美
C/W 夏の抜けがら
   ビーンズ豆田/小杉保夫/若草恵
     ポリドール 7DX-1541

どこかで聴いたような曲調とアレンジなんだけど思い出せない私…。この当時流行ってた曲調なのは確かで、私は少し苦手としてましたので残念ながらこのB級なれの果てコンビ(失礼)の動向にはあまり関心がなかったのでした。ちなみにテレ朝のドラマ『あぶない雑居カップル』挿入歌というタイアップもとってますが効果の程は結果を見れば分かるでしょう。そもそもこのドラマすら思い出せないし。曲として悪くはありませんがこの方達が歌う曲ではないはずです。
DANGER ZONE
   ビーンズ豆田/矢野立美/矢野立美
C/W SATISFACTION
   ビーンズ豆田/矢野立美/矢野立美
     ポリドール 7DX‐1563

最初「太陽を抱きしめろ’86」かと思ってしまったイントロ。でも曲が始まるとあの時の切羽詰った感じはイマイチ感じられず中途半端でした。矢野立美さんの作曲作品は珍しいのですが残念です。B面はやはりイントロのちょい気持ち悪げなのたうち回り方が一瞬オッ?て感じでしたがあとはやっぱり一緒でした。2番のウナリ&掠れ声もなんだかなぁ…。せっかく髪逆立ててハードな方向に進もうとするのならもう少しハメを外して欲しかった。セイントフォーの時は外せてたでしょ?
メ・デ・コロス
   糸井重里/つのだ ひろ/岡田徹
C/W キャットウォーク
   康珍化/亀井登志夫/岡田徹
     フォーライフ 7K-108

まぁ十分にトレーニングはされてるでしょう、しかも双子ならではのコンビネーションの良さも功を奏しているとは思えますが、それにしてもドギツさ満点。一度夜ヒットで見ましたが、インタビューではあまり喋らず歌になると真っ赤な下着衣裳で両サイドからケツ拡げのフリで歌うんですから本人達も覚悟というより欲望の赴くままの行為としか思えません。歌は完璧なジャングルサウンド。それもカニバリズムが横行する奥地の原住民の収穫祭の歌のような勝ち誇った感じで猟奇に満ち満ちてます。あれ、つのだサンの☆マークはどこへ。B面はマトモ、というか、アナタ達キャットというよりハイエナとかピラニアとかハエトリソウとかのほうがお似合いでは?
VIRGIN O
   宮原芽映/岡田徹/白井良明
C/W キングコング・ハーレム
   篠塚満由美/岡田徹/岡田徹
     フォーライフ 7K-124

フォーライフはデビュー当時からなにげにチカラを入れてたらしく、セカンドシングルまでリリース。(アルバムも出てたような気が)。他の“ヴァージン”ものとは明らかに一線を画してるのは、♪涙と血を流すのが女のワザだわ、という処で充分に堪能できます。「ライク・ア・ヴァージン」よりも上級で姑息で悪質と見た(笑)。B面の声を完全に創っている辺り、本当はプロ級のコーラスデュオなのでしょう。アンダーグラウンドの活躍なんかもあったのかもしれませんね。詳しい方がいたらご教示頂けると嬉しいです。
IN&OUT
   売野雅勇/新田一郎/難波弘之
C/W デリシャス・ボーイ
   売野雅勇/芹澤廣明/難波弘之
     ワーナーリプライズ L-1646

よく見ると分かりますが、ミキのアタマが大きすぎて微妙に合成写真になってしまってるのがステキ。歌はツッパリおばさんのハードロック歌謡でそれは宇都宮辺りで10余年現地オヤジ相手にクラブを経営するママさんとチーママが友達ママのお店開店祝い帰りに立ち寄った六本木のホストクラブでアソばれて芯細になってたオンナの導火線に火を点けられ大枚をはたいて豪遊する、といった感じなのでしょうか。B面はその続編と考えれば合点も行きます。新鮮で高級な素材を使った料理はオイシイけど高くつくわよぉ〜(笑)。
本牧・横須賀・ルート16
   売野雅勇/芹澤廣明/矢野立美
C/W 笑ってCHIGASAKI
   売野雅勇/岡嶋さゆり/矢野立美
     ワーナーリプライズ L-1686

やっぱりこういう路線の方がしっくりきますね。ジャケットからも狙いを定めたのがはっきり分かるハード・ビアン歌謡。ジュンとネネなんて目じゃない、おそらくライバルは小田かおる・山本奈津子の「セーラー服百合族」コンビでしょう。しかし小山さん、その胸のなさは…コワイからこれ以上の妄想は自粛します(笑)。そういう諸事情を抜きにしても高度な曲。実は大好きです。二人のハーモニーもいい感じだし、売野×芹澤コンビのクセもいい方に出てるし。70年代後半ならイケたかも?B面は岡嶋さんの作曲。そのせいか珍しく岡嶋さんが主旋律を獲ってます。というか自分のデビュー曲を下敷きにしなくても…(苦笑)。
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二枚屋の皆さん (デュオ篇)

サハラ

メンバー名は捜索できませんでしたが、推定24〜25歳の双生児。このいでたちから考えても、
あまり公表出来ないワケがあるのではと思います。アイドルではありませんでしたが、ロック/
ポップス界のキワモノとして、ご登場頂く事としました。単純にスタッフに騙され遊ばれたのではなく、
本人たちの「意思」が作用した結果の活動であることが、この2曲からまざまざと感じ取って頂けると
思います。

BOY

小山美枝子(左)と岡嶋さゆりのコンビ。当時22歳と21歳となってますが、どう見ても…ねぇ(笑)。
女子大生として『投稿写真』という雑誌でコラムを持ってましたが、プロフに載ってるのはそれぞれ
2年生と1年生。事務所方針で入学されたのではない事を祈ります。奥村チヨと小川知子に似てる
ミキ(愛称・てかなんで美枝子なのにミキなのか?)がうわずり声、大黒摩紀と沢たまきに似てる
さゆりがドス効き声なのは分かるのですが、何故素直にビアンラブソングを歌わないのか??

ピンク・ジャガー

セイントフォーについては一応A´くらいではあるのでここへの登場は見合わせてますが、解散後
結成されたピンクジャガーについては登場する資格は十分あるでしょう。浜田範子と鈴木幸恵の
いかにも他の3人より抜きん出たいと密かに画策していたようなお二人がノンとメグというラブリーズ
みたいなニックネームを附けられて再デビュー。私には上のBOYが再デビューしたのかと思えました
が…(笑)。きっと二人それぞれ“次は私のソロだわ”と思ってたのか。浜田さんはその後濱田のり子
として脱ぎ系Vシネの顔に。う〜ん、きっと良かったのよね。

アイリーン&エリカ

STARMANS IRENE 純子とSTARMANS ERIKA 愛子の、ハーフの双子。基本的には何て素敵な
素材(だって混血の双生児ですよぉ)なんですが、何故かハマりませんでした。だってあまりに
フツーなんだもん。やはり双子なら両手鏡のように同じ衣裳を着せて同じポーズで同じ笑顔をさせ
なければ。それにジンガイなんてみんなおんなじかおでしょ(なんて失礼な)。お二人はどちらも
可愛くてそれぞれモデルとかやったら良さそうなカンジ。歌もそこそこ歌えるし日本語も堪能なので
(そうかそれがダメなのよ)それを生かした方に進むべきでしょう。