インディーズ歌謡   Part3

ONCE AGAIN     小坂真美
   やぎのりお/辻宏樹/辻宏樹
C/W 出来事
   法月けい/辻宏樹/辻宏樹

88年リリース。ルックスからするとアイドルポップスとか歌っても良さそうな真美ちゃんですが、歌謡ポップスといった感じに仕上がっております。イントロのセンスの良さがまずいいなぁ。詩もポジティブな内容で、過ぎた恋は忘れて歩いていきましょう、という感じですか。真美ちゃんの歌声も内容にピッタリの前向きな歌い方で好感持てます。♪Uh〜Once Again、の英語の発音もナイス!B面はメジャー調のバラードで、彼女も歌い上げております。私は彼女がTVで歌うところを見たのですが、割とメジャーだったのかな?このシングルもちゃんと店頭に置いてあったし。
恋するトコロ天     市原まゆみ
   中山大輔/中山大輔/藤本明男
C/W わたしの気持ち
   中山大輔/中山大輔/藤本明男

この曲については大好きなバクスターさんのHPでも紹介されております。メイショクという会社のPRソングとして作られたと思われるこの曲、なんと言ってもトコロ天が恋するんですから常軌は逸してるでしょう。しかもトコロ天ですよ。放蕩の果ての極楽の境地なのかもしれません。B面の「わたしの気持ち」も負けず劣らずのステキな曲。市原さんは75年ポリドールで「避暑地のお姐ちゃん」というシングルを残してる人なのですが、何でこの曲もポリドールからリリースしなかったのかしら。やっぱトコロ天じゃ…ダメかぁ。
想い出草     原映子
   藤田國春/小田芳隆/いさむあさぬま
C/W 想い出草(語り)   語り:直指庵住職・小田芳隆

Part1で紹介したエルレコード、私の持っているもう一枚がこれです。原映子さんについての知識はまったくありません。顔も分かりませんが、声の印象は同じ京都絡みの清水舞子ちゃんを彷彿とさせる感じ。曲もそれこそ清水さんのアルバムに入っててもおかしくない様なマイナー調の歌謡曲。原さんのか細いノンビブラートの高音は淋しさを上手に表現してると思うのですが。ちなみにB面はA面と同曲をバックに作曲の小田住職様が淡々と悟りを開いております。一応針は落としてみましたが、催眠術にかけられてるようで怖くなり針を上げてしまった気弱な私。まだまだ修行が足りないようです。
来い恋サンバ     松浦由香
   篠原いさお/松井悟/松井悟
C/W あなたが生命
   篠原いさお/松井悟/松井悟

松浦由香ちゃんはこれがデビュー曲で他に「海峡挽歌」「ひとり横浜」というシングルカセットもリリースしているアイドル演歌歌手の方。私は由香ちゃんとデュエットしたんだぞー!その時は「ひとり横浜」のキャンペーンの時だったんだけど、お願いしてこの「来い恋サンバ」も歌ってもらったのだ!!一生の思い出になりました。由香ちゃんは可愛いし歌も上手いのだ。しかもこの「来い恋サンバ」はメジャー組にも負けないくらいのインパクト大で、しょっぱなから♪来い来い来い来い持って来い、とアジテーションしまくりで最高。ジャケのポーズもキマってます。「ひとり横浜」B面の「時間は魔術師」も名曲よ!
恋はテイク・ア・チャンス     麻乃ミユキ
   おだ良/島津行良/森真奈美
C/W MIYUKI!!
   水間りも/森真奈美/森真奈美

インディーズの中ではかなり知名度のあったファーストレコードから88年リリースされております。A面作曲の島津行良さんは荻野目洋子ちゃんのデビュー曲「未来航海」を作ったあの島津さんなんでしょうか?焦燥感とともに突っ走るメロディーは似ていますが…。麻乃さんはジャケだけ見るとちょっとコワモテですがなかなか素直な歌唱で好感持てます。B面のアイドルっぽいメロディーもそつなくこなしてて、アイドルに見せかけて実は実力派かも。
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