自主制作歌謡   Part3

Star dust fantasy〜おりひめ伝説     面高陽子
   面高陽子/ベン佐藤/植原路雄
C/W Like a passing breeze
   面高陽子/ベン佐藤/植原路雄

恐らく子供時代に童謡歌手をされてたのではないでしょうか?レコードのジャケ裏のプロフにもかなりの数のレコードリリースがあると記載されているのでその道では有名な方なのでしょう。このシングルについては作曲のベン佐藤氏の絡みでリリースされたのではないでしょうか、実際こういうリリースを自主制作盤で行っているアーティストの方もいらっしゃいます。面高さんもヴォーカリストとして余裕を感じさせる歌を聴かせてくれております。
十六歳     山口沙織
   小林忠明・岩瀬ひろし/塩谷純一/前田俊明
C/W 上級生
   宮下経明/塩谷純一/前田俊明

85年7月21日リリース。キングはですね、他の自主制作盤と違って正規リリースのものと全く変わらず番号帯も一緒だったのですね。これもそのひとつで私もこのシングルを店頭で見かけました。それでもこのジャケットだけで臭いをかぎわける私のほうに問題があるのでしょう。沙織ちゃんは丁寧な歌唱で甘酸っぱい歌謡曲を歌ってくれており、笑顔の可愛さを見ても十分メジャーアイドルとして通用すると思うのですが。
ゆりかごの詩     浜田淳子
   久仁京介/岡千秋/前田俊明
C/W うらぶれ
   久仁京介/岩村佳美/前田俊明

82年の曲のようです。浜田淳子さんは同じレコード会社の桜田淳子さんに芸名を見出したわけじゃなくて本名、キャッチフレーズは「ミステリーギャル」とのことです。これだけのルックスですからアイドル路線で充分イケたのでしょうが幼い頃から民謡を習い母親が長唄のお師匠さんだったこともあり歌謡曲路線の曲をリリース。A面の作家陣の豪華さもすてきですが、B面もいかにもうらぶれって感じでかっこいいのでした。ラストのロングトーンも哀愁ただよってていい感じ。さすが東京宝映テレビ特別研究生なだけはある表現力の持ち主。
愛…それとも嘘     中島恵子
   今井さゆき/桜田武男/小谷充
C/W 愛…それとも嘘(カラオケ)


一部で話題になっていたNCS品番から2曲ご紹介。中島さんはこの他にも正規レーベル・自主レーベルでリリースを続ける息の長い方。どこが起源が解りませんが、この曲ではジャケ写でおわかりのとおりわりと清純な部分を匂わせており初期の方ではないかと思います。上沼恵美子風な笑顔もポイント高い。曲の方はポイント毎に見られるインディーズ的譜割りがフックになりつつちゃんと聴かせる歌謡ポップスに。淡々とした佳曲です。オリエントレコードでリリースされてる「ブリリアント」って曲、聴いてみたいなぁ。
タバコ煙歌     久美ケイコ
   礼恭司/江利宇武士/加賀爪恭近
C/W ラ・クリマ・デ・クリステ〜キリストの涙〜
   礼恭司/坂入義信/加賀爪恭近

こちらはよく解りませんが夏川亜貴ちゃんと作家陣が似てるのでその辺に繋がりがあるのかな?A面は云わば「自動車ショー歌」のタバコ版ですね。サムタイムが一番新しそうなんだけど古いのはいこいやら光やら巧やらすごいのが出て来ます。購買層を狙っての事でしょうか。B面はタイトルからよからぬ事を想像しましたが、サビが3回も続くヘビィなブルース歌謡でした。いや、聴き続けるうちにこのタイトルの本当の意味が解ってくるのかも…禁断の果実にむしゃぶりつくように、是非いつかリピートして聴いてみたい曲ではありますね。
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