インディーズ歌謡 Part5


プリティー・サマー   和田めぐみ
   西田陽一/萩原渚/岩田ひろし
C/W 夢の中のプリンセス
   西田陽一/萩原渚/岩田ひろし


以前にも絶賛したエルレコードのシングルを2枚発掘しましたのでご紹介。まずこちらはジャケットだけでも幸福感でいっぱいになる和田めぐみちゃんの「プリティー・サマー」です。ホント可愛いわぁ〜服選びや立ち位置も完璧なアングルですね。曲のほうは夏らしいサンバリズムに乗ってちょっと背伸びした夏の恋を歌っております。♪ため息が出ちゃう、とか♪何故か二人は燃えるのよ、なんて西田陽一さんにしては珍しい言葉選びではないかな。めぐみちゃんの歌い方もちょっとたどたどしい感じがたまんなく良いです。京都グランドオーケストラ演奏のサウンドも手作り感いっぱいで素敵!B面はいつもの西田陽一×萩原渚サウンドでこっちも良いですね〜。ラストの♪ラブアタック プリンセス〜の部分の音感は素晴らしい。
LIBERTY SONG   谷崎七夕実
   杉原雅子・西田陽一/萩原渚/岩田ひろし
C/W 哀しみのジャニス
   西田陽一/萩原渚/岩田ひろし


こちらは名前の読み方が分からない谷崎七夕実ちゃん。いやぁ〜彼女についてはインディーズという枠を超えて素晴らしいアイドル素材だと思うんですがどうでしょうか?ルックスだけでなく歌も上手いんだこれが。東芝あたりでデビューしててもおかしくないんだけどねぇ。AB面ともにピアノをフューチャーしたスローなナンバーで、「LIBERTY SONG」はタイトル通りポジティブなメジャーバラード、「哀しみのジャニス」はウェットでありながら淡々としたマイナー調で哀しみを歌い上げてくれてます。歌は安心して聴けるのでバラードは合っているのですが、せっかくのこれだけの素材なんだもの。他のタイプの曲も聴いてみたくなっちゃうよ。ところでA面の作詩を手掛けている杉原雅子(西田陽一氏は補作詩というクレジット)という人は誰なんでしょう?一連のエルレコードチームでは初めて見る名前なんだけど…。
ポップコーンダンス   菊地ルミ子
   すがまさと/小池弘/中村暢之
C/W 点滅ブルー
   すがまさと/小池弘/忍野心一


レイディーバーズのイカした演奏に乗って歌う菊地ルミ子ちゃんの「ポップコーンダンス」はタイトル通りポップコーンがはじけ飛ぶような元気いっぱいの歌唱です。サビ前の♪ジャンプ!って処なんて彼女の元気さが生かされててカッコいいよ。詩はちょっとダブルミーニングなところもあるんだけどそれも吹き飛ばすキャラクターもいい味出してます。B面は変わってメロウなナンバー、こちらも抜群の歌唱力で歌いこなしてます。詩も難解だし普通の人には歌えないのでは?最後のハミングのフレーズも「あざやかな場面」に匹敵する感動ものですね。
心がわり   堀口ユミ
   白聖堂/阿波昭夫
C/W 雨だれ横丁、今日も雨
   白聖堂/阿波昭夫


うーん、素敵なアングルのジャケットですねぇ。なかなか色っぽく撮れてるじゃないですか。そんな色っぽい堀口ユミちゃんにはポップス歌謡が似合いそうなんですがこのシングルは一般的な演歌でした。安心して聴ける歌唱力でところどころウナリも盛り込みながら歌ってくれております。B面もネオン演歌です。作詩が自主制作で紹介している美里まり子さんと同じ白聖堂って人なんですがこの世界では有名なのかしらん。
女の酒場   中野ゆう子
   三森美夫/三宅隆司/斉藤恒夫
C/W 夜がにくいの
   三塚信夫/三宅隆司/斉藤恒夫


このシングルは、縁あってあの!孤高のサイト『ちあきの部屋』の管理人・ウシオ様にお譲り頂いたものです。まずジャケットの凄絶さは見ての通りでしょう。この豊かなバストを強調したと思われるアングル、そしてそのアングルに酔い痴れていらっしゃる中野さんの恍惚のお顔…、ちょ、ちょっと待って、この手のゴツさといいお化粧の決め具合といいもしや中野さんニューハーフ…?!いや、それにしては歌声は澄んだ酒ヤケ声だしなぁ。その歌声の素晴らしさはB面の「夜がにくいの」のサビで聴かせる♪アッ…ァァアッ…といううめき声で存分に発揮されておりますので、きっとニューハーフ並にお美しいモデルレベルの体型のおねいさんなのでしょうね。(アタシってオトナね)ともかくこんな貴重なシングルをご提供下さったウシオ様、海より深く感謝しております。ありがとうございました!!

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