自主制作歌謡 Part5


ハード・レディ   スィート・ギャル
   スィート・ギャル/スィート・ギャル/佐藤信行
C/W さよなら想い出
   高安良/高安良/佐藤信行


グループ物を2枚入手しておりますのでご紹介しておきましょう。まずは1979年デビューのスィート・ギャルのお二人。同じビクターだし、歌い方もどことなくピンクレディーですねぇ。曲も「世界英雄史」の日本版というか、まぁ「DO YOUR BEST」の焼き直しというんでしょうけど、紫式部やらアマテラスやらまた独特なヒロインばかりを集めて、サビで♪女は男よりいつの時代も翔んでるワ!!と来るワケですね。作詩・作曲ともこのスィートギャルのお二人となってますが曲構成バッチリ、恐らくプロの方でしょう。やっぱフリツケもあったんでしょうかね。
ときめいてOMAJINATION   MINES
   高村恵三・マーク矢崎/岩城一生/飛澤宏元
C/W アブノーマルな恋をしそう
   高村恵三/岩城一生/飛澤宏元


こちらは1988年の作品、残念ながらMINESの3人は存じ上げないのですが、東京タウン情報イメージガールとの記載があるので一部では有名な方々なのかも。IMONだっけ、あーゆうところで歌ったりされてたのでしょうか。ストリート系とかプレデビュー組とかにはホント弱いんでご存知の方がいらっしゃったらご教示を。曲は両面ともマトモなアイドルポップス、B面なんでちょっぴり期待したのですがまさかこんな可愛い少女たちに禁断の世界なんて歌わせないですよね。というか、ホント3人とも可愛いねぇ。アイドルになれて良かったね、って素直に思える曲です。
ロンリーダンス   円美鈴
   吉田和美/吉田和美/小谷充
C/W ロンリーダンス(カラオケ)
   吉田和美/吉田和美/小谷充


レコード品番のアタマが上原ゆりかちゃんと同じなので、恐らく中部地方あたりでのデビューと思われる円美鈴ちゃん。白いドレスがとっても似合う可愛いルックスですが、歌詩に♪お酒を飲んで、とあるので20歳は越えているのでしょうか。歌唱は甘え方・溜め方などツボを抑えてらっしゃり更にアイドルらしい清純さも兼ね備えているという一粒で二度おいしい逸材だと思います。曲も哀愁漂うポップスで、リフやエンディングの解決方法などは目を見張る出来栄えですね。惜しむらくはB面がカラオケであるところ。1曲だけなんてもったいないよぉぉ!!
ミスター・プライド   白川朋子
   麻生圭子/竜崎孝路/エジソン
C/W セピア色の街
   喜多条忠/和泉常寛/萩田光雄


Part2でご紹介した白川朋子さん、実は何枚かシングルをリリースされておりましてこの業界では有名なのではないでしょうか。そんな彼女の別シングルを入手しましたのでご紹介しましょう。作家陣も有名どころを起用しており、もしかしたら品番がそうなだけであって実は普通のリリースのような気もします(“製造”ではなく“発売”と記載されてるし)。ポリドールの闇はそこかしこにブラックホールがあるなぁ。曲の方は「ラブロマンス」のアイドル路線ではなく落ち着いた歌謡曲路線。歌唱の確かさは変わりありません。一体どれくらいリリースがあるのか、いつか是非突き止めてみたいものです。
君がやさしく…   加藤温子
   加藤温子/加藤温子/埜色紀見男
C/W Mellow Time
   加藤温子/加藤温子/埜色紀見男


Part1でご紹介した加藤温子さんも別のリリースがありましたのでご紹介します。といってもこれは販促用の非売品シングルですけど。『バナナ白書』というカセット企画のテーマソングとなっております。1989年に発表されたと思われるこの作品、なんとご本人が作詩曲もしているという、彼女の溢れる才能が如何なく発揮されている作品。歌い方は「夏色の微笑女」の雰囲気に近い、ウィスパーヴォイスで常に微笑みながら歌っている感じですね。嬉しそうな感じが見て取れるようです。販促盤なので仕方ないですが、ジャケには顔を出してほしかったな。

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