ロコとエッコ/ラブリーズ/あいあい

 ファンの方々申し訳ありません。確かに皆さん魅力的な方々なのですが一緒の紹介で
お許しくださいませ。
ロコとエッコは湯本浩子・悦子の双子。79年の正式デビュー前に「アンクルリッキーとファミリー」
としての活動があります。確かに双子には珍しく可愛いのですがもうひとひねり
したほうがよかったかも。個人的には好きでしたが。グラビア系に行けば良かったと
思うのは私だけ?
ラブリーズは伊原好恵(ヨッコ)と青木房恵(メグ)の二人。当時19歳と15歳と言うのは
ホントでしょうか?つーかなんで4つも歳の差があるのにコンビを組むのか?
平尾昌晃歌謡学院出身だから?ニックネームの付け方もうさん臭いです。
アイドルとしての脱落の後、NHKの教育番組(なかよしリズムみたいなヤツ)にレギュラーで
出てましたがその時もラブリーズという名前だったはず。彼女達の野望の表れか?
あいあいは池田早苗・由美の双生児。西村まゆ子が優勝した第2回ホリプロSCの特別賞で
デビューしました。根本的には演歌を目指していたと思うのですがそうは問屋が卸さない。
片方は永作博美似だったりしますが売り方は間違えてたと思います。そこが私の好きな所ですが。

ロコとエッコ

家族会議     アンクルリッキーとファミリー
     阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
C/W あひるのカポネ
     阿久悠/都倉俊一/都倉俊一
   キャニオン A-236   1974.10.

私も未確認なのですがどうやらこのジャケット見ただけでも奇妙さが伝わるグループのメインボーカルは彼女たちらしいそうです。よく見るとジャケ左の子の歯並びが全く一緒でした。歌はピンクレディー「パイプの怪人」の元歌と思われる(さすが都倉さん使い回してます)まあまあの曲。少しおませな女の子がお父さんきびしくしないでね、というありがちな内容で、歌い声はまぁお子様声なのでカワイイとかのレベル。B面はタイトルから想像されるとおりの曲でした。74年の曲なのでこういうのもアリだったのでしょう。
かなしみ発 しあわせ行
     藤公之介/森田公一/竜崎孝路
C/W 卒業写真
     藤公之介/森田公一/竜崎孝路
   キャニオン  C-147   1979.07.

私の知っているのはここからですね。売れてはいませんでしたが時々歌番組には出ていたように思います。少しアルトな声のハーモニーはナカナカのものではないでしょうか?森田公一はリリーズを意識していたと思いますが、ちょっと正統派過ぎるかも。歌い方もクセがないぶん印象にも残らないっぽい気がします。B面ではイントロの爽やかさから一転、コブシが回っちゃってますが。こっちの路線で行くつもりだったのかな?立ち位置が思い出せないのですが左が浩子ちゃんでしたっけ?
38度の恋の熱
     高田ひろお/城賀イサム/高田弘
C/W レイン・ロコモーション
     高田ひろお/城賀イサム/高田弘
   キャニオン  C-162   1980.01.

前作から半年開き、今度はアイドルっぽい曲調で。内容も♪そこはいやいや、でセクシーさをアピールしたかと思えば♪ラケットごしくちづけ、とスポユニフェチの世界へ。80年の曲なので想像はつくのですがキャラクターを考えて内容を無理にかわいくしようとした結果か?確かに本人達は明るいだけがとりえのようなイメージでしたから似合ってるし良かったのですが、せっかくのフォトジェニックな双子なのですからもっと使い道があったのでは?とも思います。B面はサビの♪きめてよね〜え〜え〜、て所がブキミで好きです。


ラブリーズ

紅すずらんの伝説
     茜まさお/平尾昌晃/馬飼野康二
C/W 愛のさすらい
     茜まさお/平尾昌晃/馬飼野康二
   CBSソニー  06SH351   1978

この曲はなぜか知ってる人が多いような気がするのですがそんなに売れたのでしょうか?そもそも彼女達が“紅すずらん”と言うとどちらかというと真赤なすずらんの実の方を想像してしまうのは私だけなのでしょうか。歌はいわゆる歌謡曲でアイドルのものではないかもしれません。サビからのハーモニーも勉強してる感じで、たまたまルックスが悪くなかったのでアイドルっぽく営業していただけかも。B面はより歌謡曲ぽさが強くなって平尾昌晃氏らしいサビの解決もドロドロしていて良いですね。
ハリケーン
     なかにし礼/平尾昌晃/若草恵
C/W 星空のファンタジー
     なかにし礼/平尾昌晃/若草恵
   CBSソニー  06SH410   1978

よく見えないかもしれませんがこのジャケ写の彼女達はかなりヤバいです。よくこの写真を使う勇気があったなぁと思いますが、アイドルではないからいいんだよね。曲はかっこいいアレンジとなかにし礼氏の独白的な歌詞がかなり良いのですが、これで曲がもうちょっとショッキングだったらなぁと思うと残念。それでも一線はクリアしています。B面はタイトルとは裏腹にA面をより暗くしたような内容で、こちらもナカナカの出来。でもテレビで彼女達を見ることは、この曲からはありませんでしたね。
首飾り
     橋本淳/平尾昌晃/馬飼野康二
C/W わたしが生まれた町
     橋本淳/平尾昌晃/馬飼野康二
   CBSソニー  06SH511   1979

先日やっとこのラストシングルを入手できましたのでご紹介しておきます。タイトル通り「オリーブの首飾り」を意識しているのが明らかなアレンジとベタな歌謡曲メロはデビュー曲の路線に戻った感じ、結局サビは♪ライライライラ…ってトコなのかしら?と思うほど他のフレーズの印象のなさは彼女たちに合ってるといえば合ってるのですが。B面はさらにほのぼの、てゆーかこのアレンジのすき間のあり過ぎ加減は果たしてよいものなのかしら?


あいあい

水芭蕉の旅
     有馬三恵子/三木たかし/三木たかし
C/W 影絵の恋人
     有馬三恵子/三木たかし/三木たかし
   コロムビア  AK-120   1978.04.

すみません、殆どフォローしていなかった人たちなのでよく分からないのですが、石川さゆりとかを意識していたのでしょうか?粘りつく声質と強烈なビブラート&しゃくり上げが、曲をどうこういう前に奇妙さだけを印象付けていますね。B面のほうが曲調があっさりしているので聴きやすいですがやはりA面の気持ち悪さの方が癖になるかも。年齢に合わせてフツーに歌えば可愛いのに、と思うのは素人考えよ。確かこの曲にはスリーブ違いのジャケットがあったような気がするのですが売れてたのでしょうか?
おもかげ列車
     有馬三恵子/三木たかし/萩田光雄
C/W 山陽路
     有馬三恵子/三木たかし/萩田光雄
   コロムビア  AK-137   1978.08.

先日やっとこのシングルを入手できました。いやぁ〜いいですねェ!曲は70年代歌謡、アレンジはちょいポップス気味(列車だけあってシュッシュッっていうコーラスはいいね)、そしてそれをぶち壊すにふさわしい彼女達の必死の歌唱、これが一番のポイント。もう最初っからトバしてます。ホント普通に考えてもこの手の曲調ならもう少しサラッと軽く歌うようにスタッフも指導してしかるべきだと思うのですが、声ひっくり返る程声張り上げまくってるもんね。これが彼女達のウリなんだというのを改めて感じました。
クリスタル・ドール
     うさみかつみ/三木たかし/戸塚修
C/W 港通り十番館
     うさみかつみ/三木たかし/戸塚修
   コロムビア  AK-152   1978.11.

この曲ではなにげにアイドル路線にイメチェン、ジャケットの写りもそれらしいものに。曲も意識してポップスらしさを出してるしアレンジもそれなりに気を使ってるのは分かるのですが、彼女達の歌い方はそんな事にはお構いなくいつもの如くネバネバとのたうち回ってます。キワモノの道をご存知のようですね。いい事です。この当時で4分03秒という曲の長さも珍しいのではないでしょうか。B面は聴いても聴いても後に残らない曲。(実は2回しか聴いてませんが。)右の人の前髪のブローは何とかならないものでしょうか?
流し雛
     三浦徳子/高橋ふさみつ/萩田光雄
C/W 三色すみれ
     うさみかつみ/竜崎孝路/萩田光雄
   コロムビア  AK-167 1979.02.

未入手2曲を発見したのでご紹介。まず「流し雛」ですが、この曲明らかに何かの曲とほぼ同じフレーズを使ってるんだけど思い出せない…。曲は淡々としたもので彼女たちもサビ以外は普通に歌っております。そのサビすらいつもの全開歌唱ではなくちょっと喰い足りないかな。いいメロなのでその方がいいかもね。B面は軽いアイドル歌謡、これは前作の流れなのでしょうか。こっちも(彼女たちにしては)抑え気味の歌唱でさらっとしたもの。ジャケ写はいいですねぇ。
ほおずき市
   石丸博/三木たかし/船山基紀
C/W 知らない
   うさみかつみ/三木たかし/矢野立美
     コロムビア AK-172 1979.05.

こちらもしっとりとした曲、というかフォーク演歌って感じ?さすが三木たかし先生、うまいとこ突いてます。彼女達の歌唱も普通で、ハーモニーもイイ感じで出来上がっており普通の人があいあいの曲を聴くには一番いい曲かも。B面は暗めの歌謡曲ですが私はこっちのほうが好きかな、サビの解決方法とか。アレンジがもうちょっとスキャンダラスな感じ(どんな感じよ・笑)だったら面白かったんだけど。せめてラブリーズの「ハリケーン」くらいなら面白かったのに。
愛のふれあい
     藤公之介/佐々木勉/矢野立美
C/W あなたへのメッセージ
     藤公之介/佐々木勉/矢野立美
   コロムビア AK-211   1979.12.

ジャケットの『互いに相手の立場を考えて豊かな人間関係をつくろう』というコピー、シルバーエイジなジャージにプリントされた“人類の共存”の文字、法務省の推薦…これらは一体何を意味するのでしょう?よく小学校で観た映画の主題歌だったのかな?(あの映画には大泣きし、また考えさせられました。)歌は彼女達の中では一番良いのではないでしょうか?ジャージ姿も双子らしい栄養詭弱者っぽい彼女達のルックスには合いすぎてるような気がします。でも一体何が目的のシングルだったのでしょうか?謎は残ります。
夜汽車
     千家和也/八木架寿人/竜崎孝路
C/W 恋の雪見草
     千家和也/八木架寿人/竜崎孝路
   VAP  10006-07   1981.09.

「愛のふれあい」が79年12月、この曲は81年9月発売。もしかしたらこの間にシングルが出てるかもしれないですがそれにしてもなんで発足したばかりのVAPに移籍して名前も変えずにシングルが出せるのでしょうか?よく考えると、この年デビューの河合夕子を除いてはスカキャラ出身で生き残ってるのは榊原郁恵と彼女達だけというのもスゴイ。やっぱ裕子と弥生には負けてられないもんねぇ!ジャケットはデビュー当時を引きずり過ぎてますが内容は恐らく彼女達が進みたかった路線。VAP初のアイドルはチャコじゃなくてあいあいだヨ!
アルバム
「おもかげ列車/あいあいファースト・アルバム」

   コロムビア AX-7177   1978.08.25.
A-1. おもかげ列車
 2.  山陽路
 3.  知らない
 4.  さよならのはじまり
 5.  水芭蕉の旅
 6.  影絵の恋人
B-1. 心もよう
 2.  冬の稲妻
 3.  カナダからの手紙
 4.  迷い道
 5.  秋桜
 6.  能登半島 




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