涙の母人形     松尾嘉代
     星野哲郎/中山大三郎/京建輔
C/W 晩秋(おそあき)
     星野哲郎/中山大三郎/京建輔
   コロムビア AH−585   85/4/21


私の3大リスペクト女優のひとり(残り二人は曽我町子様と原悦子様)。彼女の艶技は誰が何と言おうと本物です。『夏の秘密』の運転方法、『鍵』でのかき廻し方、ドラマでも小田茜相手に女子高生役とやりたい放題!この曲は昼メロ「遥かなり母と娘の旅路」挿入歌ということでいわゆる演歌とかの部類に入るんだと思うのですが、曲調とかは既に超越、彼女は完全に下の口で歌ってます。聞いてるこちら側が吸い込まれる感じ。B面は歌謡曲でこちらも戦慄感を満喫、さすが嘉代様!!最近お見かけしませんが、また途轍もないエロチシズムの世界へ誘って下さい!
わたし歌手になりましたよ     浦部粂子
     荒木とよひさ/浜圭介/千代正行
C/W タコの唄
     荒木とよひさ/浜圭介/千代正行
   テイチク RE−651   84/11/21


私の知る最年長アイドル。曲中で♪アイドル・ルンルンルンと歌ってるのでどう考えてもアイドルでしょう。勿論曲の殆どを歌ってるのはコーラスの森の木児童合唱団ですが、粂子ちゃんもちゃんと音階のあるフレーズを担当してるところがスゴい、というかスタッフが強要してない事を祈ると言った感じ。音程よりも味で勝負、味は見事なものです。キメは鶴ちゃんのマネか?ひょうきんベストテンに出てほしかったなぁ!B面は或る意味哀愁漂うもの。粂子ちゃんはセリフのみですが、♪もててもてて…のくだりは同期アイドルを完全に圧倒できるピュアリティを放ってました。女優じゃなくてもいいからもっと時代を共有したかった。ご冥福をお祈りします。
愛のさざなみ     新藤恵美
     なかにし礼/浜口庫之助/志熊研三
C/W 悲しくてやりきれない
     サトウハチロー/加藤和彦/堀尾和孝
   ビクター VIDL−10485   94/1/21

お千代さんの代表曲をレゲエでリメイク。ジャケにRegepsと書いてあるのはレゲエ+ポップスと言う意味なんでしょうか?元歌も好きだしB面も含めてアレンジも素敵なのですが彼女を起用する意図は?というか何故彼女は歌を歌おうとするのでしょうか?89年にも「遊び人」という曲をリリースしてるし、歌手活動を通してなぁ〜んか魂胆があるんだと思うのですが…しかもこの曲のジャケ写のレイアウトは何をターゲットにしていたのか?いや、ターゲットなんて設定してない、単に彼女がやりたい事をやってるんだと言う気がしてなりません。流石「美しきチャレンジャー」!そろそろ新曲を期待しております。
キャディーさんのひとりごと〜練習してからまたおいで〜   キャディーズ
     与母末太郎/高田弘/高田弘
C/W キャディーさんの本音
     与母末太郎/高田弘/高田弘
   ポリドール 7DX−1242   83/6/1

キャンディーズでもないCanDeeでもない、ましてやスキャンティーズでもないキャディーズの正体は内海桂子・好江師匠。この時期のリリースの意図は不明ですが、ちゃんとラジオ番組に出て曲も流してもらってたのでそれなりの勝算はあったのかもしれません。小唄形式で歌ってるのは殆ど好江師匠ですが、桂子師匠の合いの手が秀逸。1番の♪ほぁ〜っっ、とか4番の♪ホントにもう、なんて臨場感あります。ジャケ写のキャディー姿もキマってますねぇ!!B面の♪買ってください詰め合わせ、とか、作詩の与母末太郎(誰なんでしょう?)のセンスが光りますね。
隠密ラプソディ     藤尾友子
     峰岸未来/佐藤準/佐藤準
C/W 想い出のシーズン
     峰岸未来/佐藤準/佐藤準
   フォーライフ 7K−167   84/12/12

彼女については過去の芸能活動よりも何よりも、ジェリー藤尾とのドロ沼離婚が最大のウリでは?ゴシップ記事には興味はありませんがこの曲にしても歌詞はそれを充分意識したモノになってます。曲はフィフティーズとかモダンジャズとかをミックスした軽いものでけっこういい曲。彼女もノッてるようで、“私って実は歌唱力あるのよねぇ”と云わんばかりの得意げさが魅力。B面はこの年代の方お決まりのボサノバですが穏やかで心地いい曲。『ワイドワイドフジ』の司会だかコメンテーターだかやってたんだと思いますが主題歌・イメージソング等の冠は表記なし。で、シングル購入者にはワイドワイドフジ特製のエプロン・トレーナーをプレゼントだって。彼女の活躍ぶりが窺えます。
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熟 女 F (異種格闘技篇)