愛のデュエット
  中里綴/JOHN FARRAR/エジソン
C/W スーパー・ウーマン
  伊藤アキラ/筒美京平/萩田光雄
テイチクユニオン UC-71

原曲は確かにヒットしていましたが、女同士で歌う必要はないのですが…コンセプトは異常ですが彼女たちがそつなく歌っているのでそれなりの出来。B面はまさかの筒美作品、と思ったら浅野ゆう子「オー!ミステリー」B面のリメイクなのでした。キャッツの2ndを担当した作詩の伊藤アキラ絡みか?なぜ浅野盤とオケが一緒なんだろう?疑問は残ります…。作品自体はグループにうってつけのものなんだけど。

テレパシーLOVE
  荒木とよひさ/萩田光雄/萩田光雄
C/W あんちきしょうめ
  荒木とよひさ/萩田光雄/萩田光雄
テイチクユニオン UC-77

このジャケ写が衣裳なのでしょうか?何せ彼女達の現役時代はまったく知らないもので…ここでもしっかり前曲のコンセプトは引き継いでます。但し曲は萩田光雄作・編曲でこの頃流行のUFOモノに。B級にしてはマトモです。B面はちょっと凄い。軽快なイントロに続いて♪あんちきしょうめ〜という野太い声にヘナヘナ。♪ジェラシー〜の不気味な追いかけコーラスはキャッツを真似たのか?エレピもいい味出しててB面には勿体無い出来。

地下鉄ファンタジア
  伊藤アキラ/萩田光雄/萩田光雄
C/W ウェディングベルが二度鳴った
  伊藤アキラ/萩田光雄/萩田光雄
 テイチクユニオン UC-82

殆ど売れてない筈なのですが萩田さんノッてきたのでしょうか。彼らしいサウンドとアレンジで地下鉄のストロボ映像ぽさと酸素の少なさが見事に表現されています。友達に聴かせた処ソロだと思ったと言わしめるほど、二人の息も合いすぎています。B面はイントロが前曲と変わらないのが笑えるんですが、伊藤アキラのドラマっぽい状況設定と♪ナンタルチアサンタルチアという不可解な歌詩が効いてる佳曲。カップリングとしてはこの両面がベストでしょう。

LOVE BEAT3−3−7
  橋本淳/萩田光雄/萩田光雄
C/W 追いかけて…
  麻生香太郎/本多純/大谷和夫
 テイチクユニオン UC-84

デビュー曲B面に続いてまたもリメイク作品。今度は同じ浅野ゆう子の「ハッスル・ジェット」B面。浅野盤もかなりの出来で恐らく浅野盤を支持する人のほうが多いでしょう。でもキューピット盤だっていいんだぞぉ!ジャケ写はこれぞ双子アイドル、という出来だと思うのですが。振り凄かったんだろうなぁ、ちきしょう見てぇなぁ…まぁ無理でしょうね。F.O.が途中で切られてしまってるのが好きです。B面は作家陣総入れ替え、つーかキャッツ☆アイ用に作った曲かな?

横浜レイン〜YOKOHAMA RAIN〜
  伊藤アキラ/萩田光雄/萩田光雄
C/W ウインター・サンバ
  伊藤アキラ/萩田光雄/萩田光雄
 テイチクユニオン UC-96

とうとうラストの曲。79年11月25日発売ということでよく頑張りました。もしかしたらやっと正統派を目指す気になったのかもしれない、ハーモニーも心地よく哀愁味もたっぷりのA級歌謡曲です。B面も同系統、ジャケットの写りも良くてこれが売れてたら第二のピーナッツと云われたかも?…すみません、妄想でした(笑)。アルバムは出せませんでしたがこの10曲があれば充分です!テイチクさん、キャッツと連名で復刻してみません?

キューピット

キャッツの消滅後同事務所が作った双生児デュオ(営業の穴埋め用?)泉山恵美子(エミ)・由美子(ユミ)の二人。
双子にしては割とフォトジェニックな部分もあるしキャッツのような湧き出るエロもない二人に事務所が決断したのは<百合族路線>!!本当は宝塚を狙ったのかもしれませんが、映画『グリース』のデュエット曲をわざわざユミに男装させて歌わせなくても…でも双子の百合なんてめったにお目にかかれないし。
その後は萩田光雄を起用して上質な歌謡ポップスをリリース。萩田光雄ファンの私にしては嬉しい提供です。シングル5枚でとりあえず役目は終わりますが、エミはその後もタレント活動をしていたという話を雑誌で見ました。倖せである事を祈ります。

戻る