一度だけのスキャンダル
     杉山政美/佐瀬寿一/萩田光雄
C/W 恋のマチョマン
     杉山政美/佐瀬寿一/萩田光雄
  東芝EMI TP−10470

前曲「太陽がいっぱい」までは初期のイメージを保っていた彼女達ですがこの曲でイメチェン、私にとっては大好きな路線変更ですが、それまでのファンは果して待ち望んでいたのでしょうか。詩はスキャンダルと言うほどのものではなくとりあえず今までのイメージの女の子が初めて大人っぽい部分を経験してしまうみたいな感じに留まってて、その辺は考慮したのでしょう。B面のほうがもう少し進んだ段階のようですが「マチョマン」という単語から期待される程ではありません。曲は私の好きな佐瀬寿一氏のもので期待通り、でももう少し思い切っても良かったかも。曲はB面のほうが好きかな。ジャケットからも「私たち芸能界長いわよぉ」という余裕が感じられますね。
キス・ミー
     杉山政美/佐瀬寿一/戸塚修
C/W Bonjour涙
     杉山政美/佐瀬寿一/戸塚修
  東芝EMI TP−10526

私にとってのベストシングル。といっても実際は発売されなかったようですが…私が持っているのも白盤で78年12月20日発売予定と記載されてます。A面は当時出たアルバム『キス・ミー/ザ・リリーズX』に収録されてるようです(未入手、これは欲しい)。佐瀬寿一氏のHPでご本人も好きな曲とおっしゃっていただけあって超力作、イントロから前サビ、そしてギターのブレイクとがっちり掴んだ後もおいしいフレーズ満載で(♪ねんねじゃないんだよぉ、の所なんて最高!)本来のイメージである可愛い部分も盛り込んである所もニクイ。エンディングもカッコいい!!B面もオクラ入りさせるには勿体無さ過ぎの曲、彼女達の特徴である鼻声っぽいファルセットが生かされてます。
遠いふるさと
     伊藤アキラ/森田公一/戸塚修
C/W きのう 今日 あした
     伊藤アキラ/森田公一/戸塚修
  東芝EMI TP−10630

「キス・ミー」で新境地を見せたグループの次の曲とは思えないほのぼのフォーク。東芝は五十嵐夕紀でも「ワル!」→「恋人たちの季節」という荒業をやってます。しかもどちらもナベプロ、事務所からの指示があったのかな?普通ならがっかりするのですが結構いい曲なんですよねぇ。サビのハーモニーもちょっと不思議で単調さを崩してるし、初期のイメージともダブりそうでダブらない所がミソでしょう。そりゃそーだ5年目なんだもんね、可愛いわけにはいかないでしょう。ジャケットの彼女達の顔が物語ってます。B面のほうが初期に近いかなという気もします。
きわどい季節
     池田泰男(補・ちあき哲也)/佐瀬寿一/萩田光雄
C/W ヴァージニティーの悲劇
     ちあき哲也/佐瀬寿一/萩田光雄
  東芝EMI TP−17011

約一年あいてまたもとの路線に。作詩はちあき哲也にチェンジするも他は変わらずで嬉しい限りです。内容はさらに夜遊びが過ぎて「獣まがい」とか「お城みたいなホテル」とかいいですねぇ、こういうコンセプト大好き。年季を考えてももう躊躇う事は無いでしょう。B面は当時の状況を逆手に取ったような(いきなり♪処女をきどって、ってアナタ…)曲、タイトルの過激さを考えてもこちらがA面のほうが良かったかもしれません。彼女達の声が全篇機械で弄られてるのもやはり時代か?遊んでるッぽい歌い方もグッドです。
ちょっとHONG KONG TOWN
     比山清・おかどいくこ/比山清/松井忠重
C/W メモリアル・ゾーン
     おかどいくこ・中村典子/藤岡孝章/松井忠重
  東芝EMI TP−17095

ジャケ裏の表記は「ちょっと香港タウン」です。ちなみにB面は「メモリアル ゾーン」と表記。前曲はTVで見た記憶は無いのですが、こちらは印象深いです。キワモノと呼ぶに相応しい名曲、彼女達も張り切って広東語を発してます。もう昔のイメージを想い出す人もいないでしょうね。B面はタンゴですが勿論洗練されたものではなくポピーズの「仮面舞踏会」を連想させるものです。当時彼女達のセミヌードを見ましたが(週間プレイボーイ)、浜辺で二人が向き合って胸の部分をくっつけ合っているというもの、その時の二人の笑顔はこのジャケットの写真と同じように全てを知っているかのような笑みを浮かべてました。私の中のモラルとか条理とかが一瞬に崩れ去った瞬間でした。
シェルの涙
     宮下康仁/西村耕次/松井忠重
C/W 甘い予感
     松任谷由実/松任谷由実/松任谷正隆
  東芝EMI TP−17178

いよいよ東芝でのラストシングル。まぁここまでシングルをリリースしていたのも不思議ですが。キワモノ道を極めた後だからか、こちらは普通の歌謡ポップス。それまで異常なのが続いたのでここらでひと休みと言う感じですか。軽いサンバリズムでなにげに哀愁も漂わせてる所はさすが百戦錬磨なだけはあります。B面のリメイク物も含めてリラックスして歌ってますね。もともと歌は下手ではないので安心して聴けます。この曲もTVで見ることはありませんでしたがどういうキャンペーンをしていたのでしょうか。ラジオで聞いたことはあるのでそっち関係かしら?
ギャラクティカ・スリリング   燕奈緒美・真由美
     康珍化/新田一郎/新田一郎
C/W 0のテーマ
     (インスト)  新田一郎/新田一郎
  ビクター  KV−3065

前曲から約4年、名前を聞かなくなったなぁと思わせた頃に、本名の燕奈緒美・真由美として再出発。ビクターのアニメ専用番号からリリースしたNHK『地球防衛軍テラホークス』のオープニングテーマでしたが番組自体は一度くらいしか見なかったな。ビクター提供のラジオ番組でオンエアされた時もリリーズであることは表立って言ってなかったので本格コーラスグループとして再生する気だったのかもしれません。勿論歌はうまいのでこの新田一郎らしいホーンセクションがやたら後に残る歌も上手くこなしてらっしゃいます。ジャケ裏に彼女達の写真があるんだけどセンス良いですね。
大切な言葉(ワンワード)    燕奈緒美・真由美
     康珍化/田中弥生/新田一郎
C/W ALL THROUGH THE NIGHT
     リンダ・ヘンリック/田中弥生/新田一郎
  ビクター  KV−3067

前曲に続いて今度は同番組のエンディングテーマ。っていうかこの番組そんなに長続きしてたっけなぁ。ま彼女達の歌が聴けるならそれでもいいのですが。B面はA面の英語ヴァージョン。作曲の田中弥生って83年にソロデビューしてませんでしたっけ?曲の方はいかにもという感じのバラードもの。余裕で歌いこなしてらっしゃいます。このジャケ裏も彼女達の写真なのですが、ファンとしてはこちらを表ジャケに使って欲しいですね。この曲の後にワンダービートSというアニメの曲で「瞳にコスモス」という曲がリリースされてますがこちらは未入手、発見次第UPさせて頂きます。。ファンの方々申し訳ありません。
夫婦茶碗    吉田照美&リリーズ
     長谷川勝士/栗原賢二/栗原賢二
C/W バナナ・トリップ
     長谷川勝士/栗原賢二/栗原賢二
  ポリスター  D07R−1009

とんねるずのお陰で再度脚光を浴びた彼女達、夕ニャンの司会をしていた吉田照美と悪乗りシングルをリリースしてしまいました。“ザ”が取れてしまったのは「西麻布」のせいだと思うので許せませんが、新曲に繋がったと思えば仕方ないか。微妙に宴会ソングとして売る気だったのかイメージと違い普通の曲でした。B面の清水ミチコの参加だけはイロモノ臭ですがここでの彼女達のコーラスが張り切りすぎでそのほうがブキミです。ジャケットの足の開き具合は彼女達の本能の表れでしょう。この後モスラ関係のアルバムに参加していましたがこちらも未入手です、すみません。
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ザ・リリーズ

グループとしての紹介は不要でしょう。あまりにも有名なグループなので私なんかがここで紹介してよいのだろうかと言う気も
しますがファンの方お許しください。
リリース数も多く一部未入手のシングルもある為全曲の紹介は出来ませんが、私の好きな中期の曲を中心にご紹介します。
なお、確か妹の奈緒美さんの妊娠・結婚で一時休業宣言していた彼女達ですが、今年に入ってナベプロ何周年かのイベントで
復帰宣言をしていました。また彼女達の成長ぶりが見れるのでしょうか?楽しみにしています。
「一度だけのスキャンダル」以前のシングルジャケットはこちらをクリックして下さい。