椿姫   あべ静江
   ちあき哲也/川口真/川口真
C/W さよならの交差点
   竜真知子/川口真/川口真
     CBSソニー 06SH407

確かソニー移籍第一弾。つーかキャニオン時代に築き上げたステキなおねーさま路線を完全に棄て、年齢も考えずにディスコクイーンに。このイメチェンはナンだったのでしょうか?これ以上滾る欲望を隠し通せないと悟ったのかも。確かにこのジャケ写の金ラメのアイシャドウ・静脈血色のルージュで不敵に頬笑む彼女は猫ぐらい壁にぶつけそうな勢いですネ。曲の方も♪あたし椿姫 夜の艶花嘆き姫〜と倒錯気味。「ぁあたしぃぃ〜」の発音の仕方が彼女の疼き具合を物語ってます。次作「ヘイ!セニョリータ」も、「いい娘に逢ったらドキッ」「おじさんルンバ」と共に3大変態おやじウィスパーソングとして名を残す名曲。
恋のリズム ボックス     江口有子
   岡田冨美子/佐瀬寿一/船山基紀
C/W とってもいい男
   岡田冨美子/佐瀬寿一/船山基紀
     NAV N−12

「お茶の水あたり」がデビュー曲。次の「ふたりの場合」まではちょっと変わったアイドルくらいの路線でしたが、前作から一年近く開けてリリースされたこの曲は高品質なディスコ歌謡になっております。さすが佐瀬寿一先生、期待は裏切りません。彼女の歌い方も今までと全く変わっており、鼻声でしゃくりあげるというか、松本伊代が百戦錬磨のあばずれになったみたいな歌い方。これは聴き応えあります。B面の歌謡曲具合もピッタリです。実は彼女の現役時代は知らないのですが、これだけの名曲が売れないんだもんねぇ(当たり前か)。NAVももう少しプッシュしてあげればよかったのにね。
Gypsy Queen     SHIHO
   売野雅勇/林哲司/林哲司
C/W LOOK OUT FOR ME
   青木久美子/林哲司/林哲司
     コロムビア AH−989

Tバックをウリに一時期中途半端に活躍していたSHIHOのデビュー曲。デビュー直前、当時私が勤めていた職種のヘンなキャラクターになってて、会社にもポスターとか貼ってましたね。その頃は本名の坂本志穂で出るハズだったと思うのですが…。売野サンの歌詞はセックス三昧の遊び人を充分に露呈する主人公をいつもの如く描いているのですが、林哲司の曲は…頑張ってるのは認めますが、ゴージャスに魅せようとして逆にチンケに納まった感じ。但し本人の素質を考えるとこれくらいが妥当ではあります。シングルはその後も結構出てるんですが後の露出具合を考えればどんな手段を使ったかは想像できます。
可愛さはちょっぴりセクシー     恵レイシー
   埜村悦/松原曽平/松原曽平
C/W 三杯の珈琲
   夏山登/松原曽平/松原曽平
     ビクター SV−6183

私、この人の苗字が分かりません。ケイレイシーなのかメグミレイシーなのか?それも謎なんですがこのジャケットの方がもっと謎。つーかこんな写真どうやったらジャケットとして使おうという気になれるんでしょうか?変身術をマスターしてないのに人間に変身してしまった牝狐というか、妖怪人間ベムに出てきた人を喰う妖怪か…。しかも極端に画像が粗いのも何か魂胆があるのか…ちなみに別ジャケットもあり、そちらはまだうまく変身した牝狐くらいに収まってるのですが。この顔でちょっぴりセクシーとか云われてもねぇ。歌い方もちっともセクシーではないし、きっとこの写真に何かあるんだと思ってます。ヘンなサブリミナル効果だったらヤだなぁ。焦点合わせずに見ると別のものが見えてくるとか(笑、でも怖い)。
ペパーミント モンスーン     夏井圭子
   三浦徳子/若草恵/若草恵
C/W セピアの夏
   三浦徳子/若草恵/若草恵
     ポリドール 7DX1248

83年デビュー。その年の水泳大会に歌手として登場してましたが、例の如く競技シーンの左上で丸く囲まれた中で歌っておりました。しかも1コーラスが長い為、途中で歌もブチ切られてしまうという…それでも出られただけマシでしょう。グラビアでワイルドなハダカも披露されてます。それだけが売りでしょうから曲もそんな感じかと思ったら割と穏やかなスローを張り切って歌い上げております。しかもうまい方ではなくてオバサンコーラス的なもの。デビューできただけでも幸せ者ネ。まさかのセカンド「そよ風にくちづけ」ではさらにオバサン度アップでした。でもどちらも結構スキだったりして。
喪失―MY ANOTHER BIRTHDAY―     麻野星子
   岡田冨美子/森田公一/西崎進
C/W 春、ふたり
   こずえ研/倉光薫/西崎進
     ミノルフォン KA−1215

80年デビュー。聖子とかとあんまり歳変わんないんだけど(当時18歳)、いくらこのルックスだからっていきなり「喪失」はないんじゃないの。つーかどうみても愛染恭子ばりの処女膜再生・再喪失みたいな雰囲気、というか何千回目でもこの曲歌うわよみたいな強者顔という感じがします。岡田冨美子サンもエラい題材を取り上げたなぁ。やっぱこの曲のイベントって公開…(以下削除)。

猛 女 J

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