|
べじたぶる 高見恭子 島武実/南志亜恋/国吉良一 Ｃ/Ｗ 夢にあなた 眞太朗/国吉良一/国吉良一 ポリスター ７Ｐ−８１ 今や奥様番組には不可欠なタレント。この人とかＲＩＫＡＣＯとか、ママ世代にアピールするいいオンナ路線の方の鼻につき加減は却って見事。ドロ水啜ってきた感が残るＲＩＫＡＣＯさんも好印象ですが、親の七光りなんて関係ないワ風の新人類（死語）ぶりでここまで生き延びる彼女には頭が下がる思いです。この曲はおそらく唯一のシングルで同時期にアルバムもリリース、当時が彼女のスタートダッシュのピークだったかは定かではありませんが、ジャケの傲慢さもさることながら、歌い方は更にアレです。きっと“アタシって新しい”とほくそえんでるハズ。さすが計算ずくだわ、素敵！ |
|
炎のくちづけ 風見りつ子 近田春夫/近田春夫/近田春夫 Ｃ/Ｗ ＴＯＯ ＹＯＵＮＧの想い出 近田春夫/近田春夫/近田春夫 コロムビア ＡＨ−５６９ こんな処で紹介していいのかどうか悩みましたが、後にタレントみたいな事していたのでまぁいいでしょ。恐らく近田春夫氏のおもわくが如実に反映された退廃的な楽曲、初めて聴いた時鳥肌立ってしまいました。普通に上手い風見さんの歌唱によってぎりぎり歌謡曲に留まっているのも計算なのでしょうか。こういう曲こそアイドル番組で違和感を覚えられながらも歌われるべき歌謡曲でしょう。Ｂ面もゆらぎっぱなしです。彼女はその後風見りつ子と改名、東芝でも２？枚シングルをリリースしてます。 |
 |
京都の恋 村越裕子 林春生/ザ・ベンチャーズ/矢野誠 Ｃ/Ｗ セクシーズン 竹花いち子/矢野誠/矢野誠 テイチクコンチネンタル ＣＥ−５１３ 個人的には好きな方だったので最初は「なんでこんな気のふれた女郎のようなジャケ衣裳なんだよ！」と思ったものですが針を落としてビックリ、ジャケに劣らない意味不明なニューウェーブ（ぷぷぷ）お色気歌謡に。矢野誠さん、よくこんな仕事引き受けましたね（笑）。しかもＢ面がかなり名曲！愛とは貪るもの、というコンセプトに基づきカニバリズムすらチラチラと見え隠れさせる詩・曲・アレンジの妙を堪能してしまいました。村越さんはあのアイドル復活ドラマ『ポニーテイルは振り向かない』にも出演（端役ですが）、かとうゆかりに負けず新曲出してほしかったな。 |
|
召されるまでは 園田みゆき 志賀大介/中川弘/神保正明 Ｃ/Ｗ 今夜もごろねだよ 星野哲郎/叶弦大/清水路雄 クラウン ＣＷＡ−１２３ ナイスジャケ！不覚にも今いくよさんかと思ってしまいました。微妙に写ったローズピンクのスリップドレスといい白い布のスカラー波予防効果といいとてもド演歌のジャケットとは思えない美しさ（笑・どうかしてるわ）。しかもタイトルが“召される”ってアンタ…これって「あぁん、ダメェ、召されるぅん、召されちゃうぅぅン」ってカンジかしらぁと思いましたが当然ながら違いました（当り前）。園田さんのハスキーヴォイスが余裕を感じさせる奥の深そうな普通の演歌です。でも歌詞を読んでもなぜ「召される」なのかは解らず、この不可解さがますます魅力的です。 |
 |
インパクト 岡谷章子 岩里祐穂/クニ河内/クニ河内 Ｃ/Ｗ Ｂｅ パッショネート 保科幸雄/クニ河内/クニ河内 ビクター ＫＶ−３０７９ 『笑う標的』というアニメビデオの主題歌。この人も所謂アイドルさんですが歌唱力は上位レベルだったと思います。だからといってこんな恐ろしい曲ではお子様は寄り付かないのでは…Ａ面はちょいとストーカー入ってるし、Ｂ面のまるで青い森を薄笑い浮かべながら徘徊するような歌唱は夜一人で聴いたらおしっこ行けなくなりそう（ウソ）。デビュー曲からスタッフにいいようにされて可哀想に…と思ってましたが程なくして出演したドラマ（確か『ハングマン』）ではデビューしたてにも関らず泥役を演じてたので実は結構おスキだったのかしら？ |
|
白い吐息でモナムール 夏生三暎 原真弓/大谷明裕/川口真 Ｃ/Ｗ 浮気なＲＯＵＴＥ六本木 原真弓/大谷明裕/川口真 ビクター ＳＶ−９１９１ もうこのジャケだけでどんな白濁した臭いがするかわかるでしょう、そう、アナタの直感は正解です。素肌にシルクみたいなポリエステルサテンを纏い、スパークリングホワイトグレープジュース片手に「あぁぁぁ、アタシって何っていいオンナなのかしら…これって…罪…？」なんてメディテーションされてそうな濃厚なアンニュイ加減がためいき型ヴォイスに如実に反映されむせ返る程。曲は勿論ボサノヴァ歌謡、多少音程が合ってなくても気分なのぉン気分が大事。だからってこの、首から下の色と全く違う、白さを追求しすぎたメイクは…いや、これこそいいオンナの象徴のハズ。 |